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サイバー・バズ随一のTikTokオタクが語るクリエイティブ制作の楽しさ

サイバー・バズでは「to buy」という自社のTikTokアカウントの運用や、TikTok広告のクリエイティブ、施策立案、ディレクションまでを一環して手がけています。

そんなTikTokプロモーションの中心を担っているのが海野(ウンノ)萌さん。

クリエイティブグループのシニアマネージャーとして従事し、社内一TikTokクリエイティブに精通する人として活躍しています。

海野さんにTikTok広告クリエイターの働き方や、仕事のやりがいについて伺いました。

略歴
海野 萌(ウンノ モエ)
ダイレクト本部ディレクション局
TikTok広告クリエイター

日本大学芸術学部を卒業後、新卒でチームラボセールスへ入社。
Webディレクターとしてさまざまな案件に携わる。

サイバー・バズでは自社のTikTokアカウント「to buy」の編集長として従事しつつ、
TikTok施策の企画から運用支援まで幅広い業務をこなしている。

趣味:写真、音楽、漫画、映画など

これまでの経験で学んだ「相手が本当にワクワクする」ことを生み出す大切さ

──まずは学生時代のエピソードについて教えてください。

大学は日本大学芸術学部(日芸)の写真学科に通い、カメラの歴史や写真撮影の技術・知識を教わる授業から、実際のカメラワークの実践など、写真にまつわることは多岐に渡って学んでいました。

ゼミの活動では、テーマを一から考えて、人物画や広告写真の展示会を開催したり、コンテストに参加したりしていましたね。

また、広告代理店や広告制作会社のインターンシップにも積極的に参加していて、当時からクリエイティブに関わることが好きでした。

写真をずっと学んできたので、就職活動の時期に差し掛かったときには写真家として活動していくことも考えましたが、収入面や安定面を鑑みて、その道には進まない決心をしたんです。

というのも母は絵の先生、兄は映像プロデューサーだったこともあり、小さい頃からクリエイティブ業界の裏側についても垣間見える部分があって。

クライアントワークありきの仕事ゆえ、思ったほど自分の好きなようにはできないこと。また、制約の中で良いアウトプットが求められる場面が多いというのを、傍目で見ながら感じていたので、私は写真家として歩むのはやめようと思ったんです。

──チームラボセールスで働こうと思ったきっかけは何だったんですか?

とあるテレビ番組で、チームラボ代表の猪子さんが話しているのをお見かけしたんですが、目指しているクリエイティビティのスケールの大きさに驚き、チームラボに一目惚れしてしまったんですよ。

そこからチームラボに関わりたいと思って、採用面接を受けにいったんですけど、またその面接も面白くて。

尖った人と一緒に働きたい、類いまれなチームラボの作品に仕事として関わりたい。

そのような思いから、チームラボセールスへ入社しました。

──海野さんが入ったチームラボセールスではどのような仕事を経験したんですか?

主にWebディレクターとして従事していました。クライアントの受託案件のWebディレクション以外にもチームラボの展示スペースのキャッチコピーを考えたり、運営に入ってお客様の声をヒアリングしたりと、色々な仕事を経験しました。

3年ほど働かせてもらいましたが、一番学んだのは「相手(消費者)がどう感じるのか」、「このアウトプットで本当にワクワクさせられるのか」というのを真剣に考えることでした。

なんとなくいい感じ、というのが絶対に許されない世界だったので、先輩には「これだと全然ワクワクしないから、もっといいもの考えて」と言われながら試行錯誤していましたね。

TikTokの運用では広告色が強く出ないよう留意している

──現在はサイバー・バズにて「TikTok広告クリエイター」として活躍しています。具体的にはどのような仕事内容なんですか?

