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名刺の肩書きが「サウナー」になっているUI/UXデザイナーに事情聴取してみた

仕事のやり甲斐や、自分だけのGood Lifeを教えてもらう「PEACS STAFF’s Voice」。
UI/UXデザイナーとして活躍する小林弘典さんをご紹介します。

小林弘典/UI/UXデザイナー(入社2012年)


#入社のきっかけを教えてください。

もともと別の出版社で、書籍編集アシスタントをしていたんですが、書籍は一冊作るスパンが半年から一年とかなり長く、より短期間で案件をこなせる雑誌の編集者になりたいと思い、転職を考えました。大学時代からサーフィンが趣味だったので、雑誌『Surftrip journal』に興味を持ち、定期誌の編集者としてのキャリアを経験したいと思ったのがきっかけです。ですが、当時募集していたのはWEB担当のみ……。「とりあえず入社できれば、あとで編集部に行けるだろう」と思い、転職を決めました(笑)。

#入社後のキャリアは?

最初は雑誌媒体のサイト運営を担うWEBメディア推進部に配属され、メディアサイトの更新作業とコーディングを担当しました。出版業界のデジタル化が進む中、枻出版社の雑誌媒体でも、WEBサイトでの記事タイアップやデジタルキャンペーンの制作依頼も増え、チームのデザイナーに教えてもらいながら、デザインの仕事も任されるようになりました。
PEACSに転籍してからは、趣味のある人生を応援するWEBメディア「FUNQ」に、エクスペリエンスデザイナーとして立ち上げから関わっていて、このプロジェクトが仕事の中心です。 結果的に、一度もサーフィン編集部には所属せず、現在に至っていますね(笑)。いまの名刺には「UX/UIデザイナー・エンジニア・フィンランドサウナアンバサダー」って書いてあります。

#いま、一個変なのありましたね。フィンランド……なんですか?

「フィンランドサウナアンバサダー」です(笑)。サウナが趣味なんですよ。 サウナってフィンランドが発祥なんですけど、フィンランド政府観光局が、外交関係樹立100周年を記念して、フィンランドのサウナの魅力を日本に伝えてくれる日本人100名のアンバサダーを募ったんですよ。
僕はもともと銭湯が大好きで、銭湯カルチャーを盛り上げる「銭湯再興プロジェクト」など、いくつかコミュニティに入っているんですが、そこでこのことを知り、運良くアンバサダーに任命されました。で、名刺にも入れてもらいました(笑)。

#すごい! コミュニティではどんな活動を?(仕事の話じゃなくてスミマセン。)

みんなで遠方のサウナに遊びに行ったりもしています。編集者やカメラマン、デザイナーなどクリエイターも結構いるので、銭湯の魅力を伝えるためのグッズなどのアウトプットも、それぞれがボランティアでやっています。僕もメンバーと一緒にいくつかホームページをつくって、銭湯カルチャーを盛り上げるための活動をしています。
完全にプライベートですが、ここでの経験で、共通のビジョンを抱いた人たちと一緒に、価値を共創していくことの面白さを実感しました。そんなタイミングで、FUNQプロジェクトに入る機会に恵まれたので、いま、こうして各趣味のプロフェッショナルと一緒にFUNQというひとつのメディアをつくっていけて、本当に楽しいです。

#FUNQプロジェクトの面白さを感じるのはどんな部分ですか?

FUNQはまだモデルケースを作っている段階です。課題に対して、ゼロからトライ&エラーを繰り返していく。選択の幅が広いですし、やってみなくちゃわからないという状況が面白いです。
コンテンツ、ビジネス、テクノロジーの3つの軸があるとしたら、自分はテクノロジーの人間でした。ですが最近は、FUNQを通じて、編集者や営業メンバーとも距離が近くなり、会話をする機会が増えました。 自分では考えもしなかった視点でプロジェクトを見ていたりして、学びがたくさんあります。 異なる職種の人同士の距離が近いことは、PEACSの良いところだと思います。

#今後はどんな仕事をしていきたいですか?

FUNQを通じて、趣味というコミュニティを世の中にアウトプットする仕事に携われることに、やり甲斐を感じています。引き続き、枻出版社の専門誌が持つ圧倒的な熱量を、デジタルで横断的に展開しながら、ECやリアルの場への体験につなぎたいと考えています。FUNQのタグラインが「好き、を生きよう。」なんですが、読者の「好き」を全力でサポートできるよう、時代に最適な形をデザインし続けたいです。

#どんな人と一緒に働きたいですか?

何かしら、自ら行動している人に来てもらいたいですね。
どんなことでもいいんですけど、行動していると、そこに必ず問題意識が生まれているはず。新規事業には正解がないけれど、なにかアクションしていかないといけない。その時、行動基準になるのが、これまで自分が行動してきたことから生まれた、熱量や肌感覚だと思うんです。
そんな、自ら発想を広げていくパワーのある人と、一緒に仕事をしたいですね。

#最後に、あなたのGood life を教えてください。

無論、僕にとっての Good Life は、サウナに入ることです。
自分と向き合う時間を過ごすことで、思考が整理されます。仕事終わりにサウナ付きの銭湯に通ったり、休日は遠方のサウナに遊びに行ったり。先日訪れた、野尻湖にあるゲストハウス「LAMP」の“The Sauna”が、とても良かったです!

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