◆プロフィール
福田 翔紀(ふくた しょうき)
2016年4月から株式会社船井総合研究所に新卒入社。製造業や不動産業などのWEBマーケティングに従事したのち、2018年12月に独立。その後、約1年間YouTuberとして活動したのち、2021年4月よりWwbメディア制作、Web広告運用事業を開始。2022年1月にWEB広告代理店、Mediocre合同会社を創業。
コンサルティング企業で地方の雇用創生を志す
松久:前職について教えてください。
福田:新卒入社した中小企業向けのコンサルティング企業で、Webマーケティングを担当していました。当時は自分の仕事が地方の雇用創生に繋がればいいと思い描いていまして。そこで、地方に位置することが多い製造業の中小企業を中心にコンサルティングをしている部署に入りました。
職種についてはスキルセットが備わっていたわけではなく、理系出身なのと私の見た目から「Webが得意そう」という理由でWeb広告やSEOを任されました(笑)
セカンドキャリアは『YouTuber』
松久:独立に至ったきっかけは?
福田:独立というよりは、当時一緒にルームシェアをしていた地元の友達から「YouTubeをやろう」と持ちかけられたことがきっかけで仕事を辞めました。なので、フリーランスとして独立したというわけではなくて。直感的にそのメンバーとならいけそうだと思って、YouTubeを始めました。
松久:仕事をしながらという選択肢はなかったのですか?
福田:もちろんその選択肢もありました。けれど、自分なら何か成せるという感覚が24歳の頃はありまして...(笑)
どうせ勝負するなら言い訳しないようにフルコミットしようと思い、コンサルティング企業は辞職しました。
松久:収益化に至るまでの見通しはあったのですか?
福田:いや、俺たちならいけるという勢いで辞めたので見通しはなかったです(笑)
辞めてからは撮影スタジオでバイトをしながら生活していましたね。約1年間続けて収益化はできたのですが、YouTubeだけで生計を立てられるまでには至りませんでした。なんとか稼ごうと企画したイベントがコロナで中止になったことで、「Youtuberで食べていくのは無理だ...」と約1年で挫折しました。
飲食店を救うために制作したメディアが月間30万PV達成
松久:そこからWebメディア制作、Web広告運用事業を始めた理由は?
福田:前職で地元が同じだった同期が、コロナ禍で経営が厳しくなった地元の飲食店を救うための広報活動をしていると知ったことがきっかけです。
「給料も出せないけど人手が足りないから共感してくれる人は手伝ってくれ」
という内容の投稿をFacebookで見て、YouTubeも辞めたし時間があるから手伝おうと思い、前職の知識を活かして広報活動に協力しました。そこから1日でWebメディアを制作してInstagramでの集客を始めたところ、1か月で30万PVを達成するメディアができました。
YouTubeで挫折を経験して精神的にも弱っていた私にとって、前職でなんとなく身に着けていた広告運用やSEOの知識だけでも成果を残せるんだ、という成功体験を得たことは大きかったです。
松久:そこからもう一度、ビジネスの世界に戻ることを決意したんですね。
福田:そうですね。最初は知人が携わっているWeb広告の仕事を私の方で安く運用するので回してほしい、と依頼して案件を取っていきました。
松久:当時のスキルセットは?
福田:新卒の2年9か月で学んだSEOとWeb広告と、Youtuber時代の企画で身に付けた簡易的なコーディングスキルと動画編集だけですね。
それぞれ知識としてはあったのですが、広告代理店出身の方やSEO企業出身の方と比較すると専門知識は弱かったです。加えて、クライアントに成果を残した経験もなかったので、自身のWebマーケティング力に対してはコンプレックスがありました。だからこそ、もう一度戻るからにはリベンジしたい、クライアントに対して成果を残したいという思いで仕事をしていました。
StoskSunのサロンでケタ違い株式会社を知る
松久:そこからケタ違いと関わることになったきっかけは?
