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「不器用だとしても一生懸命な方々を応援していく人でありたい」ーー挫折・失敗を経験した上で挑むスタートアップでの新境地!ーー

今回の「ストーリー」は2022年11月にXAIONDATAに入社しヘッドハンティング事業にて経験を積んだ上で、現在はSaaS事業のフィールドセールス一人目メンバーとして大車輪の活躍を続ける岸川哲也さん(以下、社内ニックネームのKissyと表記します)のインタビュー記事になります。

スタートアップというと自信に満ちた、成功体験だらけの人が集まっているような印象を持たれる方もいますが、決してそんなことはありません。むしろ、多くの失敗や挫折を経験した上で、だからこそスタートアップに魅力を感じ、そして活躍をしていくというケースの方が多いです。

今回のストーリーに登場するKissyも多くの失敗や挫折を経験してきた人間です。彼のストーリーを通じて、挫折や失敗を経験してきたからこそできることがあり、スタートアップだからこそ得られる経験や機会があるということについてお伝えしてまいります。

「挫折を経て、自分のコミュニケーションのあり方や人との向き合い方を変えなければならないと強く決意した」

❖これまでのキャリアについて

ーーーまずはこれまでの生い立ちについて伺っていきます。大学時代はどのような学生生活を送っていましたか?


大学生からストリートダンスを始めて、本当にのめり込んでいました。サークルでの練習や外部での公演など、注目される機会がどんどん増え、とても充実した日々でした。その一方で、学業については全然取り組まなかったので、今になって後悔しています。


ーーーダンスはこの時からずっと取り組まれているんですね!就活ではどのような企業を志望していたのですか?


親の意向もあり「とりあえず大手・とりあえず有名企業」という方針で、大手企業を中心に就職活動を行っていました。正直なところITには全く興味がなかったのですが、運良く伊藤忠テクノソリューションズ社(以下、CTC社)から内定をもらいました。ネームバリューもある会社だし、とりあえずここで良いかなという気持ちで入社を決意しました。

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岸川哲也/Kishikawa Tetsuya/Kissy

(経歴)
明治大学理工学部を卒業後、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社に入社し、大手鉄道会社や総合商社を顧客としたコーポレートセールスに従事。その後パーソルキャリア株式会社に転職しキャリアアドバイザー業務、社内異動後リードディレクターとしてサービス企画業務に従事。2022年11月にXAION DATAに参画。

趣味はダンス(大学から続いている。ダイエット代わり)と飲酒(好きだが弱い。痩せない原因のひとつ)

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ーーー新卒入社後の仕事経験について教えてください。


入社後は法人営業を担当していました。その後、名古屋に転勤になりかなりハードな環境で働いたこともありましたが、東京に戻ってからはある程度精神的・肉体的な余裕ができ、スキル磨きやキャリアについて考える機会ができました。


ーーー4年目のタイミングで二社目のパーソル社へ転職することになると思うのですが、どういった経緯や背景があったのでしょうか?


CTCは主任になるのにすら10年かかる世界で、このままこの環境でずっと働いていて大丈夫かな、という不安もありましたし、同期もすでに20人くらいが転職していたので、自分も外の機会に目を向けて見ようと思い、転職エージェントに登録してみました。

その転職活動中に出会ったエージェントの中で、とある方が本当に親身になって向き合ってくださる方で、これまでの仕事では経験することができなかった個人の介在価値についての可能性を感じました。

これまでは転職エージェントという仕事に一切興味を持ってこなかったのですが、この経験を通じて興味を持つことができ、転職エージェント、その中でも特にキャリアアドバイザー(以下、CA)という仕事に挑戦したみたいとの思いを持つようになり、結果としてご縁のあったパーソル社に転職することになりました。


ーーーそういった経緯があったのですね。素敵なお話です。パーソル社ではどんなお仕事をされていたのでしょうか?


はじめは、前職の経験を活かしつつCAとして、IT分野を担当しました。活躍が認められてチームマネジメントを担当できることになったのですが、そこで一つの挫折を経験しました。当時の私は数字至上主義という自分の考えを押し付けるコミュニケーションをとってしまっており、結果的に一部のメンバーの方と衝突してしまい、関係性に悩む日々がはじまりました。



ーーー現在の姿からは全然想像できないですね。メンバーの方と衝突するというのも今のKissyさんからはイメージできないです。


この挫折があったことで自分のコミュニケーションのあり方や人との向き合い方を変えなければならないと思うにいたり、コーチングのスクールに数ヶ月通いました。ここでの学びは今にもつながっていますし、かなり大きな経験となりました。


ーーー挫折経験から逃げずに向き合い、成長の糧としたわけですね。その後パーソルさんではどのようなお仕事をされたのでしょうか?


コロナを機に予想していなかったリモートワークが続き、自分の身の振り方を考えるきっかけが出来ました。社内異動を希望したところ、希望通りサービス企画に移ることができ、SaaSサービスの新規事業の担当を務めることになりました。チームの人数も少なかったので、セールスから開発側とのやり取りまで、ゼネラリスト的になんでも取り組んでいました。

「愛着を持つことができているプロダクトを世の中に広めていくことに寄与できているのは純粋に嬉しい」

❖XAIONDATAへの入社経緯と現在について

ーーーCA業務だけではなく、企画業務も経験できたということでかなり充実した日々を送っていらっしゃったように思うのですが、なぜ転職される決意をされたのでしょうか?


