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【社員紹介インタビューNo.1】直感から始まったVTuber事業への挑戦。ClaN Entertainment社長として描く未来とは。

【プロフィール】
大井 基行/Motoyuki Oi
ClaN Entertainment代表取締役

慶應義塾大学卒。27歳。2017年に日本テレビ放送網株式会社に入社。2018年に社内ベンチャーとしてVTuber事業「V-Clan」を立ち上げ、責任者として事業運営を行う他、「プロジェクトV」など多数の番組やイベントのプロデューサーも務める。2022年4月に日本テレビHDの新会社としてClaN Entertainment社を設立し、代表取締役に就任予定。

【インタビュー】
ー魅せられた業界で、更なる事業成長を目指すー

まずはじめに、日本テレビでVTuber事業を立ち上げた理由と、今回ClaN Entertainmentとしてスピンオフした理由は何だったのでしょうか?

事業をはじめた理由としては、実は直感的なものが大きかったです。
日本テレビの入社前から新規事業を立ち上げたいとずっと思っていましたが、VTuberのことは入社後に知りました。
初めて見たVTuberの動画がキズナアイの体力測定(キズナアイが全身を使って動き回る企画)だったのですが、その時の衝撃は忘れられないですね。「こんな革新的なエンターテイメントが世の中に生まれたんだ」と思いました。それからVTuberのことを調べれば調べるほどその魅力の虜になっていって、直感的に”このジャンルに賭けてみたい”と思い、その後社内選考を経て”日本テレビ内でVTuber事業を立ち上げました。

また今回、なぜ分社化したかというと、ここ数年で事業が急成長している中で、事業を大型化させるためにはよりスピード感を持って資本を投下できるようにしたいということ。そして組織面でも、様々なバックグラウンドを持った人達が集まって、この事業に最適なチームを作れるようにしたいという理由から、社内事業として続けるよりも会社として独立させるのが一番良い形なのではないかと思い、今回スピンオフに至りました。

会社を大型化する、という目標の理由はどこにあるのでしょうか?

多くの人に影響を与えることを実現するためには、自分自身が大きくないといけないと思うからですね。
それってお金さえ積み上がっていけばいいという様にも捉えられるんですが、決してそんなことはありません。売上が上がることは何を意味するかというと、社員ができることが大きくなる、使えるお金が大きくなって、世の中に対して色んなことを仕掛けていくことができるということなんです。それが良い事業であれば、世の中に対して良いインパクトを与え続けることができると思っています。
だからこそ、私は良い会社は大きくなっていくべきだと思っています。

ー信頼関係が全てー

ありがとうございます。
次の質問は社長としてお答えが難しいかもしれませんが…
ClaN Entertainmentでは、どんなお仕事を担当していますか?

簡単に言えば、代表取締役として会社全体の経営をする役割になります。
経営って何をするの?と聞かれると明確に答えを出すのは意外と難しいかもしれないですね(笑)
ただ私の場合は大きく2つの重要な仕事があると思っています。
一つはClaNに関わる人が進むべき道に迷わないように方向性を示すこと、そしてもう一つは社員やチームの人達が一番仕事をしやすい環境をつくることです。

それでは、お仕事する際にクライアントに対してどんなことを意識していますか?

『信頼を得ること』です。
全ての仕事は信頼によって成立しているので、信頼を得ることはチームや会社にとってとても大事なことだと思っています。小さい約束を守れない人は信頼されないですし、大きな仕事も来ないと思うので、日々の小さなことから信頼関係を築くというところが全てだと思います。

ーコロナ禍でチャンスを作った成功体験ー

続いて、これまでVTuber事業に携わってきた中で最も印象に残っている瞬間はいつですか?

