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なにをやっているのか

発酵デパートメントは「世界の発酵みんな集まれ!」を合言葉に、日本全国、世界各地の発酵にまつわるプロダクトが集まるお店です。このお店は単にモノやサービスを売るだけが目的ではありません。何百年も受け継がれてきた発酵文化をアーカイブし、現代の文脈にふさわしいかたちにデザインしなおしていく場所であり、発酵文化を愛する人たちが集うコミュニティでもあります。 ここで働くときは、文化の継承者であり、同時に新しい価値をデザインする者でもある、という意識を持ってもらえるような働きかたを用意するつもりです。学びの機会もあるはずだけど、しっかり売って儲けるぞ!という商魂も必須です。ちゃんと学び、ちゃんと稼ぐチームをめざします。

なぜやるのか

発酵デパートメントは、僕(代表小倉ヒラク)が、各地を旅しながら調査した発酵食品を「研究だけじゃもったいない!実際に産業や文化として発展させていきたい!」という意志から始まった事業です。 発酵には、美味しい、健康に良いという実利の側面以外にも、数百年続くその土地の歴史や人の営みが刻まれた、貴重な文化的価値があります。食文化とともに育まれた素晴らしい景色や、調味料やお酒をつくる人たちの生き様や土地とのつながり。そういう「文化としての発酵」を醸していくための事業。 まずこれが前提。 そして一緒に働くメンバーを募集するにあたって発酵デパートメントがどんな場所であるか説明しておくことがあります。 ▶実践する人を増やす場である 採用には普段から発酵食品を仕込んだり料理をしたりしている方が多く申し込みをしてくれます。なのですがお互い誤解のないようにお伝えすると、ここでは「自分が実践する」こと以上に「実践する人を増やす」ことが重視されます。つまりスタッフは実践者であるとともに「実践者のサポーター」であることが大事です。自分の知識や技能を磨くのは、発酵文化を楽しんで実践してくれる人=お客様を増やしていくための手段なのです。 ▶変化への適応と自発性を問われる 発酵デパートメントはまだ新しい事業、かつ新型コロナウイルスの影響も日々状況が変わります。それにあわせて、新たなことを始めたり、あるいは今までやっていたことを見直したりと変化も多い環境です。変化していくことに抵抗がない人、変化のなかで自分の役割を柔軟に考えられる人が向いています(逆に言えば安定を優先する人は向いていません)。 ▶道を極めたい!よりも色々試してみたい人 発酵のことだけをを極めたい!という人はここで働くのに向いてないかもしれません。当初のポジションに囚われず、複数のことに挑戦してみたい人が向いています。具体的には、飲食部門にいながらイベントの企画をしたり、物販部門にいながらレシピを考えてみたり、通販のお客様対応しながら商品開発に関わったりと、ルーティンの仕事と創意工夫が求められる仕事双方に関わる機会がたくさんあります。それを余計な仕事したくないな…ではなく、新しく挑戦してみよう!と思える人が向いている環境です。 外から見てみると、ワイワイしている仲の良い職場、というイメージかもしれませんが、変化への適応や自発性、それぞれのポジションごとの責任を追うことなど、実際働いてみると厳しいと感じることも多々あると思いますが、そのぶん未来のキャリアでも普遍的に役に立つ経験や思考方法を身につけるチャンスがたくさんあります。 複数の部門の募集がありますが、職能に応募するというよりも発酵デパートメントという運動体に応募する、という意識を持ってもらえると嬉しいです。入り口のドアは複数ありますが、進む先はひとつ。発酵文化の発展、そして「実践する人を増やす」です。 CEO 小倉ヒラク

どうやっているのか

▶採用条件について 各種業界の経験や専門知識を優遇しますが、採用ポリシーにばっちり当てはまっている!という人は未経験でもぜひ申し込んでみたください。発酵デパートメントは一般的な小売や飲食、デザインの事業の枠からはみ出すようなことも多々あるので、業界の常識にとらわれないぐらいで丁度いいのかなと思っています。 ▶気質について 発酵デパートメントは経営チームが三者ともに竹を割ったような性格をしているので、気を使いすぎる人、組織の力関係を気にする傾向がある人は苦しくなると思います。場の雰囲気によらず率直な発言をする人のほうがストレスなく働けるでしょう。 ▶仕事の責任について 立ち上げ期かつ複合的な業態なのでやることが際限なくあります。なのですが、スタッフみんな一心不乱にハードワークせねば…!というわけではありません。採用の段階で責任の範囲をしっかり決めたいと思っています。家族や趣味の時間を大事にしたい人、経験は浅いけど色々やってみたい人、超本気でコミットしたい人、仕事のモチベーションは人それぞれなので申し込む時に正直に伝えてほしいなと思っています。つまり、背負いきれない責任を義務にはしないから、お互い納得して働けるように合意して働きましょうということです。 ▶オタクとヤンキーについて 発酵にめちゃ詳しいオタク気質の人だけ集まっても、事業はうまく回らないかなと思っています。発酵そのものよりも「小売の仕組み回すのに興味あります!」とか「目標達成するのが快感です!」みたいに、ヤンキー気質の人が俯瞰して状況を見れたりするので、ぜひ「自分ヤンキー気質あるかも…」という人にも申し込んでほしいです(ここで僕が言っておかないと誰も来てくれなさそう)。ちなみに経営メンバー3人でいうと、CEO僕(小倉ヒラク)が圧倒的オタク、CFO小野が圧倒的ヤンキー、COO黒江がその中間くらいです。