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なにをやっているのか

対話支援機器「comuoonシリーズ」は世界初、耳につけない聴覚補助機器です。話す方も聞く方も、お互いが面倒に思うことなくスムーズな会話が可能です。
ヒアリングが苦手な子や難聴の子どもたちに向けた英語塾など、自社の技術を活かした事業展開、社会貢献活動に取り組んでいます。
私たちユニバーサル・サウンドデザイン株式会社は、特許技術である「SonicBrain®️」を活用した対話支援機器「comuoon(コミューン)シリーズ」の設計・開発・販売や聴覚簡易チェックアプリケーション「みんなの聴脳力®️チェック」を事業として展開する会社です。 これまでの補聴器や集音器のように「自らがつける」タイプではなく、話す側が利用する非装用型の対話支援システムを提案し医療機関や薬局、介護施設、行政機関など音声コミュニケーションが難しい方々とのスムーズなコミュニケーションを実現するソリューションをお届けしています。 ■事業内容■ ・聴こえ支援機器の設計、開発、販売 ・各種店舗、建築物および室内空間のサウンドデザイン企画、制作、コンサルタント ・スマートフォンアプリケーションの設計、デザイン、開発 ・スピーカーおよびアンプなどの音響機器の設計、製造、販売 ・PAおよびSR用音響機器の改修および修理 ■comuoon(コミューン)でできること■ comuoonは「話す側」から聴こえの支援ができる、全く新しいカタチの対話支援機器です。聴こえにくい方が自ら工夫するのではなく、話す側から聴こえの改善に歩み寄るという逆転の発想から生まれました。 音や声が聴こえにくいのは「こもって聴こえることで認識しづらい」ケースがほとんどで、音量を上げても聴こえにくさは変わりません。そこで、高い明瞭度を保つスピーカーシステムにより、言葉を識別しやすくしました。独特の卵形状を採用することで音の拡散を防ぎ、聴こえやすさを飛躍的に向上させています。 ■実績■ 2013年のリリース以来、代理店販売と直接販売で順調に販売台数を伸ばしています。 当初は障害者差別解消法の対応製品として高齢者や聴覚障害の方の支援ツールとして普及していましたが、 現在はコロナ禍ということもあり、パーテーション・マスク越しによる聴きづらい状況が多くの場所で発生しています。そのため高齢者や聴覚障害の方への支援という目的だけでなく、医療機関、介護施設はもちろん行政機関、公共交通機関や銀薬局の窓口など様々な場所での導入をいただいています。 ■今後の展望と成長性■ 当社代表であり聴脳科学総合研究所所長の中石は、comuoonの発明者であり、聴覚研究者という肩書きを持ちます。大学の研究機関などとの共同研究など現在も難聴と認知症の関係性など様々な研究を進めています。 世界的に超高齢化社会を迎える中、難聴は認知症のリスクファクターであることが様々な学会でも発表されています。 中石も2019年に認知症検査における難聴高齢者の影響についての研究を発表しています。聴覚支援による認知症の進行抑止は、国内はもちろん世界中の大きなテーマとなっています。今後もcomuoonの有用性に関するデータをもとに製品の認知の拡大と聴覚支援に関する意識向上に努めるとともに、Re.comuoon (リサイクル)プロジェクトを積極的に進めており、購入後利用しなくなったcomuoonを買い取りクリーニング後に再度販売を行ったり、難聴児童が通う聴覚支援学校にNPO法人を通じcomuoonを寄贈する「きこえのあしながさん」プロジェクトを推進するなど社会貢献、環境保全にも配慮した取り組み「SDG's」に力を入れています。

