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社員インタビュー第二弾:生産管理プロジェクトPMO

社員インタビュー第二弾は、生産管理プロジェクトPMOの小泉です。

海外の拠点とのやりとりも多いグローバルなプロジェクトで活躍中ですが、どうしてティラドコネクトで働こうと思ったのか。また、開発とは違った側面からプロジェクトを支えている業務について。どんな業務で、どんなやりがいがあるのか。話をしてもらいました。

言語の壁、文化の壁を、解きほぐすために

文系から、エンジニアの道へ

私が小学校に入る前、まだフロッピーもなかったような時代から、家にコンピュータがありました。父がガジェット好きで、コンピュータが世の中に現れると、すぐに買ってきたんですね。

コンピュータ自体を身近に感じたので、ちょうど大学生になった頃、ノートパソコンを持つようになって、なんだかしっくりくる感じがありました。

大学は文系でしたが、情報処理の講義がありました。その先生が面白い方で、コンピュータの使い方ではなく、どうしてそうなるのか?の応用を教えてくれる方でした。例えばメールひとつとっても、ボタンを押すと裏でプログラムが動いているから、その仕組みを考えてみよう、というような授業だったんですね。それで、ますますコンピュータに興味を持ちました。

そういったこともあり、文系ではありましたが、新卒ではエンジニアの道に進みました。


タイとの縁

5年間、エンジニアの仕事に打ち込みました。しかし、ある程度の成果を残すと、ふと違うことがやりたくなりました。かなり忙しい仕事だったため、5年間システム運用・開発に没頭していたというような感じで、一呼吸おいたら、他の道もあるのではないか、と感じるようになったんです。

全く違うことをやってみよう、と思い立って、興味があった海外ボランティアに参加することにしました。どこの国、という希望はなかったのですが、たまたま縁があって、ITに強い人材を募集していたタイのNGOで働くことになりました。

もちろんタイ語も、タイの文化も、全くわかりません。タイ語学校に通い地道に勉強を続け、現地の方と交流を続けながら、徐々にタイに慣れていきました。

それを皮切りに、タイとの縁は10年ほど続きました。

タイマッサージを学び、日本のタイマッサージ店で働いて、日本とタイを行ったり来たりする生活でした。タイの病院で日本語への通訳の仕事を経験した後、日系企業から声をかけてもらって、タイで保険の法人営業をしました。

間に結婚もし、出産もしました。めまぐるしく日々が過ぎていきました。

そのうち、長男が小学1年生になったタイミングで、色々と考えて、日本で子育てをしたいと思い、帰国しました。

日本に帰ってきた後は、法人営業の仕事につきました。しかしタイミングが悪く、コロナ禍もあり、大きく会社が揺れ動く時期とも重なり、自分のこれからの仕事について考え直す機会になりました。


ITへの興味と、タイでの経験。ここから、また学ぶために

その頃にちょうど、ティラドコネクトのことを知りました。

日本での生活が落ち着いてきてから、エンジニア時代にもう十分だと感じたITの世界への興味が、あらためて湧いてきていました。クラウドサービスや電子化サービスなど、新しいITの在り方が面白そうだと感じました。

ティラドコネクトでは、また新しい形でITに触れられるのではないかという期待がありました。

実際に話を聞いてみると、タイにも拠点があるということで、タイでの経験やタイ語のスキルも活かせる仕事がありそうだと聞き、より興味を持ちました。

何よりも、学ばせてもらえそう、という空気を感じました。面談で、「仕事はいくらでもあるので、興味があればやってもいい、できることをやってくれれば。」という説明を受けました。これまでの仕事でも様々な経験をさせてもらっていましたが、次にどう活かすか、と考えると、難しく感じていました。

ここからも学びたい、という気持ちがありました。「経験はなくても、やる気はあるのならいい。あなたは、やれば、やる方だと思うから。」そう声をかけてもらって、転職を決意しました。


グローバルなプロジェクトの一員として

入社後から、一貫して、生産管理システムのDX推進プロジェクトのPMOをしています。

プロジェクトは、規模が大きく、企画・開発・工場の方まで、何十人もの人が関わっています。また、国内だけではなく、アメリカやタイ等の海外拠点とのやりとりも発生します。

常に流動的に、広い範囲で、物事が動いていきます。その上、複数の国・会社が関わっています。そのため、ややもすると、全体がどうなっているのか?が分かりづらくなってしまったり、意思疎通がうまくいかなくなってしまったりします。

そこで、プロジェクトがスムーズに進行するように、PMOとしてフォローを行うのが、私の仕事です。滞りなく話が進むように、話を聞いて、整えて、投げかけて、調整をします。また、タイについては、一部ファシリテートを行うこともあります。そのほかにも、会議設定といった総務的なことや、要望の聞き出し・反映、資料作成まで、広くプロジェクトに携わっています。

私自身が直接開発をするわけではありませんが、元々ITに興味を持っていたこともあり、システムをどうつくっているのかを見て、勉強していくのは楽しいです。

レベルの高い開発メンバーが揃っているため、日々ハイレベルな議論が交わされています。開発の話を全て理解できるわけではありませんが、貪欲にいいものを作ろうとしている、というのを肌で感じますね。

法人営業をしていた頃から、フォローをする仕事が自分に向いていると感じているのですが、これだけ大きく、グローバルなプロジェクトに関わることができることに、やりがいを覚えています。


言語の壁、文化の壁を、解きほぐす

もちろん、大変なこともあります。

私は日本チームとタイとのやりとりに入ることが多いですが、そもそも言語の壁があり、文化の壁があり、当然ながらやっていることも異なり……という状況ですので、基本的な確認にも、何度もやりとりが必要になることがあります。

それでも、根気強く話を続けよう、と思うのは、今のプロジェクトが良い結果につながるだろう、と感じられるからです。

システムを入れることで、改善されることが多くある。

例えば、今までエクセルでしていた作業が、システムで行えるようになる。日々の生産データが自動的に集計されるようになって、どの工程で生産がうまくいっていないのか、すぐに分かるようになる。

取得したデータを分析すれば、新たな課題が見えてくることもあるでしょうし、トラブルや仕損を防いだり、生産性を向上させたりすることができるようになると思います。

議論が白熱し、意見が対立することもありますが、根本的には目指すところは同じです。より良い未来に向けて、話し合って、複雑になってしまったところ、誤解が生まれてしまったところを解きほぐす。それが私の仕事だと思っています。


お互いに助け、助けられながら

現在、11歳と6歳の息子たちを育てながら働いています。

仕事との両立は大変ではありますが、ティラドコネクトでは、達成しなくてはいけない成果さえ守れていれば、規則の範囲内で、ある程度の裁量をもって仕事ができるので助かっています。

リモートで仕事をする機会もあります。自宅で仕事をしながらも、息子たちに声をかけてあげられるのは嬉しいですね。

チームメンバーとも協力しあおう、という空気があるため、お互いに助け、助けられで、仕事をしています。安心して、仕事をして、学んでいける環境だと感じますね。

これからも、より多くを学び、プロジェクトに寄与して、より良い未来へつなげていきたいと思っています。

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