サイバー・バズが自社で運営しているTikTokメディア「to buy」の編集長として、クライアントの化粧品・コスメ、日用品などの商品やブランドの魅力を知ってもらい、“TikTok売れ”を起こすプロモーション全体を手がけています。

バズるコンテンツを分析するところから、企画に落とし込んで動画を撮影し、さらには編集して投稿したり広告配信を行ったりと、全て一人で担当しています。

ときには自分も動画に出演するなど、TikTok施策の成果にコミットしながら、日々クリエイティブを考えているような状況です。

──企業・ブランド向けにTikTokアカウントの運用を行う上で、どのようなことを心がけていますか。

最も大事にしているのは「広告色が強くならないようにする」ことです。

普段、友達に良い商品を勧めるときのトーンと明らかに違うと、違和感につながってしまいますし、わざとらしく見えてしまう。

生活者目線に立ち、商品の魅力をリアルに語ることを大切に、TikTokを運用しています。

例えば、「とてもいい」ではなく「マジでいい」や「めっちゃいい」に変えるだけでも全然効果が違うので、友達とおしゃべりするときのようなリアルなテンションを意識し、細かな言葉選びにも留意していますね。

また、メディアで取り上げる商品を自分が実際に使ってみてどう感じるか。どの部分が魅力的に映るかを確認するのはもちろん、消費者がどのような口コミが投稿されているかを確認するため、SNSや口コミサイトなどもくまなくチェックしているんです。

こうすることで、自分が思っている商品のイメージに寄らない、消費者のリアルな使用感や印象も踏まえた「商品の魅力」の輪郭が見えてきます。

「責任を背負って新しいことに挑戦できる」のがやりがいに

──自分の好き嫌いではなく、客観的視点から商品の良さが伝わるように創意工夫しているんですね。

あとは、あえて中途半端なところで動画を終わらせるように心がけています。

情報をあまり詰め込まないように注意しながら動画を作っているんです。

これには明確な意図があって、未完成のままでいることにより、動画にコメントしたくなるような“余白”を作る狙いがあるんですよ。

──TikTokに関連するセミナーの登壇やメディアでの執筆など、社内ではマルチに活躍しています。色々なチャレンジができるサイバー・バズの環境についてどう感じていますか?

新しいことに挑戦できるのは、サイバー・バズのいいところですね。

TikTokに関しては社内で最も触れていて、誰よりもトレンドや知見に関しては精通している自負があるので、TikTokにまつわる施策や提案がある場合は、部署横断でアサインされることも多い。

裁量を持って、幅広い仕事に関われるのがTikTok広告クリエイターの面白さであり、働きがいにつながっています。

もちろん、TikTok広告のクリエイティブに正解がなく、さらには相談できる先輩もいないなかで、全ての責任を背負ってやらなければならない。

このような状況下で成果をコンスタントに出していくには苦労もたくさん経験しましたが、試行錯誤しながら取り組めるのが、仕事のやりがいにもなっています。

SNS運用に向いているのは“オタク”になるくらい熱中できる人

──TikTokのアカウント運用やSNS広告に向いているのはどんな人だと思いますか?

大事なのは

好きなものに対して、こだわりをもって、なぜ好きかを言語化できること

だと思っています。

クライアントの代わりにSNSを運用するわけですので、「自分が本当にその企画で、欲しいと思えるか」というのを徹底的に考え、こだわる姿勢が肝になります。

要は“オタク”になるくらい熱中できる人、自分の好きをしっかりと伝えられる人はSNSのアカウント運用に向いているのではないでしょうか。

──ありがとうございます!それでは最後に今後の展望と求職者の方に一言お願いします!

サイバー・バズはキャスティングやマーケティングが強い会社ですが、クリエイティブ視点をもっと強化することで、さらなる企業成長につながると考えています。

今後、クリエイティブチームの拡大を見据えつつ、その文脈で自分が率先してチームを牽引できる存在を目指したい。そう思っています。

SNSやクリエイティブが好きな人、そして自分の好きを語れる人は、ぜひ応募お持ちしています!

<文・撮影/古田島大介>

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