みなさんこんにちは!株式会社エムニ広報部の藤田です。
今回はエムニの創業から参画され、一人目インターン生として事業成長を支えてきた現役京大生である有福氏にインタビューした様子をお届けします。
高校生時代よりAI開発に携わり高い技術力から受賞歴を持ち、多くの企業でインターンを経験してきた同氏が、なぜエムニを選んだのか、そしてエムニに入ってどうだったのか、さまざまな話をお聞かせいただいたので、ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。
▼プロフィール
有福 遼太郎/Ryotaro Arifuku
株式会社エムニ 長期インターン生
山口県出身。京都大学工学部情報学科に在籍し、主に機械学習を専門とした研究に従事。また、複数のスタートアップでAIシステムの開発に携わり、特にAIモデルの構築とフロントエンドの開発を得意とする。2023年11月株式会社エムニの長期インターン生として参画。リード獲得から商談まで幅広いセールス業務を担当。持ち前のプログラミングスキルを駆使しデモ開発や簡易検証を実施しつつ、クライアントの立場に立って最適なAIシステムをご提案し、会社の事業拡大に貢献。
有福 遼太郎氏
簡単に自己紹介をお願いします
現在、京都大学工学部情報学科学部の4回生になります。研究室では、ニューロシンボリックAIと呼ばれる、論理計算と現在の機械学習を組み合わせてAIの性能を上げたり、更に汎用的なタスクを設定したりといった分野に取り組んでいます。
具体的には現在の大規模言語モデルの基盤となっているTransformerと呼ばれるモデルがあり、このTransformerにどう論理計算を組み込むかというところを研究しています。
大学生活での印象的なエピソードを聞かせてください
印象的な経験は学園祭の実行委員です。
大学に入ってから2年間実行委員をやっていて、その中でもエンジニアとしてWEBサイトを作ったりと、主にシステムの部分に携わっていました。僕の代がコロナ開け初めての学祭で、来場を予約制で入場管理することになり、そこの予約システム開発の責任者なども担当していました。
学祭実行委員が2回生で引退なので、AI系のバックエンドやフロントの開発など、いくつかの会社の長期インターンに参加しました。会社規模としても、スタートアップに近いところから大企業まで、様々な企業を経験してきました。
サークルとしては学祭実行委員とは別に人工知能研究会に所属していて、そこでもいろいろ勉強してきました。
学祭実行委員を務めた京都大学時計台前
プログラミングに興味を持ったきっかけ
もともと高校の時に科学系の部活に入っていて、そこが最初のきっかけです。部活でもAIの研究開発みたいなことを遊びでやっていました。当時水道管や建物などの劣化を検査するシステムをAIを使って開発し、JSECと呼ばれる大会で賞をいただいたことがあります。
高校に入学したとき科学部で僕のお世話になった先生に出会い、その先生がやっていることが面白そうに感じたんです。例えば猫か犬かという判定を、耳の位置や鼻の長さなんかから一つ一つルールを決めて書くのではなく、単純にプログラムで論理的に書けないところをモデルを作って学習させてあげることで、人間の脳のように曖昧に理解できるようになるというのがすごく面白いなと。AIを駆使することで、自分でプログラムを書く以上のことができるというところに魅力を感じましたね。
エムニに参画したきっかけ
確かMACC(松尾研起業コミュニティ)主催のピザパがあるというのを友人経由で聞いて、松尾研自体にも興味があり参加したことがきっかけです。
そこで登記して間もないようなスタートアップとして下野さんが登壇されていて、面白そうだなと思って自分から話しかけた覚えがあります。
エムニとしても全然人が足りず人材を探していたところもあったと思うので、そこでマッチしたのかなとは思いました。
全社会にて代表の下野氏より当時の様子が語られた
具体的に今の業務内容を聞かせてください
基本的にはセールスのところで、ヒアリングから提案書作成、商談といった業務を通して、課題を持たれているお客様に対してニーズを引き出したり、どういった解決策が考えられるかといったところを、一緒に考えてご提案させていただいています。
それに加えて、2割くらいはエンジニアのこともやっています。
フロントで開発に入ることが多いんですが、システムを作った時にユーザーインターフェースの部分とかで画面を構築したり、パーツを繋げたりといったところをやっていますね。
有福さんといえばエムニのセールス部門を支える印象が強いですが、エンジニアとして豊富な実務経験や高いスキルを持ちながら、セールスと並行して難易度の高いタスクもこなされているんですね。
広く任されている中で、やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
そうですね、多くの裁量を任せていただいていると感じるので、自分でカスタマイズして、どうお客様に刺さるかや、どういったフローでやったら一番効率がいいかみたいなことを考えるのは楽しいですね。
下野さんから教えてもらったこともそうなんですが、自分で本を読んだりして勉強した上で考えて、お客様と商談をする中で独自性を出したり、また定石に則ってやるのも楽しいし、みたいなところでやりがいを感じていますね。
特に印象的なエピソードがあれば教えてください。
難しいですけど、結構お酒を飲むのが好きなんで、飲み会なんかは楽しいですね。印象的なエピソードとは違うかもしれませんが、結構面白い人が多いので。
この前展示会の営業で東京に行った際に東京メンバーで飲み会をした時も、かなり面白かったですね。
チームビルディングの様子
オフィスがある東京と京都とで、雰囲気の違いはあるんですか?
