COREFITでは、自分の顔を自分のちからでつくり出す行為のことを「成形(せいけい)」と呼んでいます。海外でも「SEIKEI」という名前で進めています。
美容医療の「整形」とひらがなは同じですが、ニュアンスは異なるものです。整形に勘違いされることもありますが、それでも「成形」にこだわりたく、この言葉を使っています。
整形:
[名](スル)形を整えること。特に、手術などによってからだの部分の形を整えること。「鼻を—する」
成形:
[名](スル)かたちづくること。また、ある形に作ること。
※デジタル大辞泉さんより
ということで、微妙に意味が異なります。
COREFITの技術は、顔を彫刻のように見立て、道具を使って、形を整えていくようなイメージで顔づくりを行います。
一方、実際に粘土で顔の彫刻を行うときに難しいところは、パーツを組み立てつなげるような作り方をしてもうまくいかない、ということです。実際の顔も同じようなことが起こります。つまり、パーツパーツで考えて組み立てても「全体が整わない」ということが分かります。
このため、COREFITの顔づくりの根本的な発想においても「全体で考える」ということが前提となります。部分で考えずに、全体で考える。まず、顔全体を俯瞰し、なにが構造的な問題かを捉える(それが判断できる目を養うことが大事)、です。
目の問題は、目の問題にあらず。口元の問題は、口元の問題にあらず、です。顔の彫刻においても、目がうまくいかないからといって目だけをいじってても何も良くはならないものです(これはなかなか言葉で伝えることが難しいことです)。
目元のたるみは、目元の問題ではなく、頭から続く筋肉が変に硬直して、意図しない方向に目元に悪い影響を与えているからかもしれません。もしかしたら、頬やフェイスラインが重くなりすぎて(老廃物が溜まりすぎなど)、目元に下方圧力がかかっているのかもしれませんね。この場合、整形においては、「目の脂肪を取り除く」という方法がよくある方法です。成形においては、「影響のある部位にアプローチしてその要因を取り除く(例えば頭のコリをほぐす、ほほのたるみを軽減するなど)」です。
私たちの思いとしては、成形は根本原因にアプローチする方法として捉えており、そうなるように技術開発を行っている次第です。
ひとりひとりが、自分の顔に責任をもち、自分の顔を安全に自由に形作れるような世界にしていきたいですね。