福田:新規顧客へのアプローチも兼ねてStockSunのサロンに登録したことがきっかけです。
仕事を始めてからは知人から案件をもらっていたこともあって、幸いなことに案件が切れることはなかったものの、新規顧客にアプローチするきっかけもない状態でした。そこで案件開拓も兼ねてStockSunのサロン会員になったところ、ケタ違い経由でパーソナルジムやクリニックのWeb広告運用代行の求人を見つけて。偶然にも私のクライアントもパーソナルジムやクリニックで、問い合わせ数10倍という実例もあったので、その領域ならいけるのではないかと思い応募させていただきました。
松久:現在はどのような案件を担当しているのですか?
福田:クリニックの案件が多いです。ただ、クリニックマーケティングといっても幅広くて。動物病院やオンライン診療、クリニック絡みだけどtoBよりといったクライアントもいます。
仕事をするうえで大切にしていること
松久:仕事をするうえで大切にしていることを教えてください。
福田:クライアントの業績をいかにして上げるかを意識しています。
広告の目的は、あくまでもクライアントの利益を上げること。広告代理店で「コンバージョンが上がっているから予算を上げましょう」という提案はありがちです。そうではなくて、どこまで利益を残せるか、売上を伸ばせるかを意識しています。
あとは、自分の武器をとにかく掛け合わせることを意識しています。WEBマーケティングの経験歴が浅いのにもかかわらず案件が途切れなかったのが、WEB広告だけでなく、動画編集スキルを生かしたクリエイティブ作成や、コーディングスキルを生かしたLP作成・LPOなどをセットで行ってきたからです。僕らの仕事はお客様の業績が上がれば、その分こちらも利益を増やしていけるので、持っている手札を最大限使って業績を上げるようにしています。
松久:なるほど。仕事のモチベーションについてもお伺いしたいです。
福田:どれくらい良い実績、良い数値を残せるかは大事ですかね。
それでいうと、ケタ違いの社名とコンセプトってめちゃめちゃいいなと思っていて。業績UPといったら120%UPとか、良くても2倍くらいの感覚でしたが、ケタ違いは文字通り1000%の成長をコンセプトとして掲げている。実際に川口さんの案件で10倍増という事例を持っていることも含めて本当にすごいと思いますし、私もそのような成果を出せるようになりたいです。
今後の目標
松久:今後の目標を教えていただきたいです。
福田:自分もケタ違いで成果を残すことと、領域内でプロフェッショナルになることです。
松久:自分の中で強みといえる一面があると自信に繋がりますよね。
福田:そうですね。何かで一番を取りたいなとは思っています。
ケタ違い株式会社で活躍できる人物像
松久:どのような人がケタ違いで働くことが向いていると思いますか?
福田:『ケタ違い』という名前はありますが、それ以上に義理人情というか。人として完成されている人の方が向いていると思います。
川口さんがそういう人だからこそではありますが、人柄を重視して組織形成していると思います。実際、ケタ違いで関わっている人で不義理な人は少ないので、人としてしっかりと対応するという点は必須かなと。
松久:人柄でいうとgiverが多いという印象はありますね。
福田:そうですよね。私自身、フリーランスとして活動していく上で業績を上げることは大前提として、自身のボールではない部分をどこまでやるかも大切にしています。
例えば、私の担当は広告周りなので基本的な業務はWeb広告に関することが多いです。一方でWebを計測するもの、Googleタグマネージャーやアナリティクスの設定は自分たちも見るけどSEO担当も見る。この際に「どっちのボールだっけ」ということが頻繁に起こりますが、私はそれをできる限り巻き取るようにしています。自分がやらなくても誰かがやるだろうという仕事はよくありますが、そこも自分でやることはフリーランスとして大事かなと個人的には思っています。
フリーランスの中でもケタ違いのメンバーは、自分で巻き取って仕事してくださる方が多い印象です。
松久:間違いないですね。ちなみに、福田さん個人はどのような人と働きたいですか?
福田:そうですね、不義理な人は嫌いなので、一緒に仕事をしていて気持ちいい人と働きたいです。