1
/
5

2030年のSDGs達成までの道のりを考える「Why ゼロボード 〜2030 SDGs カードゲーム〜」を開催

2023年4月11日、社内イベント「Why ゼロボード 〜2030 SDGs カードゲーム〜」を開催しました。SDGsプログラムデザイナーである有限会社ウィルウィンド代表取締役 冨田直子さんをお招きし、ワークショップをコーディネートいただきました。

当社カスタマーサクセス本部コンサルティング部 石森さんが発起人となったこのイベントには、新入社員を中心に各本部からメンバーが参加しました。開会の挨拶では、カスタマーサクセス本部長の坂本さんが「目先の事業だけに捉われがちになってしまうことがある。改めてみんなが広い視点を持ち、社会課題をどのように解決すべきかを考えるために開催した」と開催の意図を説明しました。

ファシリテーターの冨田さん

冨田さんは新宿生まれ新宿育ちの都会っ子。その反動なのか自然が大好きになったそうです。人類はこのままで大丈夫か?それをみんなで考える機会を作ればいいのではないか、と考えるようになったことがきっかけで、企業と一緒に未来づくりのイベントを開催してきたそうです。そんな冨田さんが、今回ゼロボードのために設計してくださったワークショップの流れはこちら。

Why ゼロボード 〜2030 SDGs カードゲーム〜

■ゲーム概要

- カードゲーム「2030 SDGs(ニイゼロサンゼロ エスディージーズ)」はSDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験するゲームです。
- 参加人数は最小5人から50人程度ですが、世界を複数同時に走らせパラレルワールドを作ることで最大で200人程度まで同時プレイできるように設計されています。
- ゲームの後の解説と振り返りを含めると最短2時間から、通常は3時間半程度でプレイ可能です。
カードゲーム「2030SDGs(ニイゼロサンゼロ エスディージーズ)」は、一般社団法人イマココラボと株式会社プロジェクトデザインが共同開発したものです。

こちらのカードゲームをご存知の方はいらっしゃいますか?SDGsに貢献するプロジェクトは部門横断で進める場合が多く、プロジェクトを進めるベースである共通理解やチームビルディング構築に有効なため、多くの企業が導入しているそうですよ。

■ワークショップの流れ

(1)Whyゼロボード part1「あなたはなぜゼロボードに入ったのですか?ゼロボードでやりたいことはなんですか?原体験とともに…」(ワールドカフェ形式)
(2)2030 SDGs カードゲーム
(3)ゲームの振り返りとSDGsの本質
(4)Whyゼロボード part2 「お客様はなぜ、あなたから『zeroboard』を買ったのだろう」

Whyゼロボード part1では、無作為のチームに分かれ、中心においた模造紙に自由に想いやイラストを描きながら、各自がゼロボードにジョインした理由や背景、やりたいこと、社会課題や環境問題に対する原体験などを話しました。それをテーブルを変えて3回繰り返すことで、多くのメンバーの想いに触れたり、最初はふわふわしていた自分の気持ちも徐々にまとまり、言語化し相手に伝えられるようになっていきました。

各自がなぜゼロボードに入ったかを書いて話す

いよいよチームに分かれてカードゲームの始まり

引いたゴールカードに書いてあるゴール達成を目指し、「経済」「環境」「社会」に分類されたプロジェクトを実行します。プロジェクトを実行するには、それ相当のお金と時間を支払う必要があり、実行した際には対価としてお金と時間、意思カードを受け取ることができます。次にプロジェクトカードに記してある「経済」「環境」「社会」のプラスマイナスの数値通りに「世界の状況メーター」のマグネットを動かします。経済活動が活発な世の中にしたり、環境保護が推進される世の中にしたり、平等で貧困のない社会を目指したりできます。それを各チームがそれぞれ持っているプロジェクトカードで実行していくので、「経済」だけが進んだり、「環境」だけが進んだりとバランスの取れていない世の中になってしまったりもします。

上段が黄色「社会」、緑「環境」、青「経済」のプロジェクトカード

ゴール達成を目指し、実行するプロジェクトを考える

カードの世界は現実世界と同じこと

前半終了時点で、大変な結果に、、、(汗)「経済」を優先しすぎて「環境」と「社会」が壊滅状態!!!

