2020年、日本だけではなく世界中が新型コロナウイルスの影響を受け、人との接点を持つことがとても難しくなりました。冠婚葬祭を手がけるあいネットグループにおいても「大切な方との最後の時間を過ごす」時間に大人数が集まることは自粛せざるを得ない状況が続きました。
「ご葬儀への参列が難しい中でも、大切な人を出来る限り近くでお見送りしたい。」
そんな声が弊社に多く寄せられたことで生まれたサービスこそ、「オンライン葬儀」です。
この記事では、このオンライン葬儀はどのように生まれたのか、サービスの内容も合わせて紹介します。
―そもそも、「オンライン葬儀」とは
ご葬儀のオンライン中継とは、会議システムを使い、コロナ禍でご葬儀への参列を見送られていた県外や海外の親族や友人・知人、関係者の方が遠方からでもカメラを通してご参加いただけるものです。このサービスは2020年12月半ばから、無償で提供させていただいております。
▼静岡清水ホームページ
▼藤枝ホームページ
―きっかけは、現場の若手社員の声から
2020年10月頃、現場の若手社員が、ご遺族様から緊急事態宣言発令後に増えた「ご葬儀のオンライン中継」ができないかとご質問を受けたことがきっかけでした。コロナ禍におけるご遺族が抱える問題解決するために、私たちに何かできることはないかと思案している最中でもあり、参列が叶わない方でも心残りのないお悔やみができるサービスをつくることを目指し、2か月半~3か月程度をかけて実現にこぎつけました。
―「オンライン」だから、軽い気持ちなわけじゃない。サービス開始までの葛藤。
新サービス導入により、様々な面でご遺族様・参列者様のご負担を軽減することができました。例えば、訃報掲載はLINEと連動し、スマホを活用して、電話よりも早く正確に訃報を伝えることができるようになりました。またホームページ内の訃報欄からのオンライン注文も、弔電に加え香典に代わるアレンジ花などの商品を拡充し、クレジット決済にも対応しました。これにより、電話注文・ FAX注文の手間を省くことができます。
一方で、社内ではこうしたサービスにニーズが本当にあるのか、社内でご葬儀が楽なもの、簡易的なものとして捉えられてしまわないかという懸念が出ました。当社で大切にしているのは人と人とのつながりの大切さであり、ご葬儀が本来の意義は損ねないようにしたいという気持ちは強くありました。
―「まさかできるとは思わなかった。」お客様からの嬉しい反応。
こうした懸念はありましたが、結果としては開始から約2か月時点で、静岡・清水・藤枝で25のご葬儀で本サービスをご利用いただき、予想を上回る喜びの声をいただくことができました。故人様のお顔が見たいという気持ちがありながら参列を断念されていた方々や、最期に故人様に会ってほしいというご遺族様の想いにお応えできることが増えました。
正式リリース前の10月ごろに、強いご要望をいただき実施した際には、以前参列をコロナにより断念された方が本サービスを利用し、「叶わないと思っていましたが、最後にお別れが出来ました」という感謝のお手紙を頂戴いたしました。私共としてもうれしい限りです。
―現場の声を積極的に取り入れ、変化に柔軟に対応していく
あいネットでは、お客様が抱える問題にいち早く対応し、どの葬儀社よりもご満足・ご納得いただけるお葬式をご提供することを目標としています。そのため、若手やベテランといった立場に関係なく、現場の声を非常に重視しており、若手社員の案が実現することも多いです。今後もお客様の「あったらいいな」をデザインし、お客様の今日より明日を笑顔にする取り組みを積極的にチャレンジしていきます。
あいネットグループでは新しい仲間を募集中です!
葬儀業の具体的なイメージは、なかなかわかないかもしれません。
しかし、人生の節目に立ち会うこの仕事では、「人っていいな」と感じる場面に多く遭遇します。お客様や従業員の幸せを強く願うあいネットグループに、少しでもご興味・ご関心をお持ちいただけましたら、当社の説明会にご参加くださいませ^^
あなたからのご応募をお待ちしております。
▼当社の「企画ワークショップ型会社説明会」概要はコチラ
3月にワークショップ形式の会社案内を開催いたします!単なる会社案内ではなく、経営理念についてお話させていただき、その上で、仕事を体感できるワークをしていただく内容となっております。
・3/18(木)13:30〜16:30 @静岡+オンライン
・3/24(水)14:00~16:00 @三重
・3/25(木)13:30~16:30 @静岡+オンライン
・3/30(火)14:00~16:00 @三重
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