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【代表✕新入社員の対談】新人が抱く違和感に働く環境を改善するヒントがある

今回は、代表×入社5ヶ月目新人社員の対談企画!
社員が感じている会社への本音や疑問をあらわにすることで、よりリアルなBumpを届けます。

奥田さんの言葉に耳を傾ける代表の那須さん。経験の浅い新入社員だからこそ感じる純粋な疑問には、社内環境を改善するヒントがたくさんあったようです。

人物紹介

代表取締役 那須 麻美(なす まみ)

1977年生まれ。栃木県宇都宮市出身。幼少期から絵を描き続け、作新学院高等学校の美術デザイン科に進学。卒業後、絵の仕事に就くことを目標にし、29歳までフリーターで働きながら絵を描き続ける。年齢とともに就職の選択先が少なくなるという現実に直面し、このままではいけないと思い起業を目指す。5年後、34歳でBumpを創立。好きな言葉は「為せば成る為さねば成らぬ何事も」

営業 奥田 大樹(おくだ たいき)

1999年生まれ。兵庫県三木市出身。流れでなんとなく大学までいったが、勉強についていけなくなり中退。生活費と遊ぶお金を稼ぐためにフリーターとして2年ほど働く。特に目標もない自分。いつまでこんな生活を送ってるんだ!と思い転職を決める。そんな中Bumpと出会った。今は目標を見つけて、将来的には自分で起業を目指して頑張っている最中。好きな言葉は「獅子奮迅」。

入社初日、想像以上だったテンションの高さに戸惑った


ーーー早速ですが、奥田さんの聞きたいことや、入社してから感じていたことを代表にどんどん聞いていきましょう!

奥田:率直に思ったことから話すと、初めて出社した日のことですが、想像以上に皆さんが元気でめちゃくちゃ戸惑いました。事前に明るい職場だとは聞いていたのでそのつもりをしていたのですが、想像をはるかに超えて皆さんのテンションが高くて。きっとこれから入社する人も、実際に出社したら間違いなく驚くと思います。自分で言うのもなんですが、僕自身も明るくてテンションが高い人間です。それでも驚いたので。

那須:テンション高くて元気なあなたでも驚いたんだね。

奥田:驚きました。実は入社日には、インパクトのあることをして皆さんに印象づけようと思っていたんです。いざ会社に来てみると、自分よりも数倍テンションの高い先輩たちがす大勢いて、次々に挨拶や自己紹介をしてくれて自分から何かをする暇もありませんでした(笑)。

―――かなり盛大に迎えてもらったのですね(笑)

奥田:はい。初めての人は本当に驚くと思うので、事前に雰囲気が伝えられるといいなと思っています。

那須:事前に伝えるにしてもどう伝えたらいいのかな。テンションを下げろと言うのも変だし……。実際、中には人見知りの人や、そこまでテンション高い人ばかりでもないとは思うけど、印象としてはかなりインパクトがあるということですよね。

―――そもそも、そのテンションが普通なのか、職場では無理に上げようとしているのかどちらなのでしょう。

奥田:プライベートでは皆さん普通なんです。ですが職場ではテンションを上げるのが当たり前になっていますね。ただそれを嫌々しているわけではなく、楽しみながら仕事をしていたら自然と今の雰囲気が作られたように感じます。

誤解を生まない伝え方、社内の雰囲気作りなど、これから入社する人のためにできることは?

―――とはいえ、そのテンションだと新しい人は戸惑いますよね。単に「元気いっぱいな会社です」よりも、もう少し具体的に伝えていくことが必要でしょうか。

奥田:僕個人の意見としては「熱い会社です」と書くと、そういう雰囲気が苦手な人には敬遠されてしまうので避けたいんですよね。驚きはするものの、すぐに慣れるというか、その驚きも最初だけなので仕事がやりにくいとかはありませんでした。最初のうちは先輩が丁寧にフォローしてくれるので、会社になじむことも仕事を覚えていくことも、不安を感じることはなかったです。今も純粋に頑張っていこうと思っています。

那須:雰囲気づくりだけでなく、「一人ひとりのフォローを丁寧にする」ということは、今一度社内で認識をすり合わせておくのが大事かもね。

奥田:そうですね。僕たちだけが気をつけるのではなく全員でも共有しておいた方がいいと思います。役割や立場も関係なく、なじめていない人がいたら気づいた人がフォローしましょうとしておけば、新しい人も雰囲気に負けず働きやすくなる気がします。

―――社内にはどのように伝えようと考えていますか?