普段考えることもあまりないので、こういう場で答えるには楽しい質問ですね(笑)

いま最初に思い浮かんだのは、2020年の5月、V-Clanが立ち上がる直前に「バーチャル推し電WA!!」(VTuberとファンが1対1で電話できるオンラインイベント)を開催した時です。

その時期は第一回目の緊急事態宣言が出ていて、新型コロナウイルスがどんなものなのかもまだ分からない中でエンタメ業界全体としても難しかった時期だと思います。そんな状況の中でどうしたら安全にエンタメを提供できるかということを考えて、タレントさんもリモート環境、お客さんもリモート環境、運営だけが感染対策を取りながら最小人数で集まる、といった状態でイベントを実施したんです。
世の中にも独特な緊張感がある中で、チケットはほとんど完売になって、新型コロナウイルスの感染者も一人も出さずにイベントを成功させたという経験は自分の中で思い出深いですね。

事業としてもちょうどその時期から急激に勢いがついてきていて、成長のきっかけになったイベントだったので、「バーチャル推し電WA!!」は忘れられない成功体験になっています。

ー目まぐるしく変化する業界で、日々実践を重ねる面白さー

その経験などを踏まえて、この事業の面白さについて教えてください!

事業の面白さを性質でいうと、
VTuberやインフルエンサー業界全体に共通して、”とにかく変化が速い”という点です。

日々コンテンツも変わり、テクノロジーも進化し、新しい企業も参入してきます。
もちろん栄枯盛衰で前に勢いがあった人がだんだん勢いがなくなってしまったり、反対にちょっと前まで無名だった人が急に有名になったり…そういう目まぐるしい変化が面白いですね。
変化が早い業界に身を置くことは大変ではあるのですが、逆に変化が起きる時にチャンスが生まれるので、そういう意味では事業としてのチャンスが色んな所にあるんですよ。
そのチャンスを自分で見つけて成果を出せるところが面白いところかなと思います。

ただそれは業界全体の話で…じゃあ僕らのチームで何が楽しいかっていうと、やっぱり”何でも出来るところ”かなと。
メンバーがまだ多くないからこそ、自分が考えたことが何でもできる。例えばビジネス書を読むときに、営業とかマーケティング、マネジメントなど色んな本があるじゃないですか。それを読むと、うちのチームだと次の日に実践できるんですよ。部署が分かれている会社にいる人は、限られた範囲のことしか実践できないと思いますが、このチームでは学んだことがすぐに実践できるというのは楽しい点だと思いますね。

なるほど。業界の変化はどんなところから見つけているんでしょうか?

あらゆることに共通しますが、情報が自分に自然と入ってくる仕組みを作ることを心掛けていますね。
身近なことでいうと、例えばLINEも自分が登録すればニュースが送られてくるじゃないですか。自分が得たい情報のジャンルをフォローして自分が日常的に確認するルーティーンを作っておけば、勝手に情報が入ってくる。その仕組みをいかに効率良く組み立てられるかを考えていますね。そしたら後はすごく楽になるから(笑)
あと”人とのコミュニケーション”というのも当たり前ですが重要な方法だと思います。ただ人と話すだけではなくて、情報を得ようと常にアンテナを張っていることが大事だと思っていて、どんな話をしていても「それって何でなの」と思った時はすぐに聞くようにしています。「何なぜ、どうして」と疑問に思えるかどうかで得られる情報の質が大きく変わるので、その視点はどんなに忙しくても頭の片隅に置いていますね。



ーエンターテイメントによって人生を変えたいー

では、今後の事業としての目標やご自身の野望を教えてください!

