なにをやっているのか
私たちdots. and株式会社は、新規事業開発を専門とするブティックファームです。人の心を動かし、社会を大きく変える新たな事業を、連続的に生み出していくことをミッションに、「The Innovation Company」を名乗っています。
■事業内容■
・企業変革アクセラレーション
企業の持続的発展に向けて、ビジネスモデル・トランスフォーメーションを推進します。経営者のビジョンに寄り添い、戦略を定め、次の柱となる事業を形にします。
・事業創出スタジオ
自己資本を使って、社会的イシューを解決する新たな事業の創出に取り組みます。世の中に向けて、継続的に先進事例・理論を発信します。
■私たちの強み■
私たちは、これまで世の中になかった、新たな事業を実現するための知見や手法を、「イノベーションサイエンス」として体系化し、実践を通じて継続的に洗練を続けています。従来の経営コンサルティングが、客観的事実を積み上げ、妥当な解を早期に導き、頑健なロジックでそれらを補強する、説得のプロであるのに対し、我々は、事象と事象の間に新たな関係性を見出し、新しい切り口で事業創造の可能性を導出することに強みを持ちます。How(手段)に対する熟考がない事業案に価値はない、との信念を持ち、最初期の戦略構想段階のみに留まらず、実際にクライアントと一体となりながら、事業を作り上げるフェーズまで、一貫して伴走を行います。
■今後の展望■
新規事業開発を行うためのプロが集う基地として、真っ先に経営者が頼りにする、トップファームになることを経営目標に据えています。実益によりコミットするために、従来のフィー型から、事業創出スタジオによる共創型・利益シェア型を中心とする新たなビジネスモデルに変革することを目標にしています。人の頭数によってファームとしての成長が制限される構造から抜けるために、体系化した方法論のソリューション化を進め、最大限に知見をレバレッジできる体制を整えていきます。
なぜやるのか
■事業開発が最大の経営イシューに■
テクノロジーの急速な発展と共に、現代の企業は、かつてないほどのダイナミックな競争環境に晒されています。経営戦略においては、成功事例を基に導出した、確からしい選択肢から「選び取る」ことから、自らリスクを取って、今はない新たな市場を「創り出す」ことに、力点が移っています。
クライアント企業の変化と共に、経営コンサル業界も大きな転換点を迎えています。ベストプラクティスや理論に基づく、客観的な提言、は急速にその価値を失い、個別の状況に基づいて、深く考え、フットワーク軽く実践することで、今までになかったことをクライアントと共に創り出していく姿勢が求められています。
私たちは、時代の変化を肌で感じ、「事業創造」のトップファームとなることを決意しました。従来のコンサルティングファームの枠組みや論理に縛られず、新たな在り方を自ら定義していきます。そしてその挑戦を続けることこそが、我々のミッションである、「心を揺さぶるオリジナルをつくる」を実現することに繋がっていくと信じています。
■設立の背景■
コンサルティング業界には、強力な行動原理と、それを支えるテクニック・スキルが存在します。その大上段の目的には、クライアント企業内の意志決定があり、それを可能にする確からしい、頑健なストーリーを構築すること、が掲げられています。真に「正しい」ではなく、「確からしい」です。その副産物が、美しいチャート・スライド、です。
私たち創業メンバーは、大手コンサルティングファームの出身です。コンサルタントとして、クライアント企業と多くのプロジェクトを推進してきました。
最初は、上司・先輩についていくことに必死でした。やがて、基本的な所作を身につけ、勘違いした「万能感」を手にします。しかしやがて、妥当な解を早期に出し、それを補強するロジックを積み上げていくことに、疑問を感じるようになります。
このやり方はいつまで通用するのか?経営コンサルのモデルの寿命は尽きかけているのでは?このままでは、自分はレガシーになるのでは?
正解が見えなくなっている現代だからこそ、事実からは証明しきれないアイディアの導出が重要であり、その実現に向けて深く考え、試行錯誤を繰り返すことが必要である、との結論に至りました。そのような考えから、企業向けのプロフェッショナルサービスにおいては、成功事例や理論を提示するコンサルティング、ではなく、クライアント社内の新たな挑戦を後押しし、活動を加速させる意味を込めて、「アクセラレーション」と位置付けています。
どうやっているのか
■不確実、だからこそ考える■
私たちの基本的な思想は、「不確実、だからこそ考える」です。イノベーション創出は、極めて難度の高い活動です。不確実性が高く、多数の考慮すべき変数がある中で、答えを導いていく必要があります。 だからこそ、逆に私たちは、「やってみよう」を隠れ蓑にしないこと、がとても重要だと考えています。より早く、深く考えを巡らせること、そのために、手段として「やってみよう」があるのであって、それ自体が運試しのようになってしまっては本末転倒です。正しい答えを準備することは出来ません。ただ、十分に考えつくされた答えを用意することは可能です。
私たちは、考え続けること、それこそがイノベーション創出に向けた成功の鍵であると信じています。
■メタ認知と具体設計の反復■
細部まで考えを突き詰めること、抽象度を上げてメタ的に事象を捉えること、これらを高速で反復しながら考えを深めていくことを、イノベーションサイエンスの基礎となる考え方としています。この反復は、事業開発の前半において特に重要となります。まだ自由度の高い段階で、いかに様々な可能性を検証し、その後時間をかけて構築を試行する事業案に辿り着けるかが、単に事業を実現することをゴールとせず、大きなスケールの事業に繋げていく、という目線では重要となります。勿論、この反復は机上のみに限定せず、実際に当事者の一次情報を取得する、なども含みます。
イノベーションサイエンスにおいては、基礎的な考え方を実践するための、様々なフレームワークや手法を継続的に開発・体系化しています。
■事業の特徴■
現在は、ナショナルクライアントを中心に、アクセラレーション事業を主として展開しています。業界は様々で、消費財、商社、通信会社、建設会社、など多岐に渡ります。新規事業開発案件を中心としながら、戦略ビジョン策定や、新規事業開発のプロセス設計・組織設計についても行っています。
■働き方とメンバー■
私たちは、行動規範に、「自己本位であること」を掲げています。自己本位とは、自分勝手、ではなく、常に目の前のことに、自分の責任で向き合う姿勢のことを指しています。各自に高い倫理観とプロフェッショナリズムを求める代わりに、働き方に細かい取り決めや不合理なルールはありません。各自のクリエイティビティを最大化するために、投資は惜しみません。
リモートワークを主としながら、ホームオフィスで定期的に、実際に顔を合わせる機会を用意しています。また、新たな働き方の共同体を目指しており、外部のパートナー企業と連携しながら、都度最適なメンバーとチームを編成し、プロジェクトを推進しています。