代表インタビュー｜誰もがヴィーガンを選択できる”Hello Vegan!”な社会を実現する

こんにちは！採用業務を担当しています。オシダです。
第一弾の社員インタビューとして、代表の工藤さんにインタビューさせていただきました！
工藤さんの人生とってもおもしろな～と感じながらこちらの記事作成いたしました。
もちろん会社に対しての熱い気持ちもですが、工藤さんの魅力も発見できる記事となっています。

【自己紹介】
工藤柊
株式会社ブイクック　代表取締役CEO

ブイクックの工藤柊です！
僕自身も、高校生からヴィーガン生活を始めて、もうすぐ6年ほどが経ちます。
大阪で生まれ育ち、大学は神戸大学に通い、2021年から東京でつくったヴィーガンシェアハウス（ブイクックハウス）で暮らしています。
趣味は、仕事と漫画と恋バナです。最近は、恋バナするラジオ（とはいえラジオ）を趣味で始めたので、ぜひお聞きください。
夢は世界平和です。

【略歴】
2017：神戸大学　国際人間科学部環境共生学科入学
2020：株式会社ブイクックを設立

・学生時代はどんな活動をしていましたか？

教師になりたいのと、環境問題を学びたいという理由から、神戸大学の国際人間科学部環境共生学科に入学しました。
大学1年生の時は、色々な学生団体に関わって、自分がやりたいことを探そうとしていました。

▽実際に関わった団体▽
AIESEC
平和な社会を実現させるために、若者のリーダーシップを生み出そうと、海外インターンシップを運営するNPO法人。
ぶさべじ
フードロス削減を目的に、神戸の農家さんと関わり、生産現場での廃棄野菜を仕入れて、都市部で販売する活動を行う学生団体。

（神戸の農家さんのところへ）

そんな中で、大学食堂にヴィーガンメニューを導入する活動を始め、その活動を継続していきました。
その後、2年生から休学し、神戸のヴィーガンカフェで店長をしたり、NPO法人を立ち上げたりをし始めました。

・起業のきっかけを教えてください。

きっかけは、一人で活動をする中で個人の限界を感じたことです。
例えば、自分自身で活動していた大学食堂へのヴィーガンメニュー導入は、1年間かけたにもかかわらず、期間限定メニューの導入で終了しました。1年間をかけたにもかかわらずです・・
そこで「多くの人と協力することで、大きな変化を生むこと」を目的に、最初はNPO法人日本ヴィーガンコミュニティ(現在解散済)を立ち上げたことが起業のきかっけです。

（NPO法人の設立総会）

この頃、同時に風邪を引いて体調が悪くなり、同時にメンタルまで持っていかれて、「自分が人生をかけても、社会は何も変化しないのではないか？」「自分がどれだけ頑張っても、できることなんて限られているのではないか？」と、自らの今の能力と生み出したい社会の変化との間ある、とてつもなく大きな壁を確かに実感し、自分の存在価値を否定されているように感じました。

何もできないならば、もう全てを辞めてしまっても…とも考えていました。
そんな悩める大学生だった僕は、色々な人の本や記事を読んで、「協同組合」という組織の形と、それを作った「賀川豊彦」という人物を知りました。

協同組合とは、出資・運営・利用を全て自分たちで行うことで、自分たちの生活や仕事をもっと良くする組織の形です。
要約すると、「自分たちの課題は、自分たちで解決していこうぜ！」という組織で、僕はそこに強く惹かれました。

生協は生活者が安心安全なものを食べるために、農協は農家の仕事を安定させるために、自分たちで立ち上がったようです。
この形は、ヴィーガン業界でも活かせるんじゃないか。自分一人では困難でも、同じ思いを持つ人たちと協力すれば大きなコトを為せるんじゃないか、と希望を捨てずに済みました。

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・起業して一番大変だったことはどんなことですか？

振り返ってみると、起業当初はコワーキングスペースのコミュニティマネージャーやwebメディア運営などの受託案件を受けながら自社プロダクトを作っていたり、2022年には口座残高が数万円になったり、ブイクックデリ(ヴィーガン冷凍惣菜サブスク)をリリースから1ヶ月でピボットすることになったりなど、色々とあると思います。

ただ、最も大変だったことは採用についてです。カルチャーフィット（働き方/価値観の一致度合い）していない方が入社した際に、お互いにストレスが溜まってしまったことが大変な経験でした。
同じものを目指しているのに、その山の登り方が違うければうまくいかないというのは、痛みの伴う教訓でした。

現在は、入社前にカルチャーとして定めている、Plus Ultra・Go Open・with joyにフィットしているかを相互にすり合わせることに重きを置き、「トライアル入社」の期間を設けて働いた後のイメージをできるだけできるようにしています。

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・ブイクックの今とこれからの未来について教えてください。

ブイクックは今、成長するヴィーガン業界で課題となっている「流通・小売」の領域を担っています。
この数年で、ほとんどの大手食品メーカーがヴィーガン/プラントベース商品に取り組み、消費者側の需要も増えています。

一方で、「近くでヴィーガン商品が買えない」「ネットではまとめてしか買えない。送料が高い」など、生産者と消費者をつなぐ役割が不足しています。
そこで、昨年2022年9月には「ブイクックモール」から、梱包・発送まで担う小売モデルの「ブイクックスーパー」へとリニューアルすることで、複数のヴィーガン商品をワンストップで購入できるようになりお客様から好評をいただいています。

「ブイクックスーパー」へのリニューアルによって、平均購入商品数は2.8個/注文から13.4個/注文に4.8倍跳ね上がり、リリースから4ヶ月目にしてリピート率31%となり、ヴィーガン生活を支えるプロダクトになる確信を持っています。

しかし、日本におけるヴィーガン生活の課題は山積みです。ブイクックスーパーで取り組んでいる「買い物」シーンだけではなく、「調理」「外食」「旅行」「人間関係」など、本当に様々なシーンで困難があります。
今後、ブイクックはヴィーガン生活のあらゆる課題を解決するために、様々なプロダクトを生み出し世に出していきます。例えば、外食できる飲食店が分かったり、ヴィーガン対応できるホテル/旅館がわかったり、パートナーが見つかったり、ヴィーガン生活・人生を支える会社になっていきます。

それによって、誰もがヴィーガンを選択できる”Hello Vegan!”な社会を実現します。

・求職者の方へ一言！

一方で、社内にはまだまだ多くの課題があります。
フルタイムメンバーは全4名で、特にエンジニア1人/デザイナー0人のため、開発速度に課題があります。他にも、PB商品開発に注力するにあたって、商品開発のバックグラウンドがあるメンバーはいません。

その上で学習と実践を繰り返し、また業務委託で関わるメンバーに支えられて、ここまでやってきました。
一緒にヴィーガン生活を支えるプロダクトをつくり、業界をリードする仲間を大募集しています。少しでも興味がある方は、ぜひ一度お話しさせていただけると幸いです！

工藤さんありがとうございました！
組織を作るのにはやはり、「どんな人と一緒に働くか」という部分は大事ですね。
ぜひ、カルチャーフィットしているかも！と感じた方は気軽にご応募ください！