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生活者視点の分析は誰にも負けない。自分自身の存在価値の追求が信頼感を生む

SNSマーケティングにおいては、ブランド目線ではなく生活者目線を意識するのが重要ですが、サイバー・バズ随一の「生活者目線に立った広告提案」を手がけているのが宮本 悠加さんです。

過去には子会社の社長を務め、経営者として事業の推進を経験。

現在は総合広告代理店とともに、クライアントへSNSマーケティングを提案する部署の局長として活躍しています。

宮本さんが目指す組織の未来や生活者目線に立った発想の重要性について伺いました。

略歴
宮本 悠加(ミヤモト ユカ)
SMM事業部代理店本部 局長

2011年に中途でサイバー・バズへ入社。
2016年に株式会社glamfirst 代表取締役に就任(2020年吸収合併)、2人の子供の出産を経て現在に至る。

自分にしかない「存在価値」を出そうと常に心がけている

──まずは現在の担当業務と組織のミッションについて教えてください。

総合広告代理店経由でクライアントに対してSNS広告を提案しており、最近では総合広告代理店のグループに入って、フラットな関係性を持ちながら、案件に対応する機会も多くなっています。

組織のミッションとして大事にしているのが「存在価値」です。

私たちが直接的に接する総合広告代理店の方が何を求めているのかを汲み取りつつ、いかにサイバー・バズの各営業陣が存在価値を出していけるかを常に念頭に置いています。

広告メニューの独自性なのか、プランニング力なのか、ディレクションの手堅さなのか。

あるいは人材やコミュニケーションなのかなど、あらゆる角度から存在価値を考え、成果を最大化させるために取り組んでいます。

その中の1つに“生活者視点のプランニング”が求められるケースが、特に最近多くなってきたと感じています。

SNSマーケティングの手法は多岐に渡り、様々なやり方が出来るようになった今だからこそ

「本当にその広告で生活者は買うのか」という視点をもったプランニングが出来る人材が重宝されるようになってきていると思います。

消費者心理や生活者視点の分析は誰にも負けない

──生活者目線に立った広告提案をする上で重要なのはどのようなことでしょうか。

「リアルな生活者になること」

これが非常に大事なことだと言えます。

こういう仕事をしていると、普段からSNSを見る量は普通の人よりも圧倒的に多くなるので、リアルな生活者の気持ちがどうしても分からなくなる瞬間が出てきてしまいます。

そこでたどり着いた私流、生活者の気持ちを鍛えられる方法が、普段から“自分の購買行動を分析すること”でした。

私毎日何か消費行動を起こす時、「何でこの商品を今自分は買ったのか」、「どうして、この商品を一度手に取ったけど、棚に戻してこっちの商品を買ったのか」といった具合に、徹底的に自問自答する癖をつけたんです。

何気なく買っているつもりの商品も、実は振り返ると10以上もの理由がある事が多く、その1つ1つがプロモーションを考える、とても大切なヒントになっていきます。

もうこの自問自答は10年以上続けていて、習慣化しているので消費者心理や生活者視点を考えるのは、誰にも負けないくらい自信があります。

こうして自分にしかできないプランニング力を磨き、付加価値をつけて提案するようにしています。

もちろん、自己分析だけだと偏ってしまうため、市場のニーズや定性アンケートなどの情報も鑑みながら、「本当に生活者へ刺さるか」をイメージしながらプランニングしていますね。

メンバーの個の力を最大限に引き出すフォーメーションを組む

──局長としてはどのようなスタンスで仕事に取り組んでいますか?

局長としてリードしていくのはもちろんですが、メンバーと上下の関係ではなく、フォーメーションを組むような感覚でチームを率いています。

自分一人で出来る事にはやはり限界があります。

この組織として最もパフォーマンスが発揮できる体制は何か。どのようにチームビルディングすれば、一番成果を出せるのかなどを考えなくてはなりません。

なので、縦割り組織の中でもフォーメーションを組むような意識を持っていて、メンバーそれぞれの個の力を引き出していくことを心がけています。

開拓の糸口を握る営業力、スムーズなスケジュール調整、明瞭で説得力のある資料作成、滞りなく案件が進むディレクションなど、メンバー一人ひとり得意なものは異なるわけで、

「この人にとって何が光るものか」を見極めるようにしています。

──組織が成長していくために、どのような人材が求められると思いますか?

自分の得意を見つけ、強みとなるように磨くこと。

強みを理解している人は自分の存在価値がわかっているため、少しのことでは折れたりぶれたりしません。

ただ、人から言われないと強みはわからない場合も多いので、私自身は積極的にメンバーに気づきのきっかけを与えられるような言葉を投げかけるように心がけています。

自分では弱みだと思い込んでいることでも、人から見たら強みに思えることもある。

誰にでも光るものがあって、それが武器となって成長できる。

私が働きかけることで、少しでもメンバー自身の成長の機会を創出できればと考えています。

「最強の営業とメディア」を持つサイバー・バズの優位性

──SNSマーケティングの手法や市況感の変化について感じていることを教えてください。

SNSの種類が増えたことで、広告商材の幅も大きく広がっています。

また、インフルエンサーもVTuberや声優、2.5次元などのように多様化していますし、コロナ禍で推し活需要も大きく伸びている。

さらに、以前よりも生活者のSNSに対するリテラシーや情報の取捨選択の能力が長けていると感じるようにもなりました。

タグる時代と呼ばれた頃は、 SNSで情報を探すのが楽しいと思われていましたが、今はレコメンド機能が発達し、わざわざ探さなくても自分好みのものが見つかってしまう。

これは企業のプロモーションにおいても変化が生じていて、「優れた機能の商品が出ました」と打ち出すだけでは、生活者に刺さらなくなりました。

購買行動自体が時代とともに変わっているので、いかに生活者に興味を持ってもらい、インサイトをつけるかが重要になっていると思います。

──サイバー・バズは競合とどう差別化しながらビジネスを展開しているのでしょうか。

SNSの変化の速度が早いなかでも、市場のニーズがあれば、すぐに新しい広告メニューの開発や専門部署の立ち上げなど、スピード感持って対応できているのがサイバー・バズの強みだと言えます。

加えて、既存のインフルエンサーネットワークのほかにも、VTuberの提案や新進気鋭のYouTuberといったトレンディーなインフルエンサーを起用したりと、提案できる幅の広さもサイバー・バズならではだと思います。

いわば「最強の営業」と「最強のメディア」を持っており、これこそサイバー・バズがSNSマーケティング市場の中でユニークかつ信頼される所以だと思うんです。

一方で同じインフルエンサーをキャスティングするにしても、AさんとBさんでプランニングが全く異なります。

要は企画力次第で、アウトプットに差が生じてしまうわけです。

私自身、メンバーの企画力を向上させる取り組みとして、社内でトレンド部を立ち上げ、定期的に勉強会を開催しています。

気になったSNSの投稿を持ち寄ってもらい、「なぜ商品が欲しくなったのか」、「どんなワードが目に止まったのか」などをシェアし、学びが深まるように取り組んでいます。

──最後に今後の展望について教えてください。

私たち次第でクライアントの商品の売れ行きが変わるわけで、総合広告代理店から大きな予算をもらっているからこそ、「私がやらないと、この商品がなくなる」くらいの覚悟を持つこと。

真摯にブランドや生活者と向き合い、全力を尽くすことが重要です。

これからも、クライアントからの信頼を得て、大きな予算を預けてもらえるようなプランニングをすること。そして、そこで生まれた利益で新規事業の立ち上げにもつなげていければと思っています。

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