会社の代表である以上、会社としての目標と自分の目標はイコールになると思っていて…
考え方のベースとしては「世の中に対して良い変化を起こしたい」という思いはずっとありますね。

その上でこだわっているのは、”エンターテイメントという手段であること”です。世の中に対してどうインパクトを残すか・どう変化を起こすかという面では、医療だったり、食、睡眠など色んな手段があると思いますが、私の手段はエンターテインメントだと思っています。人を見て楽しいと思わせる、楽しませることで変化を起こしたいなと。
だからこそ、この社名もClaN Entertainmentと、エンターテイメントの会社であることが分かるようにしています。

また、会社として「人生を変える、エンターテイメントを」というスローガンを掲げています。これは自分が一番辛いときにエンターテイメントによって救われて、自分自身を変えることができたということが原体験になっています。このスローガンには、過去の私ようなエンタメを受け取る側だけではなくて、エンタメを生み出したり表現する側にも当てはまると思っています。VTuberやインフルエンサーの活動を支援する事業を展開しますが、彼ら/彼女らがどんどん有名になって人生を変えていくサポートを全力でしていきたいと思っています。

エンターテイメントに対するある種の恩返しというか、今度は人の人生を変えることを会社として実現したいですし、それが自分の望みでもあると思っています。
…でも人の人生を変えるって、大きな野望ですね(笑)

ありがとうございます。
大井さんが”エンターテイメント”という言葉を置き換えるなら、どんな言葉になりますか?

直訳で『人を楽しませること』。それがエンターテイメントだと思いますね。

ご飯を一緒に食べる友達を楽しませるのも、数万人の会場でライブをすることも、どちらもエンターテイメントだと思います。

ー結果を出した人が報われる組織にー

それではがらっと質問が変わりますが、どんな人に新メンバーとして入って欲しいですか?

まず会社のカルチャーとしては実力主義を掲げています。年齢や性別、国籍、学歴といったものは一切関係なく、本当にやる気があって実力がある人が上に行ける組織を作ります。ですので年功序列という考え方は全くないですね。

なのでこういったカルチャーに魅力を感じてもらえる人・自分の実力を証明したい人・もっと責任ある仕事をしたい人などに来てもらいたいですね。

会社にとって必要な人材であればどんどん起用して抜擢していきたいと思っています!

ー前例はないが積み重ねがある、そんな会社に是非ー

では、新メンバーがCLAN ENTERTAINMENTに入社するメリットは何だと思いますか?

まず、風通しは良いと思います。
新しい会社なのでこれまでの伝統がないですし、前例踏襲といっても前例がないので踏襲するものがないといった状態です。だからこそ、自分達が新しいカルチャーをつくっていく楽しさがありますし、息苦しさはないと思います。
組織としても実力主義を掲げるので、結果を出せば色んな形で報われるようにします。今の会社でくすぶっていたり、カルチャーに不満を持っていたり、もっとのびのびとできる場で働きたいと思っている方にとっては、ぴったりの会社だと思いますね。
あと…何でも出来ます!やったもん勝ち、動いたもん勝ち、そういう会社だと思ってください。

ただ、ここまでお話したことってスタートアップ企業はみんなそうだと思います。その中でClaN Entertainmentは、日本テレビのグループ会社でもあるため、他のスタートアップと比べてリソースが大きいですね。
前例はないけれど本当に0からのスタートではなくて、今までの事業としての実績や積み重ねや、日本テレビの持つ39のグループ会社との結びつきを活用していけるという点は魅力的なんじゃないかなと思います。

今まで蓄積してきたものとこれから創り出していくもの、この2つが両輪である会社は、日本でも中々ないと思いますし魅力だと思っています。

ー人生を変える、エンターテイメントをー

最後に、新メンバーを希望する方に一言お願いします!

先ほど、会社のスローガンである”人生を変える、エンターテイメントを”はエンターテインメントを表現する人と受け取る人に当てはまるという話を先ほどしましたが、もうひとつ、社員にも当てはまると思っています。
“ClaNに入って人生が変わった!”と胸を張って言える会社にしていきますので、本気で人生を変えたい人は是非応募して欲しいです!

自分の人生も変えて、人の人生もより良く変えるということを一緒に実現していきましょう!

(記事制作)
編集:関原 / ClaN Entertainment
インタビュアー:工藤 / ClaN Entertainment スタッフ
記事執筆:工藤 / ClaN Entertainment スタッフ

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