なにをやっているのか
Open Network Lab HOKKAIDO Demo day
藻場減少の大きな原因の1つとなっている空ウニを、陸上で養殖し、出荷することが出来るシステム『Kelper』を開発・サービス提供しています。
藻場は、海藻が生えている場所で海洋生物の餌や住処となっていてとても重要な場所です。
また、人類の活動等によって排出される二酸化炭素の約30%を吸収しているとされ、私達にとってなくてはならない存在です。
しかし、これら世界中の藻場が陸の熱帯雨林の約4倍ものスピードで失われていると言われています。
これらの大きな原因の一つがウニによる食害です。雑食のウニは海藻を餌としており、藻場を食べ尽くしてしまっています。
温暖化によって海水温が1年中高くなり、ウニが本来の活動時期ではない冬でも食欲旺盛の状態になっています。常に食べ続けることで海藻は成長する隙が与えられず、海底が砂漠化してしまいます。
また、ウニは十分な食糧がなくとも10年以上生きられるかつ、外敵も少ないです。
一度、ウニが大量発生してしまい藻場が減少状態になると、藻場は枯れ、そこに生息する海洋生物も生きることができなくなってしまい、海底にはウニだけが生息する悲しい姿となってしまいます。
またこれらのウニは身が入っておらず、商品価値も無いので漁師さんも獲りません。
現在の海は生態系が崩れてしまっている現状なんです。その為、漁師さん達は藻場回復の為に、お金をかけてこれらのウニを駆除しています。
しかし、駆除費用に多額の費用がかかっているので、持続的に藻場の回復活動を行うことができていません。
この問題を解決することが出来るのが私たちのサービス『Kelper』です。
今まで駆除していた空ウニを陸上で養殖して身入りを改善し、出荷販できる様にします。厄介者を宝物に変えることで、藻場の回復活動費を生み出し、持続的な藻場の回復活動が可能となります。
Kelperで世界中の海のエコシステムを持続的にし、一緒にこの美しい海を残し続けていきませんか?
なぜやるのか
藻場が食い尽くされている写真。周りに写っている黒い物体が空ウニ。
藻場がない場所のウニはこのように身が入っていない。その為、漁師さんも獲らないので一向に増え続け、藻場が更に減少してしまう。
【持続可能な海のエコシステムを創る】
私達が実現したい世界です。
海のエコシステムが本来の形になると、海の生き物が増え、海はより綺麗になり、私たちの生活も豊かになります。
現在、海には多くの問題があります。私達はこれらの問題を解決し、私達にとって欠かすことのできない海をいつまでも残し続けたいと思っています。
どうやっているのか
日本各地の海を調査している時に出会った地元の漁師さん。藻場が減少し、魚も獲れなくなって困っているとの事。私達の活動を心から応援してくれているサポーターの1人。
【持続可能な海のエコシステムを創る】というビジョン達成の為に3つの柱を大事にしています。
⚫️ワクワクする未来を創れ
常にどんな未来・世界を自分たちは創っていきたいのかを考え実行する。
⚫️常識を疑え
常識と言われている事に囚われず行動していく。自分たちはいつでも非常識であり続ける集団。
⚫️自然と共に
自然を愛し、自然で遊び、自然に貢献する。