奥田:朝の時間にリーダーミーティングがあるので、その時に代表から伝えてもらうといいのではないでしょうか。

那須:それもいいね。せっかくなら一度、奥田さん以外の人にもヒアリングをして、自分たちの入社当初に不安を感じたことを抽象的でもいいから出してもらいたい。その上で、出てきた課題をどう解決していくのか、どう対応していくのかに変えていくのかをみんなで考えたいですね。

―――自分の意見や考えは思っていても言いづらいですよね。

奥田:1~2ヶ月くらいではさすがに言いづらいですね。僕も入社して今5ヶ月ですが、最初は何も言えなかったです。最近になってようやく相談できるようになりました。思っていることがあっても「言ったら悪いかな」と思うと遠慮してしまいます。自分が上手くいかないことを相談しても、「そんなことで」と思われたらどうしようと考えると、なかなか言えないですね。

でも最近「心の中で思っているだけでは成長できない」と思って聞くようになったんです。きっかけは先輩から「自主的に聞きに行く人と行かない人では成長するスピードが違う」とアドバイスをもらったことです。それからは「聞くのは一瞬の恥、聞かないのは一生の恥」と思って聞くようになりました。

その時にわかったのですが、実際に聞いてみると何も恥ずかしくないんですよね。疑問に思っていたことがわかって、自分でも成長が早くなったように感じました。それがわかってからはどんどん相談する機会が増えたんです。

―――先輩のアドバイスが良い変化につながったということですね。これから入社する人にも、奥田さんのように「先輩に相談しよう」という気持ちになってもらうために、何かできることはあるでしょうか?

奥田:先輩が忙しそうにしていると「聞いてもいいのかな」と遠慮してしまうので、みんなが「新人さんからの質問にはしっかり答えるから大丈夫」ということを伝えたらいいのではないでしょうか。そうするだけでも、相談しにいこうという気持ちになれるかなと思います。

那須:それは大事なことだから、私も含めて気をつけた方がいいことですね。具体的にできることとしては、それぞれのスケジュールをわかりやすく可視化して「ここからここは相談OKの時間だよ!」としておくと良さそう。

Googleカレンダーのようなツールでもいいし、紙やホワイトボードの方が良ければそちらでもいい。とにかく新入社員が質問をしやすい環境を作ることが大事ですね。些細なことでも言えなくて、一人で落ち込むみたいなことは避けたいですから。

周囲の目が気になる大きな「カート」。もっとスマートなものにしたい


―――ここまで社内のコミュニケーションに関してですが、お仕事の面というか営業や実務についてはどうでしょう。実際に仕事をしてみて、覚えづらかったことややりづらかったことなどはありますか。

奥田:商品を納品する際に使うカートがあるのですが、それがもっとスマートになればいいなと思っています。基本電車で移動するのですが、カートは改札が通れるギリギリの大きさで、たまに駅員さんにも「荷物は持って入れません」と止められるんです。ずっと言い続けていることなので、もう少しスマートになってほしいです。

―――カートを使った納品は昔からですか?過去にも「やりにくかった」などの声はあったのでしょうか。

那須:今のカートを使うようになったのは2年前くらいかな。正直なところ、やりにくいとは感じています。昔はそうでもなかったのですが、奥田さんが言うように最近は駅員さんにもあまりよく思われていないと感じているので。

対策として少しずつ始めているのは、扱っている商品自体を片手で持てるカゴに収まるくらいに小さくしようということです。定番の商品は変わらないですが、小さな商品の取り扱いを増やしてカート自体を使う頻度を少なくしようとしています。

大きなカートを使用する機会自体はそれほど多くはないんです。自社で扱っている商品でいうとメインではなくサブの商品を納品するときに使っているので。なので、サブの商品を徐々に減らしつつ新しい商品を増やしていこうとしています。

奥田:頻度としては3~4ヶ月くらいですが、見た目が良いとは言えないので改善したいですよね。単純に恥ずかしいので……。

那須:見られるからね……。早く改善できるように私も頑張ります。

一目見て「どこの人」がわかるようにすればお客様も安心できる。身につけるもので工夫できないか?

