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【特別対談】遠藤保仁選手×RCS代表 岡崎高征

2022年4月から株式会社RCS(以下「RCS」)のイメージキャラクターに就任した遠藤保仁選手(以下「遠藤選手」)と、RCS代表の岡崎高征(以下「RCS 岡崎」)との対談が実現。
サッカーと施工の現場の共通点や、チームの在り方について語ります。

RCS 岡崎
まずは今回は弊社のイメージキャラクターを引き受けてくださってありがとうございます。
弊社が施工管理の専門の会社ということで、司令塔という遠藤選手のイメージが本当にぴったりで。

遠藤選手
そうなんですか。光栄です。

RCS 岡崎
しっかりとチームを見て、組み立てていくところとか、施工の現場でもいわゆる遠藤さんみたいなスタイルが理想だなと考えていたところで、「ダメモトでお願いしてみるか」と打診をさせていただいて。
まさか受けてくださるとは思わなかった。(笑

僕は住むなら田舎がいい。妻は都会がいいと言っていますが(笑

遠藤選手
実はもともと建築関連については結構興味あったんですよ。
ジュビロに移った当初、実は浜松に家建てようかな、と思っていたんですけど、ウッドショックでちょっと断念しました。
あれがなかったら建てていましたね。

RCS 岡崎
移られる以前から家を建てる計画はあったんですか?

遠藤選手
はい、色々探してたんですよ、淡路島にしようかなとか。
他には宮古島とか石垣島とかも、まだ今みたいに高騰していないときには、買うか建てるかしようと思ってたんですけど。
ただ、僕は田舎がいいんですけど、妻は都会がいいと。(笑

RCS 岡崎
やはり利便性が。

遠藤選手
そうなんですよ。僕はもう山の中とかに行きたいんですけど。

RCS 岡崎
理想はやはり地元の鹿児島ですか?

遠藤選手
そうですね、妻も鹿児島なんで。
でも鹿児島だと仕事の都合で難しいですね。
なので、いまは大阪に住んでいるんですけど、凄い住みやすいんで、もしかしたらそのままいるかな。
ただ、子供4人いるんですけど、4人みんな出ていくと、もう大きい家要らないじゃないですか。

RCS 岡崎
そうですね。本当に平屋でもいいぐらい。

遠藤選手
そうなんですよ。なのでその辺にまた建てようかとかも考え中です。

RCS 岡崎
その時には何かお手伝いできることがあれば、ご遠慮なく連絡ください。

遠藤選手
はい、ぜひ。(笑

サッカーも施工の現場もチームをまとめる苦労は似ている。

RCS 岡崎
最近、往年のプレーヤーがご引退されたりなどのニュースがありましたが、まだしばらくは?。

遠藤選手
頑張ります。いけるところまで。

RCS 岡崎
その先はやっぱり監督とかも視野に入れられたりしているのですか?

遠藤選手
そうですね。現場でやりたいとは思っています。
ただ指導者になるとライセンスも必要になってくるので、そのあたりはどうなるかまだ分からないです。

RCS 岡崎
指導者になるのはやはり難しいんですか?

遠藤選手
日本は免許取るための期間が比較的長いので。
段階はいくつかあるのですが、今から目指したら、多分5年ぐらいかかるんですよ。

RCS 岡崎
5年ですか!他のスポーツであればそこまでかからないですよね。

遠藤選手
サッカーは指導実績が必要なんです。A級を受けるのには高校生以上を1年間以上指導して、なおかつ試験で受かって、合宿して。その上のS級も半年以上海外チームでの指導歴が必要で、それを受けてまた研修を受けて、というかたちです。
人命に関わることもあるから、そういうのを加味して研修をしっかりさせないといけないというのが日本(JFA)の考え方ですね。

