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「自分の祖父母を預けたいと思える施設」リーダーとして育成や運営に挑戦中の4年目フェローにインタビュー!

医療・介護未経験ながら「人の役に立ちたい」と豊泉家グループで働くことを決意した伊藤さん。入社2年目からリーダーとしての役割を与えられて奮闘してきました。

現在は後輩の指導をしながら、より責任ある役割に次々と挑戦しています。そんな伊藤さんの働き方や大切にしている考えについてインタビューしました!


伊藤 蓮 / 社会福祉法人福祥福祉会 桃山台ピーチフォレスト T3

2020年4月入社。学生時代は経済学部、未経験ながら「人の役に立ちたい」という動機から豊泉家グループに入社。周りからは「優しい」「温厚」という評価で、親しみやすくご利用者からも人気。現在はT3(チームスリー)という、チーム内で3番手を任される入社4年目。

豊泉家の理念に一目惚れ!?経済学部から介護業界へ飛び込んだ理由とは

ーーなぜ未経験なのに介護業界で働こうと思ったのでしょうか

大学に進学する際、特にやりたい職種もなかったため経済学部を選びました。経済ならニーズがあるかな?くらいの気持ちです。いざ就職活動となったとき「人の役に立つ仕事」しかも「身内の役に立つ仕事がいい」と考えました。介護士なら、祖父母や両親が介護が必要になったときに自分のスキルが役立つはずですから。

ーー豊泉家のどんな部分に魅力を感じましたか?

豊泉家の説明会前に、ホームページで経営理念をチェックしたところ、自分の祖父母を預けたいと思える施設だと感じました。実は豊泉家が1社目だったのですが、そのまま就職を決意したくらいです。

実は、それまで抱いていた介護施設のイメージは「寝たきり」「自分のしたいことができない」といったものでした。安全に過ごしてほしいからご利用者の行動も制約されてしまうだろうと。しかし、豊泉家はご利用者の自立支援を考えながら、生活できるようサポートするのを重視しています。また、ご利用者の横の繋がりを作るサポートもしている。単純にすごいなと思いました。

他の介護業界の企業のメッセージは、当たり障りのないことが書いており、あまり心には響きませんでした。豊泉家グループならやりがいを持って仕事ができそうだし、ご利用者にも本質的な貢献ができるのではないかと感じました。

ーー実際に入社してみていかがでしたか?未経験でも大丈夫でしたか?

25人採用されたうち、学生時代に介護の勉強をしてきたのは5名もいませんでした。ですから未経験だからダメなんてことはありません。それに1年目は、研修がたくさんあり介護の基礎や豊泉家グループの理念について学びます。いきなり業務に入らないため、研修しながら気持ちを整えられました。基礎介護は2ヶ月間、先輩フェローがさまざまな事例を見せてくれながら教えてくれます。

ーー業務内容について教えてください

排泄・食事・入浴の介助が主な業務です。それに加え、担当しているご利用者のプランの提案書を作成。フェロー1人につき、4~5名を担当しており、日々の介助を通して提案書を作ります。

ーー日々の業務でやりがいを感じる部分は?

基本的には介助ですから、慣れるとただの業務になりがちです。でも、ご利用者には今まで大事にしていた生活習慣があります。日々触れ合う中で、好きなことや嫌なこと、過去の経験、好きな食べ物などを聞く。単純にお話を聞くのは面白いし、その方を知って喜んでもらえるようなプランを作るのが楽しいんです。

ーー落ち着いていて優しそうな雰囲気の伊藤さんですから、ご利用者も安心して介助をお任せできるのかもしれませんね

よく「温厚」と言われますが、もともとアクティブな性格なんですよ。中学・高校の部活ではサッカー、大学ではバスケの同好会で体を動かしていました。口数が多くないため「落ち着いている」とみられますが、言いたいことはしっかり伝える。そのため「意外!」と言われることもあります。

なんだか話しかけやすいみたいで、ご利用者に好かれるのはありがたいですね。あと身長が高いので目立つらしく、覚えられやすいのもよかったかも。181㎝あるので「でかい!」とよく言われます(笑)。

ーー日々の業務で工夫しているエピソードなどがあれば

ご利用者の横の関係を意図的に作るのも私たちの仕事です。ご利用者の性格や趣味などを聞いて、友人を作れるようなサポートをするなど工夫をしています。

担当している方で印象的なエピソードといえば、内気で言いたいことを言えない方がいらっしゃいました。私との関わりが深まるにつれ少しずつ話してくれるように。すると、食事の席で隣の人が合わなくて…と本音を漏らしてくれたんです。

そこで食事の席を変更したところ新しく隣になった方と話が合って、アクティビティにも一緒に参加するようになりました。楽しく過ごせる様子を見て、陰ながらうれしく思いましたね。

誰もがリーダーになる社風?伊藤さんの2年目以降のチャレンジとは

ーー基礎的なことを学んだ1年目に対して、2年目はどのような体験を得られましたか?

