今回から、一人目の社員として株式会社AgentXに入社し、これまでの挑戦の経験を活かし大活躍している土屋さんを紹介していきます。土屋さんの紹介はAgentX社に入社するまで、そして入社後の2本にわたってお届けします。
神奈川県で経済的に厳しい環境に育った彼は、「稼ぐこと」への強い思いを抱いていました。小学校時代、家にはテレビが無いという周りと異なる環境で過ごしていたため、「お金を稼いで自由を手に入れたい」と心に決めていました。高校を卒業後、彼は営業の道に進み、NTTドコモの店舗での接客からキャリアをスタート。しかし、3年後にはさらなる挑戦を求め、激務で知られる不動産業界へ足を踏み入れることになります。そこに待っていたのは、想像を超える試練と自分を見つめ直す大きな挫折でした──。
|「人と関わる喜び」と「稼ぐ」ための転職決意
高校を卒業後、1社目に選んだのは、ドコモでの店舗営業の仕事でした。携帯電話という自身も馴染みのある商材で、まずは販売経験を積みたいと考えたのが選んだ理由です。ドコモでの営業は楽しくて、「人と関わる楽しさ」と「営業の面白さ」に気づき、さらなる成長を求めるようになりました。3年後、「稼ぐこと」への思いから選んだのは不動産業界への転職です。激務で名高いオープンハウスに応募し、入社に至るまでの圧迫面接でもひるむことなく挑み続けました。そこで諦めることなく、「頑張ります」「やります」と何度も熱意を伝え続けました。その粘り強さが評価され、最終的に入社の切符を手にすることができました。
|激務の先にあった営業スタイルとの葛藤
しかし、その先で体験したのは、過酷な現実でした。2ヶ月以内に結果を出さなければならないプレッシャーと、休む暇もなく叩き込まれる営業手法。どんなに努力しても自分のやり方とは合わない──根性だけでは乗り越えられない壁に直面し、半ばうつ状態でオープンハウスを1ヶ月で辞めることを決意します。失敗を重ねながら、初めて「自分には自分に合ったやり方がある」と気づき、営業スタイルの再構築を始めました。
|自己再生の1年半と再び営業の道へ
その後の1年半、彼は自己分析と再起のための期間を過ごします。派遣や黒服のアルバイトなどで生計を立てながら、迷いもがき続けた日々。そんなある日、ドコモ時代の上司から突然の誘いが舞い込みます──ウォーターサーバーの販売です。一度は挫折した営業職への復帰に、本当に悩みました。当時、コールセンターのアルバイトで安定した収入を得ており、正社員への誘いも受けていました。その方が条件としてはよかったものの、そこには歩合制度がなく、努力がしっかり評価される仕組みがありませんでした。
最終的に、頑張った分だけ評価される営業の世界にもう一度挑戦しようと決意し、新しい道を歩むことを決めました。