2023年、日本で電子処方箋が解禁！医療業界に大きな変革が訪れる？！

こんにちは、ヘルスベイシスの採用担当の小林です。

近年、処方箋の電子化ということで電子処方箋が注目を集めていますが、
本記事では、そんな電子処方箋についてご紹介していきます。

電子処方箋 何が変わる？

電子処方箋とは、処方箋を紙媒体ではなく電子媒体で運用する仕組みのことです。処方箋を電子化することで、医療機関での処方情報、薬局での調剤情報をリアルタイムで確認できるようになります。

電子処方箋によって、複数のメリットが得られます。

・調剤待ち時間の短縮
・自己管理
・オンライン管理
・診察、服薬指導がスムーズになる

電子媒体で管理することによって、医療従事者にとっても患者にとっても複数のメリットがあります。

電子処方箋 いつから義務化？

電子処方箋は、2023年1月より運用開始の予定です。そして電子処方箋の導入に伴い、オンライン資格確認が2023年4月より義務化されます。同時に紙の健康保険証が廃止され、マイナンバーカードと一体化される予定です。

電子処方箋 なぜ？

なぜ電子処方箋は実現可能なのでしょう。電子処方箋の核となっているのは、電子処方箋管理サービスです。電子処方箋管理サービスはクラウド上にあるもので、医療機関、薬局などからアクセスすることができます。

電子処方箋の保存義務は？

処方箋は、媒体に関わらず調剤済みとなった日から3年間保存しなければなりません。調剤録は、最終記入日から3年間の保存義務があります。これに関しては媒体に関わらず同じなのですが、電子処方箋の場合は保存形式がある程度決められています。とはいえ自由度は高いです。

具体的には、PDF、JPEG、PNGなどで保存すれば良いです。圧縮して保存することも認められていて、提示を求められたときに出せる形になっていれば基本的に問題ありません。

電子処方箋の保存期間は？

電子処方箋の保存期間は、3年間です。ただし、5年間の保存が望ましいとされる場合もあります。なぜなら、令和2年4月1日の改正民法の施行により、調剤報酬請求権の消滅までの期間が3年から5年に延長されたからです。

調剤報酬請求権に関係しそうな処方箋については、5年間保存しておいた方が有利になる場合があるということです。

電子処方箋の方法は？

電子処方箋は、電子処方箋サービスというクラウド上のサービスを通して複数の関係者がやり取りします。電子処方箋サービスにアクセスすれば、直接的なやり取りをしなくても情報を共有できます。

患者もマイナンバーカードによって本人確認を行えば、電子処方箋サービス上の個人情報にアクセスできます。

最後に

処方箋を電子化した電子処方箋ですが、その需要は徐々に増えつつあります。
今後は処方箋はほぼ電子媒体で管理されるようになるでしょう。紙媒体よりも利便性が高いからです。