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『余命1ヶ月の花嫁』を見て考える乳がんと医療

Photo by Naoki Suzuki on Unsplash

こんにちは、ヘルスベイシスの採用担当の小林です。

近年、高齢化社会や女性の社会進出、医療技術の進歩に伴い乳がんが注目を集めています。
本記事では、そんな乳がんについてご紹介していきます。

余命1ヶ月の花嫁とは?

余命1ヶ月の花嫁は、若くして乳がんを患い亡くなった長島千恵さんの実話をもとにした映画です。主演は榮倉奈々、その旦那役は瑛太です。イベントコンパニオンをしていた長島千恵さんは23歳の秋、左胸にしこりがあるのを発見し、乳がんとの診断を受けました。

同時期に赤須太郎さんから交際を申し込まれ、乳がんのこともあり悩むものの交際をスタートさせました。その後闘病を行うものの、最終的にはがんが全身に転移して余命1ヶ月と告げられる、というストーリーです。

余命宣告された後、長島千恵さんは亡くなっています。

乳がんの初期症状は?

乳がんの初期症状には以下のようなものがあります。

・乳房にしこりや腫れ
・乳房の表面に凹凸やえくぼ
・乳房の皮膚の変化
・乳房の形の非対称
・乳頭からの分泌物

もっとも多い初期症状は、しこりです。しこりがあると乳がんかもしれないと考える人は多いでしょう。

乳がんはどのくらいの年齢で発症するか?

乳がんの発症は年齢によって異なりますが、一般的には30歳台後半から増加し始め、40歳台後半から50歳台前半でもっとも多くなります。これは、乳がんが働き盛りの女性に発症する可能性が高いことが原因です。

さらに、閉経後の60歳台前半でも再び乳がんの発症率が上昇する傾向があります。乳がんは、女性のホルモンバランスの変化や加齢による影響を受けることがあり、閉経後再び乳がん発症数が増えるためです。

乳癌の手遅れの症状は?


乳がんの末期症状として、以下のような症状が挙げられます。以下のような症状が出ると、手遅れの場合が多いでしょう。

・耐え難い痛み
・乳房切除術に関連した疼痛
・臓器への転移による疼痛

上記のような症状が出ていると、別の部分にがんが転移し、完治は困難になっている可能性が高いです。完治が難しい場合、がんの進行を遅らせる措置や、痛みを和らげる措置を取ることになります。

乳がんに気づいたきっかけは?

乳がんに気づいたきっかけとして、以下のようなものが挙げられます。

・セルフチェック
・マンモグラフィ

流れとしては、セルフチェックによって違和感を感じ、実際に検査してみたら乳がんだった、というケースが多いでしょう。早期発見した方の過半数は、2年に1回以上の検診を実施しています。

乳がんの初期症状は疲れやすいですか?

乳がんの初期症状として、疲れやすいということはあまりありません。初期症状としては、上でもご紹介したとおり以下のようなものが挙げられます。

・乳房にしこりや腫れ
・乳房の表面に凹凸やえくぼ
・乳房の皮膚の変化
・乳房の形の非対称
・乳頭からの分泌物

乳がん 気づかないとどうなる?

初期の乳がんでは一般的に全身症状はほとんど現れません。食欲減退や体調不良などの症状はまれです。乳がんが放置され、気づかずに進行すると、がん細胞は乳腺の外に広がり、血管やリンパ管を通じて全身に転移する可能性があります。この転移によって、がん細胞は他の組織や臓器に侵入し、さらなる転移を引き起こすことがあります。

乳がんが進行すると、症状や影響は重篤化します。乳房の変形や腫れ、皮膚の凹凸、乳頭や乳房からの異常な分泌物、乳房や腋のリンパ節の腫れなどの症状が現れることがあります。また、転移先のそれぞれの臓器で症状や合併症が現れる可能性があります。

乳がんは何人に一人?

乳がんになるのは9人に1人程度です。乳がんでの死亡数は2021年で14,908人です。

乳がんの平均余命は?

乳がんの10年生存率の平均は約80%と言われています。この数字は、全症例を対象にした統計データから算出されたものです。ただし、ステージが進行すると10年生存率は低下する傾向があります。つまり、早期に乳がんを発見し治療を開始することが重要です。

乳がんのステージは、がんが乳房内に限局しているか、リンパ節や他の臓器に広がっているかなどによって分類されます。早期に発見され、限局したステージ(ステージ0やステージ1)では治療効果が高く、10年生存率は90%程度です。

しかし、ステージが進行(ステージ3やステージ4)すると完治は困難になります。10年生存率も50%以下になるでしょう。

乳がんは遺伝しますか?

遺伝性の乳がんは5~10%程度と言われています。逆に言えば、大多数は遺伝以外の環境因子が関係しているということです。90~95%は環境因子とされています。そのため、乳がんの発症リスクを減らすためには健康的な生活習慣が重要と言われます。

最後に

乳がんは遺伝要因が大きいイメージがあるかもしれませんが、環境要因の方が大きいです。ただし、健康習慣以外に明確な予防方法があるわけではありません。乳がんの研究や予防方法・治療方法の模索は医療業界の一つの課題になっています。
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