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政策提言から実装まで一気通貫で携わる。NTTデータでしか味わえない公共・社会基盤分野の魅力

NTTデータは、お客様とともに世の中のあるべき姿を構想し、事業変革の実現を支援する共創パートナーとして、これまで数々のシステムを構築してきました。なかでも大規模かつ社会的影響力が大きい公共・社会基盤分野におけるシステム開発は、NTTデータがもっとも得意とする開発領域のひとつです。

いま、公共・社会基盤分野ではアプリケーションエンジニアの採用を加速させており、SIerやパッケージベンダー、自社サービスやシステムの内製化などで開発経験を積んだ方、もしくはユーザー側の立場で開発や業務経験を積んだ方が続々と参画しています。なぜ彼らはNTTデータに集まるのでしょうか。公共・社会基盤事業推進部で企画部長を務める吉荒靖高がNTTデータ公共・社会基盤分野の魅力をお話しします。

<肩書き・氏名>
NTTデータ
公共・社会基盤事業推進部
企画部長 吉荒靖高

<略歴>
2001年入社。通信系事業者の業務システムやモバイル放送事業者向けの動画配信システム、電力事業者向けのスマートメーター運用管理システムなどの企画開発に携わる。2018年、東京電力パワーグリッド株式会社など電力会社3社とNTTデータが出資するグリッドデータバンク・ラボ有限責任事業組合(22年4月に株式会社GDBLとして事業会社化)を経て22年から現職。企画部長として経営企画のほか人事、採用の責任を負う。

公共・社会基盤領域で携わる大規模かつ多様なプロジェクト

——公共・社会基盤分野にはどのような業界が含まれますか?

NTTデータは、官民連携を含む「官公庁・地方自治体」、「医療・ヘルスケア業界」、「テレコム業界」、電力やガス、水道事業を提供する「ユーティリティ業界」を対象に、さまざまな用途のシステムを提供しています。

公共・社会基盤分野における主なプロジェクト事例
■官公庁・地方自治体
マイナポータル(ぴったりサービス)、スマートシティ(SocietyOS®)、学校ICT、デジタル防災プラットフォーム「D-Resilio®」、ドローン運航管理(airpalette® UTM)、航空路管制処理システム(TEPS)、地方税ポータルシステム

■テレコム
モバイル業界・インターネット業界向けAI・5G関連ビジネス

■医療・ヘルスケア
健康管理クラウドサービス(Health Data Bank)、遠隔診療支援(Tele-ICU)、電子処方箋管理システム

■ユーティリティ
スマートメーターシステム、グリーンビジネス

——現在どのようなニーズが増えているのでしょうか?

ここ数年とくに顕著なのは、単に必要な機能を備えているだけではなかなかご満足いただけなくなっていることでしょう。つまり、公共・社会基盤分野のシステムにも普段皆さんがお使いのECサービスやソーシャルネットワークサービス並の使い勝手のよさ、ユーザビリティが求められているわけです。ただ、クラウド化が進むことでユーザビリティが高まる一方、エンドユーザー個人がセキュリティを意識するタイミングは減っており、サービス側での高度なセキュリティ対策がより一層求められるようになっています。公共・社会基盤分野においてもDXの推進は大命題です。あらゆる企業や団体に対しサービスを届けてきたわれわれのノウハウや技術力、提案力に期待が集まっています。

——NTTデータの強みを教えてください。

さまざまな業界にさまざまなシステムを提供しており、グローバル案件にかかわる機会も少なくありません。これだけ豊富なケイパビリティを備え、大規模なシステム開発に対応できる組織はそう多くないはずです。とりわけ官公庁や地方自治体、行政を支えるシステムの構築においては、その前段にあたる政策提言から社会実装、運用支援まで一貫したサービスをお届けできるのが強みといえるでしょう。

——公共・社会基盤分野は、他の分野と際立った違いがあるのでしょうか?

基本的に大きな違いはないと思っています。私たちが向き合うのは社会的な影響が大きなシステムであり、止まることが許されないシステムです。「完璧でなくてもまず動くものをリリースする」といった、スタートアップ的な開発文化とは相容れないシステムもある一方で、アジャイル開発を取り入れ、検証と改善のサイクルを高速に回しながら開発を進めるプロジェクトも少なくありません。お客様の強い期待に応えるためじっくり腰を落ち着けて課題と向き合いたい方、変化を許容しスピーディーな開発を志向する方、どちらか一方ではなく、どちらにも活躍の場があるのは公共・社会基盤分野の特徴であり、面白さであるといえるかもしれません。

求められているのは社会課題を解決する「Social Designer」

——今回募集する「アプリケーションエンジニア」について教えてください。どのような役割を担う職種なのですか?

