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【対談】海外で教育をビジネスとして提供する、やりがいと難しさとは?

今回は社員インタビュー第七弾として、海外事業を担当している、海外事業推進室2名の社員の対談をお届けします!普段、先輩-後輩として業務にあたるお二人は、どんなきっかけで入社し、どんな仕事をしているのか、深く聴いてみました。

マネージャー N.Nさん(2019年中途入社) K.Iさん(2023年中途入社)

海外営業、教育事業…自分自身の経験を活かせる仕事との出会い

(N.Nさん)すららネットに入社するまでに2社経験しました。新卒で入社したのは大手素材メーカーで、ゴム関連製品の海外法人営業として、世界各国の顧客を担当していました。
新卒では営業職を経験しようと考えていたものの、ゆくゆくは教育の道に進みたいという想いがずっとあり、5年勤めたのちに教育系のベンチャー企業に転職しました。BtoC向けに体験学習のプログラム等を提供する事業を行っていましたが、小さな会社だったため、営業活動からプログラムの企画立案、当日の運営など自分自身もあらゆることを担当しました。残念ながら教育事業が廃止となり、別部署に移ったのですが、やはり教育に関わり続けたいと思っていたところ、すららネットに出会いました。

信頼していた人材紹介会社のコンサルタントから、「ここのカルチャーはNさんに合うと思う」と紹介されたことがきっかけです。自分自身の教育への思い、IT領域への興味、そして語学力が活かせるという条件が揃い、確かに自分にあった仕事だ!と思いました。

ボランティアや支援ではない、収益事業としてのビジネスモデルに共感

(K.Iさん)私は新卒で公立の中学校の英語教員になりました。
仕事のやりがいは大きかったのですが、生徒たちの多くを送り出すことになる社会、ひいては民間企業のことを自分自身が知らないことに対する焦りに似たもどかしさが大きくなり、思い切って1年で民間企業に移りました。企業向けにe-learningの研修を提供する会社で法人営業を3年ほど行っていましたが、改めて自分自身のキャリアを考えたときに、すららネット、特に海外事業推進室の事業内容が自分の志や経験にマッチしていると感じ、自ら応募しました。

今後の日本の経済成長を考えると、質のよいサービスをどんどん海外で提供していくべきだと考えているのですが、すららネットの海外事業はまさに、質の良い「日本の教育サービス」を海外で展開する仕事です。途上国に教育を提供するというと、どうしてもボランティアや「支援」のイメージが強いのですが、きちんと成果を出すためには対価をいただきながら、収益事業として展開していく必要があるとも考えており、そうしたすららネットのビジネスモデルにも共感しています。

今はスリランカの、特にBtoC事業を担当しています。例えば、webやSNS広告の運用、販促のためのイベント運営などを、現地のパートナー企業と連携しながら行っています。その他にも、入社してまだ1年ほどなので、インドネシアでの算数教育、日本語教育など、チームとして行っている様々な事業を経験していっているところです。

すららネットが事業展開している国は、スリランカ、インドネシア、エジプトなど幅広いのですが、海外事業推進室メンバーは「担当国」を持ちつつも、互いにサポートやアドバイスをし合いながら働いています。「個人商店にならないこと」というチーム方針のもと、日頃から情報共有を密に行っていますね。

志望動機のひとつでもあった「収益事業としての教育事業」の重要性は、実際に海外事業推進室で働くようになって日々痛感しています。もちろん難しさもあるのですが、少しずつ海外事業が収益を上げられるようになってきていることで、自分の仕事の意義に確信を持ちながら働けています。

また、初めて仕事で海外出張をしていますが、目の前で実際にICT教材を使って子どもたちが一生懸命学習している姿を見られるのは大きなやりがいとなっています。嬉しかったこととして印象に残っているのは、時間をかけて準備してきたインドネシアでのイベントが大成功して盛り上がったときですね。

(N.Nさん)K.IさんのInstagramには、インドネシア人のフォロワーが1,000人くらいいるんですよ!笑

営業活動、契約業務、導入研修、運用のモニタリングにイベント運営・・・何でもマルチにこなす

(N.Nさん)私は今、スリランカの事業責任者と、エジプトの事業サポートを務めています。
提供しているICT教材を導入していただけるよう、学校などに営業活動を行うほか、契約業務、先生向けの導入研修、運用のモニタリングや受講促進のためのイベント運営など、サービスをその国で展開するために必要な、ありとあらゆることを担っています。
「何でもやる」というのは、私に限らず海外事業推進室メンバーの仕事の特徴だと思います(笑)

スリランカで現地のNGOに導入していただいたのですが、本当に教育を必要としている子どもたちに届けられる事業で、強く思い入れがあります。

K.Iさんも言っているように、出張で現地に行き、実際に子どもたちが学習し、計算が上達している姿を見るのは何よりのやりがいですね。子どもたちの成長や変化に対して保護者の方から、感謝の言葉をかけていただくこともあります。
年に一回、事業展開国をすべてまたいで開催している「国際デジタル算数コンテスト」は本当に運営が大変で、やっているときは毎回「もう二度とやらないぞ」なんて思うのですが、受賞セレモニーで受賞した子どもたちの声を聞いていると、そんな苦労が一瞬で吹き飛んでしまいます。
そして「やってよかった」と心から感じるんです。


その国の教育システムを、その国の人が自分たちの手で変えていけるように

(N.Nさん)途上国で教育を展開するというと、やはりボランティアや支援として行うイメージが強いと思います。ただしすららネットは営利企業なので、ある種ドライに収益を上げることを考えなければなりません。また、私自身は経験を通して、ボランティアや支援に含まれる「助けてあげたい」という(上からにも思える)目線に違和感をもってきました。その国の教育システムを変えようと思ったら、その国の人たち自身が強く「変えたい」と思わないと結局何も変わりません。

海外事業において何かを実現したいと思ったとき、文化も、仕事に対するモチベーションも違う人たちを動かし、巻き込んで実現していく必要があるのはとても大変なのですが、「現地の人を巻き込む」というのは必須のプロセスだと思っています。

現地のパートナー企業のメンバーたちを動かし、さらにその先にいる先生たちを動かすというのは大きなエネルギーがいることです。現地の人たちを動かすために必要なのは語学の堪能さよりも、もっと根本的なコミュニケーション力や、人間力だということを日々痛感しています。

まだすららネット全体の売上の中では規模が大きくない海外事業ですが、地道な活動をつづけ、収益の柱として軌道に乗せていきたいと思っています。「教育」というサービスは、子どもたちの未来にとって間違いなく重要なもので、「売る意味のある」サービスだと確信しています。
現地のパートナー企業の方々の生活もかかっているので、サービスを提供し続けられるようにこれからも頑張りたいですね。

(K.Iさん)海外事業推進室のチームメンバーは、海外事業特有の悩みなどを共有し合いながら、互いに助け合い、カバーし合っている仲の良いチームです。

国内事業以上に、海外での事業展開は思い通りにいかないことが多くあります。
なぜ自分がこの仕事をしていて、何を実現したいのか、折れない強い想いを持っていることが重要です。
そうした教育への想いをベースとして、ボランティア感覚ではなく、収益視点、ビジネス視点をもって仕事に向き合える方に、ぜひ仲間になってほしいと思います!


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