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【社員インタビュー】目の前で社会課題が解決に向けて動き出すのがやりがい。大手企業からの出向者からみるアーバンエックス

アーバンエックスは自社開発の「RoadManager」シリーズに加えて、三井住友海上と協業して生まれた「ドラレコ・ロードマネージャー」というサービスを有しています。このサービスは、三井住友海上でドラレコの貸与を伴う保険を契約の方のドラレコデータを元に、道路の損傷箇所を検知したデータを自治体向けに販売する事業で、これまで道路の損傷箇所を把握するためだけにパトロールをしていた自治体にとっては業務の手間が一気に省ける画期的なサービスです。

このような他社との協働プロジェクトをよりスムーズに進めるために、出向者としてアーバンエックスに参画しているメンバーもいます。今回はプロジェクトマネージャーとしてアーバンエックスで活躍している堀さんのインタビューをお届けします。

堀 馨太

新卒で三井住友海上に入社し、7年間に渡って栃木県の営業所で法人営業、代理店コンサル業務に従事。2023年の4月からアーバンエックスへ出向し、プロジェクトマネージャーや三井住友海上との間の営業推進担当として奔走中。


自ら手を挙げて大手企業からスタートアップへ出向へ!

— 出向という経緯でジョインするメンバーは珍しいと思います。堀さんのご経歴から教えてください。
新卒で入社した三井住友海上では、7年間の間ずっと栃木県の営業所に勤務し、法人向けに保険を販売し、その後アーバンエックスに出向しました。出向という人事は、社内でもよくあるのですが、基本的にはディーラーなどの保険代理店やグループ会社など、既存事業へのシナジーが明らかな業界への出向が主で、スタートアップ企業の事例はまだ社内でも数えるほどです。
私自身は、7年間同じ業務を担当している中で、「そろそろ自信が持てる専門性を身につけたい」と思うようになりました。これまでの経験から幅広い業界のお客様と向き合ってきたことで、ジェネラリストになれたとは思うのですが、スペシャリストかというとまだまだだと思ったんです。

そこから社内転職のような形で、行く先は決まっていないものの「異動」の希望を出しました。エントリーシートなんかも書くんですよ。面接では、「保険以外の専門性を身につけたいです」と言ったことを覚えています。そういえば面接の時に「スタートアップ企業には興味がある?」と聞かれた気がします!


— 社内でも新しい道を切り拓いているんですね。同僚の皆さんはどんな反応でしたか?

同僚からは「いい選択だね!」「面白そうだね!」という声をもらうことが多いです。同期に限らず、全く知らない後輩からもキャリアの相談が来るようになりました(笑)社内名簿から私の所属や連絡先などを調べて連絡をくれるようです。
保険業界は、今まさに「従来手法」からの変革が必要とされているタイミングだと思います。そんな環境で、新しい領域のスキルをつけることに対しては興味を持っている社員が多いんだと思います。

現在のミッションは、会社・事業の拡大とイノベーションの知見習得

— このnoteを読んでいる方に向けて「ドラレコ・ロードマネージャー」についてご紹介をお願いします。

RoadManagerシリーズの技術を応用して開発された、三井住友海上と協業で運営しているサービスです。自動車保険を契約している企業の車両に設置されている全国のドライブレコーダーで収集した路面データを活用して、道路損傷検知を行うことができます。これにより自治体で巡回しなくとも道路損傷の検出を行うことができます。

— この商品の存在があっての出向だと思いますが、改めて今回の出向の目的を教えて下さい。

目的は3つあります。

一つ目は、「アーバンエックスの成長を加速させること」です。三井住友海上のグループ会社である三井住友海上キャピタルは、アーバンエックスに投資も行っています。よって、アーバンエックスの売上が増大し、事業成長することは三井住友海上にとってもメリットなのです。

二つ目は「ドラレコ・ロードマネージャー」の推進です。協業サービスである「ドラレコ・ロードマネージャー」が拡大することで本業である保険販売に対するシナジーが期待できます。この製品の販売は三井住友海上の営業担当も販売しており、代理店のような機能を担っています。よって、製品が売れることは三井住友の売上拡大にも繋がります。

最後は、「イノベーションの知見を持ち帰ること」です。三井住友海上は、変革期間ということもあり若手社員の成長促進やイノベーションを起こすための文化・土壌づくりに対して注力するようになってきました。実際に私が所属しているのも「ビジネスデザイン部」というビジネスそのものを考えていく部署です。出向にあたっては上司から明確に「あなた自身がイノベーションについて学んで持ち帰ってください」とメッセージをもらっています。スピード感があり、自らの考えがダイレクトに業務へ直結するスタートアップの環境の中で学んだことを可能な限り持ち帰り、会社の変革期に貢献したいと思っています。

アーバンエックスとのプロジェクトは、三井住友海上の中でも特に大きなプロジェクトなので、プレッシャーはありますが、会社からの期待ややりがいも大きいです。


— 出向してからどのような業務に取り組んできましたか?