―――営業している中で奥田さんが気になることは他にもありますか。

奥田:気になるというか、個人的に思っていることですがユニフォームのような会社で統一したものを作らないのかなと。そういったものがあると、すぐにどこの会社の人だというのがわかるので、お客様にとってもわかりやすいと思うのですが。

代表:一応あるのだけれど着たり着なかったりなんですよね。そういったユニフォームを徹底するというのはありなのかもしれない。ただ、着るものだから人によって暑い・寒いがあって強要はできないよね。

一応、サイズや素材は薄くて大きめにしているので、できるだけ着やすいようには考えたんです。寒ければユニフォームの下に重ね着できるし、暑ければそれだけを着ればいいように。ただ、あまり徹底していないので定着していないのかも。

―――ちなみにそれは「揃える」という意味では、ユニフォーム以外のものを考えるというのはどうでしょう。

代表:新しく作るとなると、みんなが絶対に身につけてくれるものがいいですね。面倒にならず、暑いとか寒いも関係ないものとなると例えばキャップかな。

奥田:キャップだとインターホン越しでも相手にわかりますね。悪くないかもしれません。

―――社内で統一したものを作って良い一体感が生まれるといいですね。奥田さんはそういったユニフォームのようなものがあると、より営業に行きやすくなりますか?

奥田:そうですね。一個人で行っていると「どこの誰かわからなくて怪しい」と思われているような気がして、自信を持って飛び込めないという気持ちはあります。なので個人ではなく「しっかりした会社・組織の一員として来ました」ということがわかれば、心強いと思います。

「真剣」と「深刻」の違い。本当に働きやすい環境とは


―――新入社員ならではの気になるポイントや率直な意見など、面白いお話が聞けたかと思います。代表に伺いたいのですが、今回、社員さんと企画対談をしてみていかがでしたか?

代表:奥田さんとは、普段からよく話しているつもりですが、今回はじめて聞いた話もあったので「そんな風に感じていたんだ」と気づいたことがあって良かったです。視野も広がるので、もっと社内の1on1コミュニケーションを大切にしていこうと思えました。

つい後回しになっていることもありますし、改善しなくてはいけないと思っているものの、手が回っていないと反省しています。社員にとって良い習慣や環境が作れるようにさっそく改善の取り組みを始めたいです。

―――最後に奥田さん個人として代表に聞きたいことや話したりないことはありますか?

奥田:皆さん熱い気持ちで取り組まれていると思うのですが、全員が同じ気持ちかというとそうではないところもあると思うんです。言い方が難しいですが、サークル気分で仕事をしている人もいるのではないかと感じる部分があって。なので、もう少し野心というかプロ意識を持って、本気で目標を追いかける集団にしたいです。

楽しくワイワイ働けるのは自社の良さでもあるのでいいことですが、もっと真剣さやプロ意識を持って仕事がしたいですね。もちろん自分含めてですし、まだまだ偉そうなことは言えませんが。

―――具体的にサークル気分を感じるのはどんな時でしょうか?

奥田:例えば「その日1日結果が出ませんでした」となったときでも、改善するための話よりも雑談だとか関係ないことを楽しく話していることがあるなと。僕が思うプロというか、向上心ある人は改善するためにすぐに答えを探しに行ったり、落ち込む姿も見せずにいつも通りに振る舞ったりできる人かと思うんです。

結果が全てではないと思うのですが、そういった時ほど、いつも以上に真剣に取り組んでこそプロだと思っているので、厳しくするところは厳しくしないといけないのではないかと感じています。

代表:メリハリが大事なのはわかる。真剣に取り組まないといけないときでも、真剣さが足りない人もいるかもしれないね。ただ、数字とか結果だけで落ち込んでほしくもない。そこだけを追いかけて、深刻に捉えすぎて自分を追い込んでほしくない、というのが率直な気持ちです。

「真剣に取りくむ」という言葉を、難しく受け取る人もいると思っています。だから奥田さんが言ってくれたことを実現しようと思うと、まずは「深刻」と「真剣」の違いを誤解の無いように、理解してもらうところからかもしれません。

ーーー「深刻」と「真剣」は捉え方として全く違いますね。

代表:新しく入社してくれた人は熱意もやる気もあるので、真剣に取り組んでくれるのは本当に嬉しいのですが、反面すぐ深刻に考えすぎてしまいます。だから諸先輩は、本人が深刻に思わないようにわざとふざけたり、関係の無い雑談でコミュニケーションを取ってくれたり使い分けてくれているのかなと。

0か100かではなく、それぞれの良さや適正に合わせて柔軟な接し方ができる会社にしていきたいですね。

取材を終えて

新入×代表、それぞれの目線からの赤裸々なお話がたくさん聞けました!

まだまだ伸びしろがたくさんのBumpですが、そんな時期からも一緒に盛り上げていきたい!と興味を持ってくださる方がいらしたら、ご応募お待ちしております!

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