NTTデータにおけるアプリケーションエンジニアは、複数の機能を併せ持った職種です。たとえば、未知の課題を可視化し解決策を提案するITコンサルタント、その解決策をシステム要件にまとめ設計に落とすシステムエンジニア、開発プロジェクトを円滑にマネジメントするプロジェクトマネジャーやプロジェクトリーダー、開発者として実装に携わるエンジニアなど、複数の要素を内包しているからです。大小さまざまなプロジェクトがあり、その時々で求められる役回りが異なるためひと言で表現するのが難しいのですが、アプリケーションエンジニアには、それぞれの得意分野を足がかりに上流からその下流の領域まで切れ目なく携わることが求められます。私たちがアプリケーションエンジニアを、より良い社会を実現する「Social Designer(ソーシャルデザイナー)」と位置づけているのは、個別の業務はプロセスに過ぎず、社会課題を解決することをゴールに据えているからにほかなりません。守備範囲の広さこそNTTデータのアプリケーションエンジニアの特徴です。

——アプリケーションエンジニアの魅力は?

単にシステム企画をまとめるだけでも開発だけでもなく、お客様の共創パートナーとして知恵を絞り、お客様に伴走しながらシステムとして社会に実装するまで一気通貫で取り組めるのが最大の魅力だと思います。しかも社会的影響が大きく、一筋縄では解決できない課題と向き合うことも少なくありません。責任の重い仕事ではありますが、それこそがまさに公共・社会基盤分野に携わる魅力だと思います。

——他の分野にはない苦労もあるのでしょうか?

システムの規模が大きくなればなるほどステークホルダーが増えるのが常です。関係者の意見を取りまとめ、妥協案ではなくベストな解決案を模索し実現するには、調整力やマネジメント力が問われます。前例のない問いに対して切れ味のいい答えを出し、それを実現する能力も必要です。お客様のご期待に応えるのは容易ではありませんが、NTTデータには業界でもトップクラスのエキスパートが多数在籍しており、海外を含む先進事例が数多く蓄積されています。それこそが、お客様から「だからこそNTTデータに任せたい」といわれる由縁です。期待の大きさは困難というより、むしろ仕事の醍醐味や面白さにつながっているのではないでしょうか。

——とはいえ、なかなかハードルが高そうな仕事です。公共・社会基盤分野の経験がないと難しいのでは?

公共・社会基盤というと、普段携わっている一般的なシステムよりも難しいと感じる方がいるかもしれません。しかし、実際に仕事内容を一つひとつ分解して見てみればわかるのですが、他分野のプロジェクトと比べて特殊な技能がいるかといえば、そうでもないというのが正直なところです。むしろ迅速なDXが求められる分野であり、事業会社や民間プロジェクトで培った最新の知見が必要とされる分野でもあるため、公共・社会基盤分野の経験がないことはデメリットというより、メリットになる場合が多いでしょう。すべてのプロジェクトはチーム単位で動いていますし、個人の能力を高める研修制度やバックアップ制度も整っています。むしろ公共・社会基盤分野の経験がない方でも安心してチャレンジできる環境です。

気軽にご相談ください。あなたに合ったプロジェクトをご紹介します

——どんな経験を積んだ方にきていただきたいですか?

プロジェクト規模の大小は問いません。SIerのなかで開発エンジニアやシステムエンジニア、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネジャーを経験された方、お客様側の立場でシステム構築プロジェクトに携わったことがある情シス経験者、また開発経験はなくても官公庁や地方自治体、インフラ業界の業務やシステムに精通している方ともお会いしたいと思っています。多種多様なプロジェクトがあるので、きっとあなたにピッタリの仕事があるはずです。

——どんなプロジェクトが自分に合うかわからない方も多そうです。どうしたらいいでしょうか?

確かに数ある募集プロジェクトのなかから、自分に合ったプロジェクトを見つけ出すのは簡単ではありません。そこで私たちは、応募者の皆さんの経験や今後携わってみたい技術領域、またキャリアの展望を踏まえ、お一人お一人の志向に合うプロジェクトを提案する取り組みを行っています。実際、プロジェクトの内容は千差万別ですし、現在、概算で150ほどのプロジェクトが稼働しているので、正式応募前にNTTデータを詳しく知りたい、公共・社会基盤分野の状況をつかんでおきたいという方にお勧めします。

——読者の皆さんにメッセージをお願いします。

NTTデータ公共・社会基盤分野は、現在、お客様のニーズに応えるためバラエティ豊かな能力や背景を持った人財を必要としています。もし公共・社会基盤分野に興味があるようでしたら、実績を重ねたプロ野球選手がFA権を行使するような気持ちで、当社のカジュアル面談に参加してみませんか。これまで培ってこられた知見や経験が、意外なプロジェクトで花開くかもしれません。皆さんのご応募、心からお待ちしています。

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