最初の1ヶ月は、セールスを担当している松本さんと分担して自治体営業を行なっていました。三井住友海上で営業をしていた頃から自治体営業は行なっていたので馴染みやすかったです。その後ドラレコ・ロードマネージャーのプロジェクトマネージャー(PM)として営業企画、推進、開発検討を行なっています。

その他、アーバンエックスの社員として大事な業務にプロジェクトマネージャー(PM)という仕事があります。アーバンエックスにとってのPMとは、技術の新たな付加価値の創造につながる民間企業のアライアンス先を見つけ、フロントに立ってプロジェクト推進することを指しています。
例えば、下記もアーバンエックスが関わっている首都高技術株式会社様とのプロジェクトです。

首都高技術とアーバンエックステクノロジーズが協働し、高速道路の道路損傷をAIで検知する実証実験を開始
株式会社アーバンエックステクノロジーズのプレスリリース(2023年9月13日 10時07分)首都高技術とアーバンエックステクノロジーズが協働し、高速道路の道路損傷をAIで検知する実証実験を開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000100663.html

自治体に既存のサービスを提供するだけでなく、アーバンエックスの技術を活かして民間企業とのアライアンスも拡大するべく尽力しています。

これまでに、例えばこんな提案をしてきました。

  • 広大な工場をお持ちの民間企業の私有地に対して、敷地内の道路損傷を点検しませんか?
  • 道路に埋め込んでいるガス管の損傷を防ぐための危機予測をしませんか?
  • 保有している駐車場の状態把握のためにデータを集めませんか?

…などさまざまなケースが想定されます。

単に今ある技術を使うだけでは課題解決できないことがほとんどなので、改良が必要な場合は開発チームとも相談しながらお客様へ最適解を提案します。
ありがたいことに、アーバンエックスをメディアで見かけていただくケースも多いようで、引き合いをたくさんいただきます。

— 保険を販売していた頃と今の活動の中で大きく違うことはありますか?

初めのうちに苦労したのはエンジニアとのコミュニケーションでした。保険は目に見えないものなのでお客様がイメージしやすいように例え話をして噛み砕いて説明をしますが、ソフトウェアの開発ではお客様の要望を正確な言葉でかつ具体的に依頼をしないと全く違うものが出来上がってしまいます。
この違いに慣れるまで苦労はしましたが、保険でもAIでもビジネスのお客様の課題を会社が提供できる方法で解決するという本質は変わらないと考えていますので相手の立場になって考えコミュニケーションをとることを意識しています。

お客様と真摯に向き合い提案をするという点は商品で左右されるものではないので、相手の立場を考えて提案できる人であれば活躍できると思います。業務知識は後からついてくるものだと思います。

— そんなアーバンエックスの業務でのやりがいはなんでしょうか?

「社会課題をダイレクトに解決することができる」ことに尽きます。このサービスを通じて、目の前で起きている自治体の課題を解決していくことが醍醐味です。
しかも、その課題解決に対して、サービスを開発しているエンジニアだけでなく、私のようなプロジェクトマネージャーも関わることができるのがポイントです。
お客様の特性上、フロントで対応する私のようなポジションは、具体的にお客様の業務や決裁フロー、その他必要書類なども理解し、業務の進め方をゼロから提案することもあります。

自治体や企業によっては、まずトライアル利用・実証実験を開始し、提案した業務フローで課題が解決できるのかを試すケースも多々あります。そこで成果が出て、トライアルや実験から本導入に移行していただいた時の嬉しさは最高です。自身もサービスの一部を手がけた自負があるので、「間違ってなかった!」という安堵の思いとともに、社会課題の解決に向けて一歩進んだという感覚が得られます。自身の介在する価値を感じながら仕事に取り組めるのは楽しいです。

— スタートアップ企業は昔よりも大手企業からの転職が増えているように思いますし、実際にアーバンエックスにも多様なバックグラウンドを持ったメンバーが参画してくれています。堀さんには「大手からベンチャーに移る面白さ」についても聞いてみたいと思います。

スタートアップ企業は、やはり既存のルールがない分、何かに縛られることがないように思います。「意志」を持って取り組めば、やりたいことにチャレンジできる環境はあります。大手企業にいる場合、資金力がある反面、個人の希望する部署に行けるかは運の要素も大きいのも現実です。

アーバンエックスでは技術に関して国交省や内閣府などからさまざまな賞を受賞しています。スタートアップだからこそ実現できる尖ったサービスに対して自ら考えた付加価値を付け加えることで新たなビジネスチャンスを作るとてもやりがいのある仕事です。大企業との調整など苦労がある反面、意志を持って周囲を巻き込める人であれば「まずはやってみよう」というチャンスがもらえるのが魅力です。自分の意見で自治体や民間企業の未来を変えるってワクワクしませんか?

そんな仕事に興味がある方は、アーバンエックスに向いていると思います。

— 堀さん、ありがとうございました。

アーバンエックスはPMを募集中!

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