なにをやっているのか
株式会社なないろは、大阪市都島区で訪問看護と訪問介護のステーションを運営している会社です。2015年に設立し、主には大阪市の都島区、北区、城東区、旭区をエリアにしています。
移動手段は自転車。自分で選んだカラフルなユニフォームで、1日5~6件、利用者の自宅などを訪問します。
■なないろ訪問看護ステーション
障がいのため日常生活に支障のある方、重い病気で医療ケアを受けながら生活を送っている方。自宅にいながら看護を必要とされる方は、数多くいらっしゃいます。そうした方々や家族のお手伝いをすることが、私たちの役割です。
どんな障がいがあり、病気と闘っていようとも、人には「大切な人と日々を過ごしたい」「自分の思うように生きたい」といった願いがあります。手助けをしてくれる人さえいれば願いがかなうのに、その手が届かないばかりに夢を諦めなければならないとすれば、それはもったいないです。
私たちは、一人でも多くの人が自分らしく生きることができるよう、研鑽と努力を重ねています。
■ヘルパーステーションなないろ
入浴や食事、起床・就寝の介助など身体的介助や、調理・洗濯などの家事、買い物代行といった生活介護に対応するのはもちろん、たんの吸引や胃ろうの注入といった医療的ケアも行うことができます。看護師と連携することによって、より利用者様のお身体の状況を医療の面からも把握することができています。
短期間や1回限りのご利用もお気軽に。利用者さまのさまざまなニーズに対し柔軟にお応えします。
なぜやるのか
株式会社なないろは
「ゆりかごから旅立ちの時まで 暮らしを紡ぐ、繋ぐ、感じる訪問看護・介護」を目指しています。
病気や障がいがどのような状況であっても、
「住み慣れた家に帰りたい」「大切な家族と暮らしたい」
そんな願いにすぐに対応し、その方ができることを尊重しながら家でのあたりまえの暮らしができるよう整えていきたいと思っています。
◇代表の言葉◇
訪問介護は、病気を直すことが仕事ではありません。障がいや病気と長く付き合っていかなければならない人たちのケアや経過観察、生活指導などが主な役割です。
なないろは、利用者さまから依頼があれば、二つ返事でお引き受けします。なぜなら、利用者さまが依頼をしてくるのは、今、まさに手助けを必要としているからです。中には、残された日々を懸命に生きている利用者さまもいらっしゃいます。
すぐに手助けをしなければ、利用者さまが貴重な時間を無駄にしてしまうかもしれません。大切な人と会えなくなってしまうかもしれません。
他にも、医療機器が手放せず「十分なサポートが難しい」との理由で、在宅看護や介護を断られてしまう方もいらっしゃいます。誰も手を貸さなければ、そんな方々は「住み慣れた自宅で過ごしたい」という願いさえ、かなえられないのです。
私たちは、利用者さまの想いを尊重し、彼らがよりよく生きるためのお手伝いをしていきます。
1人でも多くの方にとってその方が望む人生が送れますように。
長谷川 泰子
どうやっているのか
「株式会社なないろ」では従業員がいきいきと元気で働ける環境作りにこだわり、主に2つのことを大切にしています。
〈施設内部へのこだわり〉
■施設の明るい内装
ビルの1階にあり、入り口は明るい色になるよう工夫しました。これにはスタッフが胸を張って、明るい気持ちで通えるようにという思いを込めています。
■色とりどりのユニフォーム
スタッフが着るユニフォームは色とりどりです。訪問看護のスタッフは10色以上、訪問介護のスタッフは5色の中から好きな色を選ぶことができます。これも、それぞれ自分の好きな色でいきいきと働いてほしいという願いからです。
■毎日日替わりの食堂
また、明るい気持ちで働くには食事も大切です。スタッフにはおいしい食事を食べてもらいたいと、社員食堂にもこだわりました。
「スウェーデン風ミートボール&ミネストローネ」「自家製中華バーガー&豚の角煮ピーナッツ添え」といった日替わりランチなどがメニューに並び、スタッフは安くておいしい食事を楽しんでいます。
〈待遇へのこだわり〉
■スキルアップのための研修制度
利用者さまのニーズに応えるには、資格を取得することも大切です。これからは介護士と看護師での合同研修や、外部講師による研修なども積極的に行っていく予定です。
実務者研修の資格取得に向けて、しっかりサポートしていくので、働きながらスキルアップしていくことができます。
また手当面では、訪問手当を設け、訪問件数に応じて手当を支給しています。頑張ったら頑張った分だけ報酬がもらえるため、やる気がある人ほど働きがいを感じられるような制度を整えています。