RCS 岡崎
そうなんですね。
著書を読ませていただいたんですが、すごくいい監督さんなりそうだなと思ったので。

遠藤選手
横に厳しいコーチを置いて、それでやりたいなと思っているんですけどね。(笑

RCS 岡崎
当社もいろいろと仕事をしていくなかで、監督というのが大事だなと考えているんですよ。
現場の施工というのは、最終的に作業をするのは職人さんなんですけど、そこには塗装屋さんや、防水屋さん、電気工事屋さんであったりと、いろいろな職人さんがいて、それぞれ独立心が強いんですよ。
その中で監督が弱いと、職人間の連携がうまくいかなかったり、仕上がりの面でも影響が出てしまったりすることがあるんですね。
反面、監督がしっかりしているとそこがうまく回るようになるんです。

遠藤選手
そのあたりはサッカーでもそうですね。

チームをまとめるには監督が大事。どれだけ、チームをパシンと絞めるか

RCS 岡崎
今回のワールドカップは遠藤選手はどういう目線で見ていたんですか。監督として見るのか、それとも解説者的な視点で見るのか。

遠藤選手
僕はただ単に普通に見てました。「がんばれー」と(笑
知ってる選手は応援してましたし、一緒にプレーしてない選手はどれだけ活躍するんだろうなという期待の気持ちで、本当に普通に見てましたね。

RCS 岡崎
次のワールドカップになると、国民も本当にベスト8を期待しちゃうからプレッシャーが大変でしょうね。
遠藤選手から見て、日本人選手のレベルは上がってますか?

遠藤選手
上がってます。予選は通過できるぐらいのとこまで来ているので。
ただ他国のレベルも上がっているので差がなかなか縮まらない感じですね。

RCS 岡崎
そうなんですね。素人目に見てJリーグが出来てから日本のサッカー界全体が底上げされてきた印象なんですが。

遠藤選手
Jリーグができてから底上げは絶対されています。
ただ、いまは若い選手がどんどん海外出て、国内の底上げがだんだん停滞しているという感じですね。もう18歳とか19歳という年でも、平気で海外へ行く時代になったので。
そのおかげで個は強くなってますけど、土台が上がってるかっていうと、ちょっと...今は我慢という感じです。
今回のワールドカップも数人しかJリーグに所属している選手は入ってないので、リーグのレベルが上がれば、自ずと全体の底上げにもなるのではないかと思います。

RCS 岡崎
なるほど、世界でプレーする選手が増えてレベルが上がってきた感じなんですね。でもそういった各国に散らばっている選手を集めるとなると、まとめるのが大変そうですね。各国のプレイスタイル違うじゃないですか。
そういうバラバラのスタイルの選手で短期間で合宿で組んでチームとしてまとまりを持たせようと思った時には何が大事ですか?

遠藤選手
やっぱり監督じゃないですか。あとはベテランというか、経験豊富な選手がどれだけ、チームをパシンと絞めるか。
昔はワールドカップで活躍してビッククラブに行きたいとか、「自分が」というのが強すぎてチームがバラバラになったこととかもあったので、それを経験している選手たちがコミュニケーションを取っていくのが大事だと思います。
どれだけチームをまとめていけるかっていうのは、そこだけですね。
チームで「あれして、こうして」っていっても、時間がないので。
ぱっと集まって、ぱっと締めて。
そういうことができる選手、監督がいるかどうか。
あと監督が日本人っていうのが結構大事かなと思いますね。

RCS 岡崎
そういうのも影響するんですか?

遠藤選手
はい、海外の監督だとダイレクトに言葉が届かないので。
通訳の言葉になっちゃうと、ニュアンスが若干違ってくると思うし、フランス人ならフランス人の感性のまま来ちゃいますよね。やっぱり日本人独特のメンタルの持ち方とか分かりにくいと思うんで。(笑
そこはやっぱり難しいと思います。

RCS 岡崎
お話は尽きないというか、色々お伺いしたいことはあるんすでけど、対談は以上とさせていただいて、
最後にRCSの社員に向けて一言だけメッセージいただけますか。

遠藤選手
RCSの社員の皆さん、このたびはイメージキャラクターに選んでいただきありがとうございます。今後、ますますのご活躍を期待しています。私も皆さんに負けないように頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

RCS 岡崎
ありがとうございました。

遠藤選手
ありがとうございました。

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