スイッチサイエンスの採用広報担当の平山です!
スイッチサイエンスは、メイン事業であるECサイトを自社で開発しており、連携する社内システムも自前で構築することで、受注や在庫、経理の情報を一元管理しています。このシステム開発の一翼を担う鈴木健さんに、具体的にどのような業務があるのか、そしてエンジニアとして醍醐味を感じる点についてお話を聞いてみました!
鈴木 健
1970年、静岡県生まれ。異業種に勤めながら、独学でプログラミングを学び、システムエンジニアとしてのキャリアをスタート。2010年にアルバイトとしてスイッチサイエンスに入社し、中核事業であるECサイトの開発を担当。お客様の顔が見える環境で、お客様のニーズを正確に理解し価値を提供できることに魅力を感じ正社員になることを決意。現在は数万人のアクティブユーザーを抱えるまでになったECシステムの開発に引き続き取り組み中。
ースイッチサイエンスに入社したきっかけは?
当時フリーランスのプログラマーとしてウェブ関連の開発を手掛けたり、友人とシステム開発を受託する会社を設立するなど、様々な経験を積んでいました。そんな折、偶然にもスイッチサイエンスのアルバイト募集を目にし、応募したんです。
私は以前からものづくりが好きで、特に「フィジカルコンピューティング」という手法に興味を持っていました。スイッチサイエンスの商品もたくさん購入していて、スイッチサイエンスのファンだったことも理由のひとつですね。そしてアルバイトとして採用され、商品の梱包や出荷の仕事に携わっていたところ、スタッフの方から「システム開発のスキルがあるなら正社員として働いてみたら?」と声をかけられ、正社員としての入社を決意したのです。2011年のことでした。
通販ショップで販売する何千種類もの商品が詰まった倉庫の一部
ースイッチサイエンスでは具体的にどんな仕事をされているんですか?
私が担当する業務は、主にお客様向けのウェブショップのシステム構築と、ウェブショップに連携している社内業務用システムの開発です。後者については、受注・出荷管理や経理、業務効率化に関するシステムですね。入社当初は、従業員のアカウント管理や、ウェブショップの使い方に関する文章の執筆など、プログラミング以外の細かな仕事もこなしていましたが、今ではエンジニアとしての仕事にわりと集中できるようになりました。
私がスイッチサイエンスに入社した理由は、自分が開発したシステムがどのように使われるかや、お客様にとってより良いショッピング体験を提供するためには何が必要かといったことを考えるのに興味があったからです。エンジニアの視点から、ウェブショップの業績を伸ばしたいと考えています。そのため、新しいシステムを開発するよりも、既存のシステムの改修や機能追加を検討することが多いです。常にお客様や社内の同僚のことを考慮して、使いやすさを重視したいと思っていますが、やりたいことがたくさんあるため、一つ一つにきちんと取り組めていないことが現在の課題です。
ー仕事のやりがいについて教えてください。
以前の仕事は、業務委託でエンドユーザーと直接関わることがなく、広告代理店などの様々な中間業者を介してシステム開発を行っていました。そのため、要らない機能を追加したり、過剰に安全性にこだわったりすることもありました。お客様の本当の声を聞くことができなかったのが残念でした。
しかしスイッチサイエンスでは、お客様とダイレクトに接する機会が多く、お客様が必要としている機能や便利な機能を提供することができます。無駄を省き、お客様が求めているものを作ることがやりがいになっています。社内のシステム開発も同じです。システムを使っている人が実際に目の前にいるので、その人たちのニーズに合わせたシステムを作ることができます。
現在はリモートワークが主流ですが、先日会社に行った時には、出荷業務を担当するアルバイトの方と話す機会がありました。「この検索機能はこうした方がいいですよ」と具体的な意見を頂き、とても参考になりました。こうしてお客様や社内の人たちと直接話をすることができるのは、とても楽しいですね。
ー仕事をする上で特に大事にしていることがあれば教えてください。
私は「ゆっくり時間をかけて良いものを作る」という考え方よりも、まずは使えるものを作って動かしてみることが大切だと考えています。特に最初の頃は一人で何でもやっていたので、一つのことにこだわっていると先に進めませんでした。重要な部分や、比較的短時間で作れるもの、費用対効果の高いものを優先し、とにかく作って動かしてみる、ということが必要だったのです。
ただこのやり方だけでは、後々「困る」という状況に陥ることもあります。チームでシステム開発を行う場合は、まず必要そうなものを作って動かす人と、できあがったものを改善して安定したシステムにする人、両方が必要だと感じます。つまり、車に必要な両輪のように、どちらかが欠けてはうまく進まないのです。私は偶然にも前者の人間でしたが、チームには後者の人たちもいてくれたおかげで今までやってこれたと思います。これは仕事のやり方だけでなく性格に関係する部分もあると思います。即行動するタイプと、じっくり考えてから行動するタイプがいますが、両方のタイプがいることで、より効率的なチームが成り立つのではないでしょうか。
ースイッチサイエンスの働く環境っていかがですか?
ECシステムチームという立場から考えると、労働環境はかなり恵まれていると思います。まず、出社は必須ではありません。コロナ禍以前からそうでしたが、今はほぼ完全なリモートワークが可能で、個人的に非常に助かっています。もちろん、オフィスにいることでスタッフやアルバイトの方から仕事のヒントを得ることができますが、常にオフィスにいる必要はありません。システム開発の仕事は論理的な世界であり、方針さえはっきりしていれば、リモートワークでも十分進捗を出せると思います。
ただし、チームのコミュニケーションには注意を払っています。チームメンバーとは主にSlackを使って報告や相談をしていますが、文字でのコミュニケーションならではの問題ってありますよね。例えば、「今の言い方はきつかったかな?」とか「うまく伝わっていないかも?」とか、不安になることがあります。そういう時は週1で実施しているオンラインミーティングで、お互いに直接話し合うことで解決を図るようにしています。
自分自身で仕事の優先順位を決められる裁量権があることも、非常にありがたいです。お金がかかる部分や他部門に関わることを除けば、自分で判断して仕事を進めることができます。もちろん、後日オンラインミーティングで報告することは大切ですが、自分で仕事を進めることができるというのは自信に繋がります。
ー今後、挑戦してみたいことってありますか?
ChatGPTを使ってお客様が欲しいものを探せるシステムが作れたら面白いかなと思っています。お客様が作りたいものに対して「こうやったら作れるんですよ」って教えてくれるようなもの。AI技術の導入によって、お客様に提供されるサービスは大きく変化する可能性があります。その可能性を探求することは、私にとって非常に魅力的です。
システム開発は、単にプログラムを書くことだけではなく、最終的な成果物がお客様にどのような価値を提供できるかを考えることが本質的な部分だと考えています。その意味でもChatGPTを利用した新しいサービスには興味がありますね。
ー最後になりますが、これから入社を目指す方へメッセージをお願いします。
スイッチサイエンスは、まだまだこれから成長していく会社です。社員同士の距離が近く、システムに関する疑問や要望があれば、直接聞ける環境があります。そのため、自分が開発したシステムが誰かの役に立っている姿を目の当たりにすることもできます。小さい規模だからこそできることがあると思います。そんなアットホームな雰囲気に魅力を感じる方は、是非スイッチサイエンスで一緒に働いてみて欲しいですね。
スイッチサイエンスでは、自社のECサイト開発を担ってくれるシステムエンジニアを募集しています。ユーザーファーストの価値あるECサイトを共につくりましょう!弊社に興味を持ってくださる方、お気軽にエントリーしてください。お待ちしています!
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