一時お預かり専用な理由
託児所はないとが、なぜ一時お預かり専用か。
それには深い理由があります。
私は結婚して、監査法人を辞めて、非常勤で監査の仕事をしていました。
子供が産まれた後にそのお仕事を続けようと思ったとき、はじめに検討したのは認可保育園の一時保育枠でした。週1〜3日働く人が預けるための枠。
しかし、私が住んでいたのは、名古屋市内の保育園激戦区で、当然空き枠は全然ありませんでした。
その時は翌年の予約をして、利用は諦めました。
では翌年使えたかというと、結局、曜日固定・週1日という条件でしか使えませんでした。
では、週1日でも仕事が続けられたかというと、そうではありません。
会計士の監査のお仕事は、クライアントへの訪問日程が、毎回同じ曜日とは限りませんでした。
その時点で一時保育の利用は難しいし、リフレッシュ保育を利用しようにも、仕事の日程が決まるのを待っていては保育園の予約はとれません。
忙しい時期の監査法人に私が役に立てるなら働きたい!
その想いだけでは、出産後は働けません。
預けられないからという理由で、仕事を断わっていました。
じゃあ仕事入らなかったし、せっかくだからリフレッシュに使おっかな。
そう思っても、1回使うために事前に面接に足を運んで、かつ当日は荷物大量。
一番びっくりしたのは、布団。
それ以外にも、オムツ数枚、着替え複数組、おしりふき、タオル、エプロンなどなどを持っていかなければいけないのです。これ、持ち物の一部です。
リフレッシュするにも大仕事で、気軽に使えるわけではありませんでした。
そもそもリフレッシュ保育も、受付時間開始になった瞬間に電話が繋がらなければ予約が取れないことも多々。
結局、予約もなかなか取れないので、面接まで辿り着けないことの方が多いのです。
そんな経緯があって、一時預かりの難しさを身をもって体験したからこそ、一時預かり専用にしたのが、「託児所はないと」です。
もっと、柔軟な使い方ができる質の高い保育園があればいいのに。
その願いを形にしました。
荷物無しの手ぶら託児を実施している理由も、自分の経験からきています。