なにをやっているのか
エクスの創業者、代表取締役の抱 厚志。
生産管理システム導入本数は1800本を超えます。※写真は本社オフィスの会議室から見える風景、絶景です。
❚ 日本のものづくりを、ITの力で支える
エクスは、「ITの力で、魅力あるものづくり経営を実現し、日本の製造業を復権する」という想いを胸に、1994年の創業以来、社員一丸となって挑戦を続けている会社です。
主力サービスは、
①「Factory-ONE 電脳工場シリーズ」:生産管理システムの開発と導入支援
②「EXtelligence EDIFAS」:発注・納期回答・出荷といったあらゆる企業間取引を電子化できるクラウド型のEDIサービス
③「EXfeel」:製造業が効率よくDXを実現するためのサービスライブラリ提供
生産管理システム導入本数は1800本を超え、中堅・中小製造業向けの生産管理システム業界のリーディングカンパニーとして業界を牽引してきました。
❚ 生産管理システムとは?
「生産管理」という言葉。
聞き慣れない方も多いかもしれません。
生産管理システムとは、製造業が製品を生産して販売するまでの一連の業務を一括管理するシステムのこと。
製造の現場では、一つの製品が多くの工程を経て作られていることが一般的ですが、複雑な工程の整理や可視化は難しく、無駄が生じてしまうことが多々あります。
生産計画が甘く、残業が常態化していたり、在庫管理が不十分で不良在庫が増えていたり、納期までに余計な時間がかかっていたり…。
そんな中、生産管理システムの導入により、計画・生産・販売・在庫・原価計算・品質などの一連の管理業務を可視化、整理し、統合的に管理することで、現場の業務負担を軽減し、経費を削減し、売上利益を向上させることが可能になります。
❚ エクスのサービスは、他社と何が違うのか?
世の中には当社のように、製造業向けの生産管理システムやサービスを開発・販売する会社が数多く存在します。
では、エクスは他社と何がどう違うのか。
自分達で言うのも何ですが…「製造業の魅力的なものづくり経営の実現」を本気でめざす思いの強さが、
①製造現場で使いやすいシステム設計
②業務改善を通じて結果を出すプロフェッショナル魂
③中堅中小企業でも導入しやすい価格設定
といった点に表れていると自負しています。
当社のゴールは、自社のサービスをお客様に導入してもらうことではなく、その先の「製造業の魅力的なものづくり経営」と「持続可能なものづくり」の実現にあります。
言うなれば、システムやサービスの導入をきっかけに、「業務改善」に踏み込んでからが本当のスタート。
そのために、製造業の現場が使いやすいシステムを開発し、業務改善の豊富なノウハウを持つプロフェッショナルな社員が、確実に結果を出していただけるよう伴走する。
全社員が一丸となり、目の前の製造業のお客様にしっかりと向き合い、泥臭く、諦めず、仕事を全うする。
この姿勢こそが当社の強みであり、お客様に大きく評価して頂いている点です。
❚ 中堅中小企業の支援は、「泥臭く」「諦めず」
当社には「他社の生産管理システムを導入したが、現場でうまく使いこなせない」といった、中堅中小製造業からの相談が多く寄せられます。
そもそも中堅中小製造業は、経営者や社員さんの年齢層が高く、デジタル用語が通じなかったり、現在も紙ベースの仕事がメインで、パソコンがうまく使いこなせないというところも多々あります。
にも関わらず、専門的なIT用語で機能を説明したところで、お客様に理解してもらうことは難しい。
ですから当社では、ITに詳しくないお客様でも理解しやすいよう丁寧な説明を行ったり、トラブルが起きた際にはお客様自身で対処できるシステム設計を心掛けるなど、様々な工夫を行っています。
こうしたサポートにより、
・原価計算で利益の可視化が可能になった
・工場内が見やすく整理され、綺麗になった
・社員の残業が減少した
・取引先との交渉力が向上した
といった成果に繋がり、お客様に長期間ご愛用いただいています。
結果が出るまで、現場主義を徹底し、お客様と一緒になって取り組む姿勢。
これこそが、私たちの誇りです。
なぜやるのか
日本の製造業の課題をITの力で解決するべく、社員一丸となってサービスを提供する。このチームワークと結束も、エクスの強みです。
ITと聞くと、華やかな世界に思えますが、実際は泥臭いことも多いです。それでも、社員で力を合わせて、楽しく目の前の仕事に向き合っています。
「ITの力で、魅力あるものづくり経営を実現し、日本の製造業を復権する」
これは、創業以来30年間、決して変わらぬ私達の思いです。
❚ 社長の抱 厚志、創業の精神
創業者であり代表の抱 厚志(かかえ あつし)は、大学時代から起業するなど、スタートアップマインドを持った学生でした。
「これからはITの時代だ」と考え、大学卒業後はITスキルを身につけるべく大手Sier(システム開発会社)に就職。
システムエンジニアや営業を経験した後、製造業向けの生産管理システムの部署に携わっていました。
ところが1991年、バブル崩壊。
日本の製造業は急速に国際競争力を失い、工場の拠点は海外に流出。製造業は3K(きつい、汚い、危険)と敬遠され、優秀な人材が集まらず、衰退していく製造業の様子を目の当たりにしました。
このままでは、日本の製造業が終わってしまう…!