そうですね、東京方面は院生や社会人が多く年齢層が高かったり、京都方面は京大生をはじめとした学生が多いといった違いはあるかもしれないです。
フルリモートで働けるからこそ、最近では北は北海道から南は沖縄、海外から参画される方も増えて多様化しているからこその面白さもありますよね。
そうですね、確かにそれはあるかもしれないです。
エムニでの経験を通して、ご自身で感じる変化について教えてください
たくさんあるんですけど、本当に数多く打席に立たせてもらえるので、一番大きいのはそこで自分のトークスキルであったり折衝であったり、ビジネスのことについて深く関わり経験できたところですね。
これまではエンジニアのところをずっとやっていたんですけど、今営業の最初から最後までを任せていただいているので、エンジニア以外のところでどういうフローで案件を獲得してくるかとか、どうお客様と対話してシステムを作り上げていくかというところも学べたのは、かなり大きいと思っています。
エンジニア面でいうと、単純に、本当に今レベルが高いメンバーの方々がいっぱいいらっしゃるので、そういったレベルの高い人たちと一つのプロジェクトをさせていただいて、技術やスキルを学ばせていただくことも多いです。
チームで開発にあたっていく中でコミュニケーションとかはかなり大切になってくると思うんですが、そこのコミュニケーションスキルも成長したように思います。slackで活発にコミュニケーションが飛び交いながら、チームで完成させていくという工程は、これまでの職場よりも綿密にやっていると思います。
有福さんは会社の顔として登壇されたり商談を任されたりしていて、学生インターンの方だと知って衝撃を受けた記憶があります。高い技術や経験を持った上で、本当に信頼を得ている方なんだなと。
本当に有難いですね。
ビジネス面では下野さんの直下で働いてこられたと思うのですが、
有福さんから見た下野さんはどんな方ですか?
いやー、難しい質問ですね。
率直に、めちゃくちゃ仕事ができる人だなと思いますね。
当然代表として仕事をやっている時間も自分とは桁違いに多いのもありますが、それ以上に、上司として気持ちよく会社を運営する、もしくはメンバーに気持ちよく仕事をしてもらうっていうところがかなり根底にある人なので。こちらも部下として、一緒に働いていてとても気持ちよく仕事できるなと感じます。当然厳しい指摘が入る時もありますが、成長させていただいているので、僕はすごい満足はしています。
お互いパートナーとして、本当に信頼し合っているのが伝わってきますね。
私が知らない一面とかもいろいろご存知なんだろうなと思います。
ずっとあのままですね。
誰に対しても同じというか、部下に対してもフラットで、だからこそ信頼できるんでしょうね。
すごく分かります。まさに「信頼できる人」ですよね。
ですね。
代表の下野氏(右)と
将来的なキャリアビジョンについても聞かせてください
有難うございます。まずキャリアビジョンとして、いずれかの段階で起業はしたいなと思っています。エムニではスタートアップの初期から、どう会社が動いているのかを学ぶことができたっていうのは本当に有難いですね。
今までの経験として、エンジニアもしながら営業をさせていただいて、実際に両方を分かっている人ってなかなかいないような気がしています。その経験は自分でビジネスをやるとなった際も、すごく役立つ経験なのかなと思っています。
そこを活かして、今度は自分のビジネスにどう転換していくかというところを考えないといけないなと感じています。
現在学部4回生ということでしたが、この先の進路は決まっているんですか?
来年の春からは修士課程に進学予定で、特に産業連携もやっている面白そうな研究室で学ぶことになります。ロボットの強化学習と呼ばれる分野の研究をする予定です。
有福さんの中で、今後エムニでやってみたいことは?
とりあえずいろいろ経験したいなっていうのはあるんですが、エンジニア面でも俯瞰して繋げていくようなことができたらと思っています。例えばPMをやってみたり、セールス面では顧客担当としてやってみたりと、俯瞰してそのプロジェクトを見ることができるようになっていけたらと思います。
なのでいろいろ経験してみたいですし、なんでもやります、という感じです。
最後にエムニのインターンを考えている学生の方へ、メッセージをお願いします
学生エンジニアからしたら、自分がステージに上がって成長できる経験というのがあまりないと思います。特に京都でインターンをやっているところが本当に少ないですよね。
その中でエンジニアであったりセールスの力をつけることができ、圧倒的に打席に立てるインターン先というのは、エムニで働く大きなメリットなのかなと思っています。お給料をもらいながらこれだけ経験ができ、成長できる機会っていうのはかなり貴重なんじゃないでしょうか。
とりあえず僕は、楽しめたらいいですよねっていうのは思っていて。
楽しみながら仕事をして、さらに成長できて、なおかつお給料をもらえたら一番最高なんじゃないかなと感じるので、ぜひ楽しく、またみんなでお酒を飲んで、バリバリやっていきたいなと思っています。
素敵なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
株式会社エムニでは、大きな挑戦に向かって我々のビジョンに共感し、共に成長してくれるメンバーを募集しています。
一緒にAIと共働し、ワクワクした世界を実現させましょう!