今回の「ストーリー」では、2024年11月に関西支社の立ち上げ責任者として入社した薄木にインタビューし、XAION DATAに新しい風を吹き込む彼の思いを伺いました。
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薄木 宏治/Koji Usuki
大阪大学大学院を卒業後、2014年にキーエンス東京研究所にコンサルティングエンジニアとして入社。1年間技術担当として全国の営業の技術サポート。2015年に営業力が評価され、営業部署に配属。2016年上期の営業成績1位(最優秀賞受賞)を始め、数々のハイパフォーマンス賞を受賞するなど、圧倒的な成果を上げる。2022年からは大阪北営業所で責任者を務める。営業活動と並行して部下育成や組織運営に注力し、プレーイングマネジャーとして業績向上に大きく貢献。2024年11月に関西支社の立ち上げ責任者としてXAION DATAに入社。
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まずは、これまでのご経歴についてお聞かせいただけますか?10年務めたキーエンスでのご経験からお話いただければと思います。
キーエンスには、新卒で入社し、技術営業としてスタートしました。その後、福岡営業所に営業担当として赴任し、5年間でさまざまな経験を積んできました。特に印象に残っているのはリーダー職に昇進したことですね。それまでは個人として成果を出すことが求められました。しかし、部下を持つ立場になったとき、組織としての成長を考えるようになり、チームメンバーの一人一人がどう成長し、活躍できる環境を作るかを意識するようになりました。これが私の大きな転機であり、成長のきっかけとなった瞬間でした。
その後、福岡から大阪への転勤を経て、新しい環境での営業活動や組織運営に携わりました。どこにいても常に「どうすれば自分だけでなく、チーム全体を成長させられるか」ということを考えて行動してきました。
キーエンスでのご経験が今の薄木さんの基盤を作り上げたのだと感じます。キーエンスで10年勤務されたうえに、管理職までご経験をされて辞める方が中々いらっしゃらないのではないかと考えますが、そのような経験を経て、なぜXAION DATAに転職を決意されたのでしょうか?キーエンスでのキャリアを続けることもできたと思いますが、転職に至った理由を教えてください。
はい、実は転職を考え始めたのは、キーエンスでの成長が一段落したと感じたからです。キーエンスでは非常に早い段階から責任のある仕事を任され、自己成長を感じていましたが、次第に「これ以上成長するためにはどうすればよいか?」と考えるタイミングでもありました。
それは大きな決断だったと思います。その決断の中で、XAION DATAに入社して最も魅力を感じた点は何でしょうか?
私が最も魅力を感じたのは、「ゼロから組織を作り上げる」という挑戦です。キーエンスでは、すでに確立された大規模な組織の中で成果を上げることが求められました。一方、XAION DATAでは、営業だけにとどまらず、採用、マーケティング、さらには組織運営に至るまで、幅広い分野で貢献することが期待されています。この新たな環境で、これまでにない可能性を切り拓けることに非常に魅力を感じています。
さらに、XAION DATAは独自の技術を駆使したデータベースを保有しており、この強みを活用することで、社会全体におけるセールス領域の可能性を広げられると確信しています。キーエンスでの営業手法とはまったく異なる、SNSを活用したアプローチに大きな魅力を感じました。今までも有限な営業時間をいかに効率化するかに従事してきましたが、世の中にはまだまだ未知の選択肢があるのだと感じました。私自身のこれまでの経験をさらに深め、新しい価値を創造していきたいと考えています。
大阪拠点の立ち上げメンバーとして、自分の経験を活かしながらも、新しい視点や方法で組織を作り上げていくことができるという点に非常に大きな挑戦を感じました。
キーエンス時代には、常に『プロフェッショナルとは何か』を自問自答しながら仕事をしていました。単に目標を達成するだけでなく、『どうすれば組織全体の結果を最大化できるか』を考え続けた経験が、私の基盤になっています。この姿勢は、XAION DATAの『Be a Professional』というVALUEに通じるものがあると感じています。特に、大阪拠点の立ち上げにおいては、営業の成果だけでなく、採用や組織運営を含めた総合的な成功を目指し、全ての仕事において高い基準を持って取り組みたいと考えています。
キーエンスで学んだ営業や組織作りのノウハウを、XAION DATAでさらに広げていけると思うと、ワクワクしています。
大阪拠点の立ち上げに関して、具体的にどのような役割を果たしていきたいと考えていらっしゃいますか?
営業の強化が最優先だと考えています。大阪には多くの大企業が集まっており、その中で成功するためには独自の営業戦略が不可欠です。実は、福岡営業所時代に営業成績で一位を二度獲得した経験があり、その際に学んだのは、地域に根ざした営業を展開し、個々のニーズに合わせた提案を行うことの重要性です。この経験を活かして、より効果的なアプローチを追及していきたいと考えています。
また、営業だけでなく、マーケティングや採用など、営業以外の分野にも積極的に関わっていきたいと考えています。特に採用活動においては、優秀な人材を集めて、XAION DATAの文化や価値観に共感できる仲間を増やしていきたいですね。大阪拠点の立ち上げには大きな責任が伴いますが、それだけにやりがいを感じています。
これから大阪拠点を立ち上げていく中で、どんなメンバーに加わってほしいと思いますか?
ポジティブでチャレンジ精神旺盛な方に来てほしいですね。大阪拠点は立ち上げ段階なので、まだまだ大変なことも多いと思います。その中でも、前向きに挑戦し続けられる方、困難な状況でも柔軟に考えて行動できる方を求めています。
また、営業力がある方はもちろんですが、これまでの経験を活かして新しい領域に挑戦したいという意欲を持っている方には、非常に魅力的な環境だと思います。自分のキャリアを一段階アップさせたい方にとっては、絶好のチャンスだと思います。
これから大阪拠点のメンバーとしてXAION DATAでのキャリアを歩んでいく中で、薄木さん自身が最も楽しみにしていることは何でしょうか?
一番楽しみにしているのは、大阪拠点の成長を自分の手で感じることです。拠点立ち上げというのは、事業にとっても、メンバーにとっても大きな挑戦です。しかし、その挑戦を共に乗り越えていけた時の達成感や、チームの成長を見守ることができる点は、非常に楽しみです。
あとは、大阪ブランドというか、やっぱ大阪拠点出身のメンバーは強いぞと思われるようなそういうメンバーを作っていきたいなというふうに思います。SaaSの会社ですが、関西ならではの義理人情をおもんぱかり、オフラインでの営業にも注力したいです!
最後に、薄木さんの今後のビジョンをお聞かせください。
XAION DATAの成長において、大阪拠点は非常に重要な役割を担うと考えています。大阪というエリアは、企業の集積が高く、我々のサービスを展開する上で大きな可能性を秘めています。私の目標は、営業チームを強化し、地域に根差した形でビジネスを拡大していくことです。1年後、2年後には、大阪だけでもサービスが完結できるようなチームを作り上げることを目指しています。
また、長期的には、XAION DATAの成長に貢献し、さらなる価値を提供できるように取り組んでいきます。そのために、営業活動だけでなく、組織作りや文化の醸成にも力を入れていきます。私自身も、これまでの経験を活かして、より大きなインパクトを与えられるよう努力していきます。