資源もなく、国土も狭く、金融大国でも物流大国でもない日本が、明治維新以降これほどまでに発展してきたのは、間違いなく製造業の力があったから。
もう一度、日本の国力の根幹にものづくりを据えなければ…!
ただ当時、生産管理システムは高価で運用が煩雑、人や資金に余裕のある大手製造業だけが導入できるものでした。
「中堅中小企業でも利用しやすい手頃な価格で、現場が使いやすいシステムを開発し、日本の製造業を再び輝かせることをめざそう!」
この想いが、エクス創業の原点となりました。
私たちは、ITの力で中堅中小製造業の課題を解決し、魅力的なものづくり経営を復活させ、日本の製造業を、若者が働きたいと思える、クリーンで先進的な業界にしたい。
そのために、製造業の経営者と膝を突き合わせて話し合い、変革のためにリーダーシップを発揮し、時に現場の裏方となり、製造業のお客様に長きに渡り伴走するのが、私達の役割だと思っています。
❚ 印象深いエピソード
創業以来、社員の間でも特に印象に残っているエピソードをご紹介します。
それは、非常に困難な案件でした。
内容は「複数の会社が合併した後に使用するシステムの開発」。
こうしたシステムは、合併後の仮想のー社を想定して開発することが一般的ですが、「仮説をもとに開発するため、導入後は現実との乖離が発生し、トラブルの元となる」というので、手を出さないのが業界の常識。
大きなリスク案件と思われたので、先方には何度もお断りの連絡を入れさせて頂いたものの、「他でも断られた。エクスさんだけが頼りだ。何とかお願いしたい」と懇願され、引き受けることに。
ところが案の定、合併後は大きなトラブルが次々発生し、その対応に社員は毎日付きっきりで対応する徹夜の日々が約6ヶ月間続きました。
毎日のように頻発するトラブル。
出口の全く見えない長くて暗いトンネル。
次第に疲弊していく社員達…。
何度も諦めそうになりながらも、「明けない夜はない。私たちは逃げない。最後まで諦めずに頑張ろう!」とチームで励まし合い、尽力すること数ヶ月。
ようやく、全ての問題が解決し、システムが正常に稼働するところまでこぎつけました。
お客様からは「最後まで逃げずに戦ってくれたエクスさんには感謝してもしきれない。エクスさんでなければ、成し遂げられなかった」と大変喜んで頂き、今でも良好な関係を築いています。
エクスの社員は、絶対に逃げない、諦めない。
なぜなら「ITの力で、魅力あるものづくり経営を実現し、日本の製造業を復権する」というミッションに本気で挑んでいるからです。
私たちは、ものづくりを国力の根幹に据え、日本を再び国際競争力のある強い国にするために、挑戦を続けます。
どうやっているのか
英会話やウィンタースポーツ、ボードゲーム、珈琲、文藝、軽音楽など、幅広い同好会が活動しており、社員間の交流も活発です。
多国籍なメンバーが集まっているエクス。社内には中国、ベトナム、フィリピン、アゼルバイジャン、ブラジルといった国籍の社員もいます。
❚ 専門性を持ったメンバーがチームで担当
当社では、一人のシステムエンジニアがお客様を担当するのではなく、それぞれのプロセスに専門性を持った社員が、チームでお客様を担当しています。
例えば「インサイドセールス」は、興味を持たれたお客様に対して、オンラインで製品やサービスのデモンストレーションを行い、
「フィールドセールス」と呼ばれる営業部隊が、実際の商談を行い、「システムエンジニア」は、システム開発や導入支援を、「カスタマーサクセス」はお客様が成果を出し続けられるよう、継続的なフォローを行う、といったチーム編成です。
プロセス別のサポート体制を取る理由は「品質の標準化」と「視点の多角化」により、お客様に高いクオリティの商品やサービスを提供するため。
