なにをやっているのか
化学工業メーカーの素材サンプル帳。実際の素材見本をカットして貼りつけしたツールです。高度な専門性が要求されます。
トヨタ博物館の2019サマーフェスタツール。キャラクターも社内制作です。
アドパブリシティは創業56年目を迎える名古屋の広告制作会社です。従来はBtoBのグラフィック制作が主業務で、クライアントのビジネスに欠かせないカタログや会社案内、パンフレットなどビジネスツールなどを制作してきました。昨年からは経営陣の世代交代に伴って「第2創業」が進行しており、マーケティングの実務経験者が加わったのを契機に、「クリエイティブとマーケティングの力でBtoBビジネスを創造する会社」への転換を図っています。具体的には、その初段階としてWEBマーケティングと動画制作を強化しています。
なぜやるのか
「パルクール」を起用したORiN協議会動画
ブースデザイン事例
アドパブリシティはBtoBのクライアントが業務の主体です。もちろんBtoCをやらない訳ではないのですが、なぜBtoBなのか?
・・・それは、BtoBのほうが「より面白い仕事ができるから」です。BtoCの業務は広告代理店経由の業務が多くなるため、基軸となる戦略やクリエイティブの内容、掛かるコストなど、多くの部分が代理店の意向に左右されます。その点、BtoB業務はクライアントからダイレクトにヒヤリングしてプロモーション戦略の段階から展開できるため、自由度の高い提案が可能です。BtoBなら、BtoC以上に面白くて、大きな仕事ができると考えています。
どうやっているのか
ワークショップ風景
SNS「アドラブ」
従来、デザイナーやコピーライターなど、広告制作会社の職種は多くが「職人気質」でした。自分が作り出す作品世界に強い拘りを持つ人が多く、黙々とすすめるスタイル。プロフェッショナルとしての意識が強い反面、コミュニケーションには欠ける業務スタイルでした。しかし、紙からデジタルへコミュニケーションが転換し、様々なメディアが連携する現在においては、制作会社にとっても「コミュニケーション能力」が必須です。こうした点を重視し、仕事を進める上での戦略の共有や、外部講師を招いたITリテラシーの向上など、個々の「コミュニケーション能力」を高めることに注力しています。SNSによる広告愛・地域愛の発信「アドラブ」プロジェクトも、こうしたコミュニケーション向上の一環です。