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撮影現場ってどんなところ?ファッション広告撮影の舞台裏を、ちょっとだけお見せします!

皆さん、はじめまして!株式会社OFBYFOR採用担当の河口です。

私たちはファッション業界を中心に、音楽やライフスタイル業界の企業様に向けた広告の制作をしているクリエイティブチームです。

採用活動を行っている中で、面談にお越し頂いた方々から「撮影の現場ってどんな感じですか?」「撮影がある日の1日のタイムスケジュールって?」といったご質問を頂く場面が多々あったので、今日は我々が普段行っている"撮影"の裏側を少しだけご紹介します!

①撮影場所リサーチ → 提案 → ロケハン

今回ご紹介する撮影現場は、とある世界的なファッションブランドを展開している企業様からのご依頼で、2023年秋キャンペーン向けのスチール(静止画)とムービー(動画)の撮影です。

撮影用に建てられたスタジオを借りて屋内で撮影する事(スタジオ撮影)も沢山ありますが、今回のクライアントからのオーダーは「広大な自然のロケーションの中での撮影 = ロケ撮影」でした。

日本全国に数えきれない程ある様々なロケーションの中から、

  • そもそも「撮影利用が可能」な場所か
  • クライアントの要望に沿う景観か
  • 撮影利用料金は予算内に収まるか
  • 決められた撮影スケジュールの中で移動が出来るか

等など、沢山の条件に照らし合わせながら「ここなら良い絵が撮れそう!」という場所を絞り込み、クライアントへ提案をします。(この提案準備の段階でも、2~3日の時間を要します)

こうしたロケーションリサーチを経て、今回我々がクライアントへご提案した撮影場所は、関東のとある海沿いの海岸線と、数キロメートルに渡って続く崖というスポットでした。

提案が通って無事に撮影場所が決まったら「さぁ、あとは撮影当日を待つだけだ!」

という事には、勿論なりません。

とても重要なプロセス、ロケハン(撮影場所の下見とテスト撮影)に向かいます。

マイクロバスをチャーターし、カメラマン、プロデューサー、ライティングマン(照明技師)といった重要なポジションのメンバーとクライアントを乗せて現地へ向かいます。

現地に到着すると、早速それぞれのポジションに分かれて撮影場所の下見を開始します。

  • カメラマン:実際にカメラを構えて画角は問題ないか、撮影場所の広さはどうか
  • ライティングマン:照明用の機材をセッティングするスペースは十分にあるか、時間帯によって太陽の光はどう変わるか
  • AP(アシスタントプロデューサー):控室の有無やトイレの場所や車の駐車スペースはあるか
  • プロデューサー:各メンバーの確認結果はどうか、問題がある場合はどう解決するべきか

上記のような点を1スポットにつき1時間くらいかけて確認し、それぞれが確認した情報を共有し合います。もし、何か問題があった場合には「どうしたら解決できるか」の答えが出るまでメンバーで話し合い、必要があればクライアントと打ち合わせをして解決していきます。

これにてロケハンは終了。

今度こそ、撮影本番です!

②撮影本番

まずは朝10時に集合するところからスタート。全員が集合してからの流れは大まかに以下の通りです。

・10:00〜11:00:オフィス集合 → 機材積み込み

・11:00〜13:00:車で撮影現場へ移動

・13:00〜14:30:撮影準備

現場に到着したら撮影機材や照明機材の移動・セッティング、撮影拠点となるテントの設営など、撮影開始に向けてメンバー一丸となって準備を進めていきます。

この日の撮影場所は崖の上と海岸。機材を運んできた車が停められる場所から撮影現場までは、歩いて20分以上かかるスポットでした。つまり…

大量の、そして、めちゃくちゃ重たい機材たちを、全て人力で運んでいきます。

ちなみに、この日は8月真っ只中の炎天下。最高気温は35℃を超える猛暑日でした。なので

こうしたハンディー扇風機や、冷却スプレー、飲料水とそれを保管しておくクーラーボックスといった”熱中症対策グッズ”を事前に沢山準備しました。こうした手配もプロデューサー・アシスタントプロデューサーのとてもとても大事な仕事の1つです。

・14:30〜:撮影スタート

いよいよ、撮影本番がスタート!モデルさんも撮影現場に入り、一気に緊張感が張り詰めます。



この日の撮影現場にはクライアントも含めて総勢30名以上が参加。カメラマン、スタイリスト、ヘアメイクアーティスト、ライティングマンやそれぞれのアシスタント達。

その全員が、撮影される写真や映像を見つめながら、必要に応じて修正 → 再撮影という流れを繰り返し、クライアントからのOKが出るまでそれぞれがベストだと思うパフォーマンスを続けます。

この日の撮影は全部で7パターンのスタイリング撮影。それぞれでスチールとムービーを撮影していきます。

緊張した撮影中の現場でも、良い絵が撮れた時にはメンバーにも笑顔がこぼれます。

③撮影終了 → 撤収

・19:00:撮影終了

全てのスタイリングを撮影し、クライアントから「OKです!」の言葉を貰って「これにて撮影終了!お疲れ様でした〜!」と言いたいところですが、

まだまだ、終わりではありません。

・19:00〜20:00:撤収

撮影が終わった後の機材の後片付けが始まります。。

日が落ちた暗闇の中、ライトの光を頼りに全員で後片付けをします。撮影前の準備と同じように、大量の撮影機材や照明機材を、これまた人力で離れた車の元へ運んでいきます。

車への積み込みが終わった頃には、メンバー全員が日に焼けて全身砂まみれ、そして汗でびっしょり。疲労困憊でクタクタですが、撮影が終わった達成感で一杯の瞬間です。

・20:00〜22:00:車でオフィスへ移動

・22:00〜24:00:オフィスへ機材を搬入

ここまで来たら、あともう一踏ん張り!撮影に使った機材や備品を全て元通りにオフィスへ積み込みます。撮影に使う機材の中には非常に高価なものもあるので、1つ1つ慎重に運び出し、不備が無いかを点検したり、紛失したものがないかを確認しながらオフィスへ運び込んでいきます。

・24:00:完全終了 / お疲れ様でした!

これにて、長かった撮影が全て終了です。とは言っても、翌日からは撮影したデータを納品に向けて編集する「ポストプロダクション(ポスプロ)」と言われる作業が始まっていきますが、そのお話はまた別の機会に・・・。

いかがでしたでしょうか。かなり省略して書いたつもりなのですが、それでもかなりのボリュームになってしまいました。

ここまでお伝えしてきたように、我々が日々行っている「撮影」の現場には沢山のプロフェッショナルな人達が参加し、そしてその裏側にある沢山の”地味て大変、だけど重要”な工程が存在しています。そして、現場にいる全員が一丸となって創り上げていくものが「クリエイティブ」だと、我々は考えています。

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