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【Interview_02】モーショングラフィックスを入り口に世界への扉を開ける

モーショングラフィック制作を中心に、映像の企画やAIの展示など、多方面に手を伸ばしているクリエイティブ・カンパニー「We」。代表である福田さん、サンドウさんに、今後の展望を聞いてみました。

3年間は一瞬だった

――Weを立ち上げたのはいつ頃ですか?

■福田
2020年の9月なので、もう3年経ちましたね。今は第四期になります。

――振り返っていかがですか?

■福田
一瞬でしたね。とにかくやることが多くて、趣味のツーリングやキャンプも少ししかできませんでした。

――立ち上げて3年間、新入社員がたくさん加わって、チームになりました。メンバーについてはどう思っていますか?

■福田
いい人ばかりで本当によかった。それに全員どんどん成長している。そのことがうれしいですね。もちろん、これからのWeは、もっともっと強くならないといけないんですが。

■サンドウ
俺も福田も海外に住んでいたことがあって、モーショングラフィックの会社をつくることに決めた時に、最初からグローバルな仕事を目指していこう、と話していました。メンバーも海外経験者が多くて、グローバル意識の高い人が集まっている。それがWeの特色なのかなと思います。

モーショングラフィックを入り口に、世界への扉を開く

――最近のWeはどんなことを?

■サンドウ
AIについては、早くから研究して実践的に取り入れています。AIをうまく使いながら、クリエイティブ制作に役立てていく。そのことは継続してやっていきたいと思います。

――展示会もやっていましたね

■サンドウ
そう。週に一回、自由にやりたいことや気になることを発表し合う「モグラ部」という活動があるんですが、その中で「画像生成AIおもしろいよね」っていうところから始まりました。同じAIというテーマの中でも、メンバーひとりひとりのアプローチや、人となり、興味の方向が表現できて、面白かった。やってよかったなと思います。

――クライアントワークはどうですか?

■サンドウ
インタラクティブモーションと呼ばれるような「さわれる動画」領域や、3DCGを組み合わせた表現など、ひとつの動画パーツだけじゃなくて、映像そのもののクオリティを上げていくことに力をいれています。

――グループ会社Hatchとの協業も?

■福田
実写撮影が必要な時や、映像業界でいう「制作」の動きが必要な時は組みますね。モーショングラフィック単体というより、企画ごと相談されて考えた時に、実写もあったほうがいいということもたくさんあります。

――制作というのは、プロデューサーやプロダクションマネージャー的な動きですね

■福田
そう。Weは全員手を動かすことができるクリエイター集団なので、純粋な制作というのはいないんですが、モーションデザイン+企画、モーションデザイン+3DCGなどなどハイブリッドにスキルを増やしているメンバーもいますね。

日本のクリエイティブを世界へ

――グローバルへの進出は進んでいますか?

■サンドウ
まさに、それもあって、新しいメンバーを募集中なんです。台湾に子会社を設立し、次はアメリカへの進出も考えています。まだまだ立ち上がったばかりなので、前向きなメンバーに来て欲しいですね。

■福田
CGの領域ならオーストラリアも面白そう。

――日本発のモーショングラフィックは世界にどう映るのでしょうか?

■サンドウ
HPを見て海外から問い合わせをいただくこともあります。日本人特有の繊細さや、クオリティに対するこだわり、仕上げなどは、世界でも通用すると思います。

楽しく、いいものをつくる

――会社の雰囲気やノリはどんな感じなんでしょうか?

■福田
映像制作ってどうしても忙しくなる仕事なんですが、だからこそブラックな環境にはせず、楽しく働けるカルチャーにしたかった。だから、割と言いたいことを言い合えるフラットな雰囲気になっていると思います。風通しのよい感じというか。

■サンドウ
今の雰囲気はすごくいいと思っています。週に一度くらいはピザとコーラを用意してゲーム大会をやったり。

――さっきもSwitchやってる人がいましたね。

■福田
あれはサボってるだけちゃうか(笑)

――台湾への社員旅行も実施されてましたね

■サンドウ
ずっと行きたかったんですけど、コロナもあって控えていました。海外志向の強い会社なので、例えば2週間程度海外でリモート勤務したい、とメンバーに提案されたら、会社から補助金を出すなどの施策も考えています。どんどん外部に出て行って、刺激を会社にフィードバックしてほしい。

■福田
やっぱり、人がいちばん大切。昔のような上下関係じゃなくて、言いたいことを遠慮せず言い合える関係がクオリティを高めると思っています。

――アイデアの出し方も独特ですよね

■福田
そう、もちろん一人一人がしっかり考えることも大切なんですが、アイデア出しの時はお菓子を食べながら、みんなでブレスト大会にしています。このアイデア出したら、どうやってつくるんだろう?とか考えず、自由にやっていますね。

――インプットにも補助金を出すとか

■サンドウ
美術館や映画、本など、直接関係のある資料じゃなくても、刺激になることだったらお金はサポートしています。

――モノづくりをする人には嬉しいですね。男女比は?

■福田
女性が多いです。メンバーが誕生日の時には誕生会を開いたりもしていて、気がつくとパーティーっぽくなりがち。もちろん集中する時は集中してつくるので、メリハリですね。

前のめりな「いい奴」と出会いたい

――新しく採用したいのはどういう人ですか?

■福田
スキルとしては、モーショングラフィック経験者。そこに3DCGも使えたらかなり嬉しい。なかなか少ないんですけどね。

■サンドウ
好奇心が強く、成長を求める人。モノづくりが好きで、変化の大きさを楽しめる人。こんな感じかな。あと、世界に出て行きたい人。

■福田
チームワークを尊重できる、というのも大切ですね。極端な話でいうと、できる人よりいい人を選ぶ。

――なるほど、リモートワークもありなんですか?

■サンドウ
チームワークのことを考えた時、東京に住んでいるなら、できるだけ会社には来て欲しいけど、もちろん場合に合わせて柔軟に考えます。地方在住でスキルを持っている人なら、リモートも大歓迎です。

■福田
前のめりな「いい奴」待ってます!

――ありがとうございました!

We inc.
info@wewewe.jp

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