1年目は余暇担当のサブリーダーとして会議に参加。そのなかで他部署の人にも自分の顔を知ってもらえました。そのおかげで、2年目になると活動の場が増えることに。自分のやりたいことを提案したら採用される、やってみたいと手を上げれば担当を任せてもらえる、チャレンジ気質な方には最高の環境です。

基本的に様々なことにチャレンジしていく機会が多いです。食事・排泄・機能向上・環境・IT担当など、リーダーを任される機会はたくさんあります。

私の場合は、2年目からリーダーに。楽しんでもらえるイベントの企画を立てるのはもちろんですが、参加しなかった方へのフォローサービスにも力を入れました。イベントに参加できなかった代わりに「マッサージ・食事・お菓子のどれがいいですか?」と聞き取り調査をしたりして。

リーダーになると現場から上がってくる声をまとめて、新しいアクティビティやイベント内容、スケジュールなどを会議で決めていきます。さらに月1回のイベントでは、他チームとも協力し合いながら創り上げていく。他部署とも連携しながら運営しています。

またそれに加え、多職種の人と関われるので楽しいですよ。看護師や機能訓練士など専門職の見方や考え方も取り入れて業務に取り組めるようになり、知見が広がりました。

ーーそれぞれのチームで活躍の場があり力を発揮できそうですね。3年目ではT3という役職になったとのこと

T3はキャプテン・バイスキャプテンの次の役職です。月1回のチームミーティングに加え、進捗状況の確認や今後の計画などに携わります。

ご利用者が安心して過ごせる環境や状況にあるか、フェローが働き甲斐を感じられるかなど課題解決に取り組む仕事です。T3は現場のリーダーですから、先手で動いていく必要があります。ご利用者が100名いるので、情報の共有の難しさが課題です。フェローには、支援の在り方や接し方などを伝えています。

ーー人財育成にも携わるようになって心がけていることは?

直属の後輩二人の育成を任されており、私の想いを後輩に伝えつつ情報共有を心がけています。同じ考えを持っている人が多ければ多いほど理解度が上がり、業務もスムーズに回るはず。日々のミーティングでは、進捗状況を確認し、明確になっていない部分を話し合うようにしています。

ーーコミュニケーション力が鍛えられそうですね。難しい課題に対してどのように取り組んでいますか?

ケアハウス豊泉家 桃山台は、以前まで2つのチームに分かれて運営をしていました。それがワンチームになったために、やり方の違いでトラブルも。そこで、今までのやり方の違いをすり合わせて話し合いをたくさん行いました。そしてお互いのいいところを比較したうえで、新しい対応を考えたんです。

その際に一番言われたのが情報共有の大切さ。組織図を作成し、末端まで伝わるように工夫したため、今はトラブルも少なくなりました。今何が必要なのか?を考えることが重要だと感じています。発言をすれば積極的に意見を取り入れてもらえる社風なので、やりがいがありますよ。

ーー現場フェローと経営側との板挟みで大変じゃないですか?

現場で頑張っているフェローが一番意見を伝えやすいのがT3という立場です。それに対して経営側からは中長期の理想像を伝えられるので、確かに板挟みかもしれません。しかし一番大切なのは、ご利用者に楽しく安全に過ごしていただくこと。

バイスキャプテンに現場のことを伝えつつ、より良い方法を提案していくのがT3の仕事だと思っています。ご利用者の声を大切にしつつ、難しい課題に取り組み、それを継続していきたいです。

自分の両親や祖父母に安心して利用してもらえる…そんな場所にしていきたい

ーー伊藤さんが仕事をする上で大切にしていることを教えてください

T3になって他チームと関わることが増えました。悩みなどを共有できる横軸の関係は大切です。共感し合いながら励まし合っています。

もともと現場フェローとして働いていたときは、いろいろな不満や要望がありました。しかし、いざリーダーの立場になると上の苦労も理解できるように…。一方で、ご利用者が楽しく過ごすためにはフェローの精神の安定も大切。現場の負担を少しでも減らして笑顔で働けるようサポートしたいと思っています。

ーーこれからの目標について教えてください

バイスキャプテンやキャプテンになるイメージはまだ分かりません。T3を任されて1年目なので(笑)。今までの経験を後輩に伝えて、しっかり人財育成していきたいと思っています。

ーー豊泉家には、どのような人に入社してほしいですか?

自分の祖父母を大切に思う気持ちと同じ気持ちでご利用者に接することができる人がいいですね。一番の醍醐味は、ご利用者との対話。人生の先輩からの話は、学びがあるし楽しいですよ!私自身、優しく教えてくれるご利用者のおかげで続けてこられました。素敵な人が多い現場でもあり、人との関わりで成長していく素敵な場所ですよ。

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