なにをやっているのか
【レジェンドの系譜をたどるブランド】
今や日本でも多くの方々の心を掴んでいるモレスキン(MOLESKINE)ブランド。そのフラッグシップであるモレスキンノートは「伝説のノート」とも呼ばれ、脈々と受け継がれるクリエイティビティを放ち続けています。
マスターピースを生み出してきた芸術家たち(ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ、パブロ・ピカソ、アーネスト・ヘミングウェイ・・・)や、時代の先端をいくビジネスマンの手に馴染み続けているモレスキンノート。その発端は、英国人作家ブルース・チャトウィン(1940-1989)が愛用し、その素晴らしい手触りを評して「モグラの皮」と親しみをこめて呼んでいたノートでした。
まさにチャトウィンが言う「mole(モグラ)」の「skin(皮)」こそMOLESKINの由来。しかしこのノートは1986年、フランスのトゥールにある家族経営の小さな製造業者が廃業してしまったことで一時消滅してしまいます。悲嘆にくれたのはチャトウィンだけではなかったことでしょう。
現代の私たちがモレスキンを手にできるのは、1997年にミラノの小さな出版社が伝説のノートブックを甦らせたから。モレスキンブランドは今やノートの枠を超え出て、数々のステーショナリーや、アナログ×デジタルをまたぐ各種ガジェットに冠されています。
なぜやるのか
モレスキン アンバサダー
オフィス内のショールーム
【モレスキンのアンバサダーが継いでいく「伝説」】
モレスキンへの憧れが人から人へと伝えられてきたのは、使い手の一人一人がモレスキンのアンバサダーとしてそのストーリーを語り続けてきたから。
文化、想像力、記憶、旅、個性。
・・・これらを包むモレスキンのブランドストーリーは、アンバサダー一人一人の生き様として語り継がれてきたのです。ユニークかつ洗練されたモレスキンのストーリーを語ることは、新たな時代の新たな導き手を生むことでしょう。
自らの生き様をモレスキンという「伝説」に重ねること。それこそがモレスキンのアンバサダーがとるべき姿だと私たちは思っています。アンバサダーとは一般的に言われるところの「営業」なのですが、決してモノ売りではないモレスキンジャパンのスタイルにおいては「営業マン」というより、一人一人の「アンバサダー」という意識でモレスキンのストーリーを語ってほしいのです。
どうやっているのか
ショップ内風景
モレスキン カフェ ミラノ
モレスキンが手に取られるに相応しい店舗開拓を進めるB to Cルート。その戦略のためには、もちろんノート以外のステーショナリーを活かす必要がありますし、バッグなどのガジェット類もフル活用していくことになります。モノの紹介よりも、ユーザーの皆さんの生活をよりクリエイティブに、たくさんのアイディアが溢れるするためのご提案こそが業務です。既存のステーショナリーストアやバッグストアだけでなく、ブランドとしてマッチすれば、カフェでも、映画館でも、可能性は無限です。
モレスキンのアンバサダーとして、その伝統の系譜をさらに色濃いものにするために・・・。もしかすると日本で初のモレスキンカフェ(イタリア・スイス・中国・ドイツに店舗あり)を出店するというのが、その最善策になるのかもしれません。
モレスキンの魅力をどんな方面へどう伝えるかということは、アンバサダーの資質に大きく左右されるところです!