仕事の内容自体は充実していたのですが、2年くらいが経過したタイミングで過重労働が続いたこともあり、肉体的にも精神的にも悪循環が続きました。徐々に仕事にも影響が出るようになり、結果的に新規事業の担当から外されることになりました。

少し時間にゆとりができたことで、改めて「本当に自分の興味があることはなんだろうか」ということをじっくり考える機会を得ました。


ーーー相当にハードな環境だったのですね。XAIONDATAとはどのような経緯で出会うことになったのでしょうか?


考えを深めていく中で、採用プロセスの中でもいわゆる母集団形成のプロセスに課題を感じられているお客様が多かったという実体験に辿り着き、この課題を解決できるサービスに取り組みたいという思いが強くなっていきました。

また、これまで大手企業での経験が続いてきたため、より組織貢献の実感が持ちやすい環境としてスタートアップで働きたいという思いもありました。そして最後に、大きな展望を描いておりそれを実現できるだけの確かな技術力を有した会社で働きたいという軸も持っており、これら三つに当てはまるのがXAION DATAでした。

そんな中で、最後とある企業と悩んだのですが、最後は社長の人柄に惹かれて入社を決意しました。圧倒的カリスマ性で引っ張るというよりは、弱みも見せてくれたのがとても印象に残りました。



ーーーそういった経緯があったのですね。入社してからはどのようなお仕事をされているのですか?


入社してからについては、まずはヘッドハンティング事業で経験を積みました。これまではCA側の業務しか経験したことがなかったのでRAとCAの双方を対応していくのはかなりチャレンジングでした。

弊社のヘッドハンティング事業は自社プロダクトを使って進めていくので、開発側に機能要望を上げるという習慣をつけることができました。システムに業務を合わせるのではなく、理想状態を描いてそこに合わせてシステムを作っていくことができるのは弊社の魅力だと思います。

その後、組織体制の面で大きな変更があり、私はプロダクト事業のフィールドセールスを担当することになりました。


ーーー1社目でのSIerセールスの経験と、2社目でのHRサービスでの経験を踏まえてのアサインでしたね。フィールドセールスをやっていて面白いと感じていることやチャレンジングだと感じていることはいかがでしょうか?


愛着を持つことができているプロダクトを世の中に広めていくことに寄与できているのは、純粋に嬉しいです。また、社内での動き方については自由度が高く、裁量が大きいので、こちらについては大変だけど面白いという感じです。

チャレンジングだと感じていることは、改善活動にスピードが求められることや、メンバーの高い視座についていくことです。プロダクトについても、すでに世の中に受け入れられたソリューションを提供しているわけではなく、文化形成、啓発活動から進めていく必要があるものであるため、難易度はとても高いと感じています。

「なんとかしたいと足掻くその努力する姿勢そのものが気高い」

❖未来へ向けて


ーーー今後チャレンジしていきたいことはありますか?


まだまだ試行錯誤の最中で、成果を生み出すための再現性の確立には程遠い状況であるので、セールスを科学して仕組みを作りこんでいきます。

そして、対人支援の領域には引き続き関心を強く持っているので、ピープルマネジメントの能力は継続して磨き、経験を積んでいきたいと考えております。

ーーーやはり、対人支援はKissyさんにとって大切な営みなんですね。


自分が介在したことで、相手の方の表情が明るくなる瞬間に立ち会えたとき、めちゃくちゃ嬉しいですし、自分がいてよかったなと思えます。そうした瞬間にこれからももっと立ち会っていきたいです。

努力は必ずしも実るとは限りません。私の人生においてもそうでした。しかし、なんとかしたいと足掻くその努力する姿勢そのものが気高いものだと思っておりますし、不器用だとしても一生懸命な方々をこれからも応援していく人でありたいと思っております。


ーーースタートアップにはそういう努力を惜しまない人が多いのもまた魅力かもしれませんね。入社して丸5ヶ月が経ちましたが、色々見えてきたものもあるかと思いますが、当社の課題や改善点についてはいかがでしょうか?


熱量が高い人たちばかりなということもあり、議論が白熱しすぎることや、論点がどんどんばらけていって、MTGが拡散の一途を辿ることが多いので、ここは組織化していく上で改善していかなければいけません。あとは。社外への露出が弱いことですかね。奥手の人が多いのか、広報やPRといった分野はまだまだこれから・・・という状況です。


ーーーPRについては仰る通り、まだまだですよね(お力お貸しくださる方、お待ちしております!)最後に、XAIONに向いている人や、入社してほしいと思う人の人物像について教えてください!


勤勉で、忖度せずに意見が言える方はマッチしそうです。その上で、言い方をマイルドにできる方だと、なお素敵です。臨機応変に、柔軟に、迅速に動きたい方も向いています。

当社はまだまだ発展途上で、解決しなければならない課題も多く抱えていますが、日々ダイナミックに変化を遂げ、そして、間違いなく一歩ずつ、少しずつ社会に新しい価値を届けています

ぜひ少しでも興味を持ってくださる方がいたら、お気軽にご連絡をいただけますと嬉しいです!


ーーーKissyさん、本日はありがとうございました!

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