以前は、一人のシステムエンジニアが1社を担当するやり方でしたが、仕事が属人化し「担当者がいなければ、対応できない」状況が生じることもありました。
また、一人の視点では視野が偏るため、お客様の状況や課題を客観的に把握することが難しくなるといった課題もありました。
そこで、数年前より体制を変え、チームで取り組み協働することで、お客様に最適なサービスを提供する体制を醸成しています。
❚ エクスの風土・社風
①温かいファミリー感
当社は、家族のような温かいつながりを大切にする職場です。トップが重要な意思決定を行いながらも、現場が自分の裁量で自由に判断できる環境がある会社。
さらに、英会話やウィンタースポーツ、ボードゲーム、珈琲、文藝、軽音楽など、幅広い同好会が活動しており、社員間の交流も活発に行われています。
②成長応援企業
当社では、学びを通じた成長を大切にしています。組織の成功には、社員一人ひとりの成長が必要不可欠。そのため、教育やキャリアプランに力を入れ、互いに知識を共有できる環境を整えています。
また「新たな改善案や、問題提起もウェルカム!」な風土も、当社の特徴の一つです。
③多彩な国籍と才能が輝く職場
背景が異なる人材が集うことで、新たなアイデアや視点が生まれ、組織全体の成長が促進されることを大切にしています。
社内には中国、ベトナム、フィリピン、アゼルバイジャン、ブラジルといった国籍の社員もおり、今後も、積極的な採用を行う予定。また、男女問わず、役職、チャンスを掴める風土づくりにも力をいれ、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)への重要な取り組みのひとつとしています。
④働き方の柔軟性
当社では、コロナ禍の前から、リモートワークやITツールの活用を推奨していました。現在も、社長を始め全社員が、週3日まではリモートワーク可、週2日は出社、という形で、柔軟に働いています。
⑤社会に貢献し、社会と共に成長
収益を上げることはもちろんですが、社会への貢献も大切。当社では、社会的責任を大切にし、社員の一人ひとりが自分の考える社会貢献への取り組みを行います。
人や企業は、社会と繋がり、多くのお客様に支持されてこそ長く成長していける、社会やお客様に活かして頂くことが重要です。
ですから当社では、システム開発においても、SDGsや環境に配慮した製品を意識したり、動物愛護活動への支援といったさまざまな社会貢献活動に取り組んでいます。
❚ エクスに向いている人は?
当社で大切にしている「S・P・E・E・E・D」。
この考えに共感してくださる方は、きっとエクスに向いています。
Sは「Study(学ぶ)」で、学び続ける人。
Pは「Practice(実践する)」で、すぐに行動に移せる勇気のある人。
Eは「Evolution(進化する)」と「Enjoy(楽しむ)」で、日々進化し、自らの成長を楽しめる人。
3つあるEのもう一つは、「Empathy」で互いを理解・共感し思いやる人。
最後のDは「Dream(夢を持つ)」。夢を持ち、追い続けることができる人。
これらをめざし、スピード感を持って活動できる人が「エクスという場を活かして、輝ける人」だと思います。
❚ エクスに向いていない人は?
当社で働くには「2つのジリツ(自立・自律)心」と「プロ意識」が不可欠。もちろん、社員全員が完璧に体現できているわけではありませんが、少なくとも依存心の強い人や、自己管理ができない人にとって、エクスは厳しい環境かもしれません。
❚ 最後に
私たちは、社員が常にチャレンジングな心を持ち、失敗から学び、成功への道を切り拓く会社をめざしています。
「成長」は「変化」の連続であり、その変化の起点となるものが「勇気」。
エクスでは、チャレンジを恐れず、失敗を称賛する文化を築き上げたい。社員には、自分に誇りと勇気を持ち、後悔のない人生を送ってほしいと願っています。