なにをやっているのか
究極の快適を目指して開発した特許素材「HOHTAI®」を使って、アンダーウエア、ルームウエア、スポーツウエアを開発しているベンチャー企業です。レディスではワコール、トリンプ、グンゼなど大手企業が独占し、またメンズではカルバンクライン、ポロラルフローレン、ポールスミスなどしか目にしないレッドオーシャン。
そんな中、2007年に業界初、「包帯」でアンダーウエアを創り「包帯パンツ」としてデビュー。「包帯?」「パンツ?」「何それ?」と商品でコミュニケーションが生まれる業界初の商品を開発。
ユナイテッドアローズ、伊勢丹新宿本店を皮切りに全国の主要百貨店を次々開拓し、2008年に発表した「甲冑パンツ」は業界騒然、世界中に情報が知れ渡りました。
数々のメディアから取材を受け、メディア登場回数は300回を超え、トップアスリート、俳優、企業経営者を中心に口コミで広がり、2015年にはマドンナのワールドツアーの衣装に採用されるまでになりました。
日本中から色んなコラボ依頼があり、今年は大手流通、そして国立大学からのオファーを受け、新規プロジェクトを同時多数立ち上げる事になりました。
弊社が考える使命は「身体に負担がかからない快適なウエアの開発」です。社会の為の肌着とは何か、幼児から高齢者まで、アスリートから介護まで、世代、環境を超えた快適ウエアを追求しするため、新素材の開発、形の開発をしていきます。
なぜやるのか
協力者もいっぱいでファンもいっぱい
アンダーウエアの殆どが大手企業による大量生産型商品です。品質は画一化されていて、個性がないものばかり。大手がヒット商品を出すと、右に習えとばかり似た商品ばかりが店頭に並びます。我々がやらねばならないのは、売上至上主義の商品開発ではなく、顧客のニーズ、ウォンツを分析して、少量でも人様になる商品開発をやっていかねばならないと思っています。
例えば、乳幼児、幼児、子供の市場、高齢者、介護を必要とする人の市場、これらは大手が開発費をかけてやる市場ではありません。しかし、肌着というものは、一日中身につけるものであり、肌に直接触れている商品です。乳幼児や高齢者にとって、肌着は身体に与える影響は大きく、価格重視のもので皮膚疾患が起きたりしないように、快適なものである必要があります。
我々は社会的弱者のニーズ、ウォンツを見つけ、商品開発をやっていかねばならないと考えています。
なんで、ずーっとパンツ屋か?というとわかりません。ニーズとウォンツがもっと違う方向のものを求められているのであれば、どんどん挑戦していくつもりです。実際、コミュニケーションツールの開発はもう既に10年かけて同時開発しています。会社の規模が小さい分、舵取りもフレキシブルに、小回りを効かせていきたいと考えています。
どうやっているのか
マドンナのバックダンサーが履いたり
こんな面白いパンツを作ったり
弊社は少人数精鋭で運営しています。なので、組織はなく、全てフラットなチームです。毎朝、朝礼で致知出版の本を朗読し、「人」として社会にどうやって貢献していくかを再確認し、意見交換をしながら仕事がスタートします。
日頃のルーティンは自らが考えて行動し、仕事は素材開発、商品創り、そして広報、営業と多岐にわたります。これら川上から川下まで全てを体験できます。しかも、外部のネットワークは大手企業並のトップクリエイターや会社ばかり。また著名人やトップアスリートが普通に来社して、歓談したり、Sampleの意見交換をしたりしているので、少々ビックリします。
また、会社は常に笑いに溢れています。社長自身が大阪出身という事もあり、笑いが無いと、自ら自虐ネタを披露し、笑いを取りに来ます。最近ではその自虐ネタも底をついたみたいで、悩んでいるようです。
このように、学生がそのまま会社を作ったみたいな空気の会社です。おもしろい事があればすぐ挑戦しますし、何でもできる可能性があるのがこの会社の特徴だと思います。
「10年後は何屋さんになってるかわからんぞ〜!」って言いながら初志を忘れずパンツを大切にしつつ、新しい事への挑戦もどんどんやっていく、可能性が未知数の会社です。