カードの世界で起きていることと現実世界で起きていることは同じだと思ってください、と冨田さん。各チームが自分たちのゴール達成ばかりを気にしてしまい、社会全体のバランスやそれに伴う豊かさを考えていなかったり、他者への気遣いや優しさを忘れていました。

そして後半開始。みんなが「経済」「環境」「社会」のバランスを考え、他のチームのゴール達成のために手伝ったり、カードを交換したり、使用しないものは無償で差し出したり、誰かが旗振り役になって一緒にプロジェクトを実行したりしました。これって、現実世界でも同じなんですよね。困っている人を助けたり、寄付や募金をしたり、仕事を紹介してもらったり、同じ目標を目指して負担を分け合ったり。

後半では明らかにみんなの意識や雰囲気が変わって、全員が豊かだと思える状況を目指すことができました。
冨田さんが後半でここまでの巻き返しを図った企業は珍しいとおっしゃる、最終的な世界の状況メーターはこちらです。とてもバランスのよい世界になりました。

SDGsの本質とは「世界はつながっている そして 私も起点」

最後のWhyゼロボード part2では、 2030年、誰もがzeroboardを使っているとして、「お客様はなぜ、あなたから『zeroboard』を買ったのだろう」を考えてみました。自社サービスへの愛情や経験がある、ビジョン描く仲間になってくれたなど、お客様視点で営業した自分の魅力を挙げて発表し、ゲームを終えました。

ゲームのあとは振り返り。ゲームをしている時の感情や、ゼロボードが果たす役割などをみんなで発表しました。(グラフィックレコーディングは石森さんによるもの💚)

冨田さんのおっしゃるSDGsの本質とは「世界はつながっている そして 私も起点」企業であれど根っこは個人。日々対峙する企業の担当者さまも一人の人間。家族に対して、あるいは未来に対して色んな想いを持っている。パートナーとして一緒に成長していく、一緒に世界を良くしていくことが大切。個人の意識が社会のシステムを変え、それがまた個人に影響を及ぼしていくことに気づいた今日をきっかけに、これからの仕事をどうしていくのか、自分のあり方を考えていって欲しい、と締めくくられました。

参加メンバーの感想

純粋に楽しかった。カードで作った世界は社会の縮図に見えたので、事業の方向性におけるヒントをもらえたように思う。(セールス/2023年2月入社)
今日はオンボーディングのつもりで来たが、ワークショップを通して色々な方とコミュニケーションできて、事業への理解も深まったので、仕事に入りやすくなった。(エンジニア/2023年4月入社)
初心に戻れた。なぜゼロボードか?を話していくうちに自分の考えも整理できた。最初はカードゲームと聞いてSDGsの勉強だと思ったが、体験ゲームだったので面白かった。(コーポレート/2021年9月入社)

ゼロボードでは、このような社会全体を考える取り組みを通して、自社事業にとどまらず、企業や個人が関わる社会課題の解決に関して、視座を広げ、高める機会をつくっていきます。そして、一緒に働くメンバーの考えや想いに触れ、相手を想うコミュニケーションができるカルチャーの浸透を図っていきます。

私たちの企業理念は「気候変動を社会の可能性に変える」。企業の脱炭素化の取り組みを下支えするとともに、その取り組みを事業機会に変えていけるよう全力を尽くしていきます。
ゼロボードでは開発、ビジネス、バックオフィスなど全方位で採用を強化中です!ご興味をお持ちいただけましたら、Wantedlyからお問い合わせください。お待ちしています!

株式会社ゼロボードでは一緒に働く仲間を募集しています
11 いいね!
11 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

Tomoko Otaさんにいいねを伝えよう
Tomoko Otaさんや会社があなたに興味を持つかも