なぜやるのか

代表の中石です。音で人を感動させられる仕事に巡り合えて幸せです。YouTubeチャンネルモジャモジャ先生の耳研究所でYouTuberデビューしました。
中石の原動力となった、難聴の祖母と思い出の写真。聴こえに悩みを抱える人は、外出を嫌がる傾向があります。私たちは聴こえの支援を通じ、誰もが生活の楽しみを享受できる社会を目指しています。
■音で人と人、人とモノを繋ぐ達人になれ■ 聴こえにくい人々に寄り添い、少しでも聴こえやすい環境を提案すること。 常に探究心を忘れず、聞こえに関する研究に目を向けること。 たとえ非常識と言われようとも、誰も解決できない難題に挑戦し続け、 新技術やアイデアを生み出し続けること。 人は音と共に生きている。 音楽には人を元気にする力がある。 コミュニケーションには人を笑顔にする力がある。 その実現こそ私たちが目指すものであり、私たちの使命です。 ■起業に至るストーリー■ 元々弊社代表の中石は、前職のEMIミュージック・ジャパンでスピーカーの研究開発に従事していました。音を遠くに届ける研究をしている際、偶然、難聴の方が聴こえやすい音を発見します。この発見を役立てようと模索する中で、聴こえにくい方は「聴こえづらいことを語らない」ということと、話す方も「伝えられない辛さがある」ということを知りました。 この気づきから「伝えたい」という気持ちを諦めてほしくないと強く思うようになり、comuoonの構想に至ります。NPO法人日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会にて約3年にわたる研究の末、2012年4月に実の父と共にユニバーサル・サウンドデザイン株式会社を設立します。 ■活動コンセプト■ 「音声コミュニケーション」の大切さを世の中に広げていきます。 人間は豊かなコミュニケーションを武器に進化・発展してきた生き物です。人間が生きるうえで、話すこと・聴くことは欠かせません。「聴こえ」は豊かな生活を送るためには必要不可欠なものなのです。これまでは聴こえにくい方は補聴器や集音器を装着するのが一般的でしたが、これからは聴き手だけが努力を強いられたりするのではなく、「聞こえやすい環境にしよう」という発想が必要だと考えます。聴こえの老化は20代から始まり、60代になれば誰しもが聴覚の衰えに気がつくことが増えます。また現在ではイヤホンやヘッドホンでの難聴者も増えており「聴こえ」に関する知識は重要になります。すべての人が暮らしやすくなる社会の実現には聞こえの知識を高めることが必要なのです。私たちは「聴こえ」の大切さを伝えるため、研究開発のほか、講演会などの啓発活動にも力を入れています。

どうやっているのか

社長との聞こえの勉強会を通じメンバーとのみみよりな話や勉強会を通して、聴こえに関する知識が短期間で身に付きます。自由な発想でアイデアを語り合いましょう。
社員や社員の身の周りにも、聴こえに悩みを持つ方がいますが弊社のテクノロジーを活用をすることにより積極的に仕事に取り組んでいます。「コミュニケーション」における社会課題の解決に意欲的な方をお待ちしております。近くのオフィスへ見学いただくことも可能です。
■事業の特徴■ 私たちの特徴は様々な医療機関様や介護施設様、行政機関様などとともに聞こえに関しての研究を通じ技術の裏付けを獲得している点です。厚生労働省の助成事業や様々な医学的な研究を継続してきたことで提供する製品について高い評価をいただいています。 難聴者団体様や難聴者個人の方とのネットワークの活用による当事者の立場に立った製品の開発体制を構築しています。 ■メンバーの成長を応援■ 覚えたい・学びたいという意欲を大事にしているので、スキルアップに向けた学習と業務を両立することを可能にしています。本人がやりたくないものを任せるのではなく、やりたいことに積極的に挑戦する姿勢を応援しています。代表も現在も国際医療福祉大学大学院の研究生として学んでいます。 ■働くうえで大切にしていること■ ユニバーサル・サウンドデザインでは、研究職と営業職との明確な線引きはしていますが、研究領域の興味があれば、研究生として研究活動をサポートしてもらうなどが可能です。その経験は営業活動に大いに役立つことはもちろん、知識や経験を高めることで専門性が高まることでお客様にも安心してご相談いただける環境づくりを行なっています。 お客様の声や現場の声がダイレクトに組織トップへと繋がる体制を整えるなど、製品の改良にも努めています。 ■オフィス環境・働き方■ 現在は東京本社・西日本支社(大阪)・広島オフィス・福岡オフィス・九州R&Dセンター(佐賀)・南九州オフィス(熊本)があり、各支社に2~3名のメンバーとアルバイトスタッフを配置。代理店様の管理や直販、医療機関での研究サポート業務を行っています。 お住まいの地域に近い支社での勤務が可能ですが、東京・大阪・広島・福岡の4拠点の研修体制が整っていることから、入社後しばらくはこのいずれかに出社いただく想定です。