なにをやっているのか
アドレスは”分散型社会を実現する”をミッションに掲げ、
都心から地域へ、そして地域から都心へ、
ADDressをプラットフォームとして人が循環する仕組みを作っています。
サービスを利用する会員は、従来の生活では出会えなかった人たちとの交流や地域での生活によって、一人ひとりの生き方の可能性が広がり、幸福感の醸成につながっています。
ADDress最大の特徴である「交流」の鍵となるのは”家守(やもり)”の存在。
家守はそれぞれの家の管理はもちろん、地域と会員を繋ぐ橋渡し役を担っており、ミッションの実現に向けて、なくてはならない大切なパートナーです。
継続的に何度も地域に訪れる人を増やすために、家守や自治体とともに「交流」や「地域とのつながる」をつくる仕組みづくりを行なっています。
なぜやるのか
世界に先駆けて本格的な人口減少社会に突入している日本。なかでも地方の人口減少、空き家増加問題は深刻なものとなっています。また都市では、お金で何でも手に入れられる一方、人間らしい暮らしができず、人との繋がりが希薄で、孤独を感じる人も増えています。
多拠点生活というライフスタイルを拡げることで、“都市か地方”ではなく、“都市にも地方にも”暮らす。全国各地に人との繋がりを生み出し、豊かな暮らしを手に入れるとともに、地域の活性化に貢献する。私たちはそんな人と地域の可能性を広げ、有機的に繋がる分散型の共同社会を実現したいと考えています。
多拠点生活を含む新しいライフスタイルは、地域と都市部、双方の課題解決が期待され需要が高まりつつありますが、利用者の側面では情報・コミュニティ・お金などの制約や不安を取り除くインフラの供給が課題となっています。
そのため現時点では実際に多拠点生活をしている人はわずか5.9%にとどまっています※。
(※出所:一般社団法人不動産流通経営協会「複数拠点生活に関する意向調査」)
ADDressによってワーケーション・多拠点生活のハードルを大きく下げることで地方の関係人口を増やし、都市部への一極集中状態から分散型社会の実現を目指します。
またESGの観点でも、関係人口の増加やディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の促進など社会的インパクトの創出に取り組んでいます。
詳細は「ADDressインパクトレポート2022 -23」もご覧ください。
https://address.love/column/?p=6454
どうやっているのか
遊休物件の一軒家などをADDressの住まいとして会員に提供しています。国内外約300か所にある「家」のタイプはさまざまで、一般家屋のほか、古民家、シェアハウス、温泉付別荘、お寺、キャンプサイトなど多岐にわたります。
部屋にはWi-Fiや家具家電など生活・仕事に必要なものが完備されており、会員は利用日数に応じて月9,800円(2泊分)から利用できます。
家守や会員、地域の方との交流を通して、観光を目的とした滞在では得難い「異日常」(もうひとつの日常)を体験することができると考えています。
また2024年5月には、官民連携で二拠点生活を促進する「改正広域的地域活性化基盤整備法」が成立しました。
アドレスはこれまでも複数の自治体と連携協定を締結するなど、自治体との関係性を強化してきました。今回の法律の成立を追い風に、支援法人としてこれまで以上に自治体との連携を強化していきます。