なにをやっているのか
私たち株式会社Kirakuは、日本に古くから伝わる資産を未来の世代に引き継いでいくため、宿泊施設等の事業への転用を手がける事業会社です。
建物改修プロジェクトから未開拓地の開発プロジェクト、歴史的な武家屋敷からデスティネーションホテル、旅館運営会社のマネージメントから休眠中の酒蔵再生まで、幅広い分野で多様な「資産」を発掘し、新たな「事業」として蘇らせる「事業づくり」を全国で進めております。
◆事業内容◆
・候補物件の選択
・転用に向けたコンサルティング
・事業計画の作成
・建築、施工会社、運営等の事業チーム組成
・事業化に向けたマネジメント
・投資家の募集、金融機関からの資金調達
・設備投資による事業創出
・宿泊施設運営のプラットフォーム開発、運用
なぜやるのか
◆未来に残したい日本の資産◆
少子高齢化や国の財政の悪化など、次世代が私たちと同じように、豊かな日本で暮らしつづけるにあたり様々な課題がございます。
一方、近年では、日本の自然、文化、食事、おもてなしなどが世界に再発見及び評価され、これら日本の「資産」に対する世界の需要が、日本経済の新たな原動力となっております。国内外の方々がこれら資産を堪能することで、生産者が潤い、地域の雇用にもつながり、資産自体を維持し、次世代に承継していく為の財源も生まれております。
国内外の方々がこれら資産を堪能いただくことは、社会を豊にする、という波及効果があると考えております。
日本はこういった素晴らしい「資産」の宝箱でありながらも、私たちは、これら資産が発見されないまま放置されていること、利用されないまま衰退していくことを目の当たりにしてきました。
相続先がなく廃業する旅館、長年空き家となっている武家屋敷、美しい自然を誇る未発見の土地、200年以上の歴史があるものの休業した酒蔵、駐車場に転用する為に取り壊し予定の町屋など、形は様々です。
従って、私たちは、このような「資産」を活かした「事業」を作り、成長させていくことを、事業として展開しております。事業として成長することで、これら資産及びその波及効果が、維持され、守られ、そして願わくは拡大することを望んでおります。
私たちの世代のみならず、私たちの子供の世代、孫の世代、次世代が豊かな日本で暮らせるように、日本の大切の資産を次世代に承継していく事業を進めております。
どうやっているのか
弊社が扱う資産の多くは、築年数の長い木造建築や開発基準の厳しい土地など一般的に機関投資家にとって取扱いが困難なものです。これらは、類似資産の取引情報が少ない、機関投資家による投資実績が少ない、資産自体を理解するのが難しい、あるいは資産の活用方法のアイデアがない等の理由から、長年引き取り手がつかず放置されているケースが多々あります。一方でKirakuではこれを、老朽化が進む日本の大切な資産や事業を価値のあるビジネスへと再生させる貴重な「チャンス」と捉えており、この目的達成に向け3段階のアプローチ(Identify→Create→Grow)をとります。
1. 価値ある資産の発掘及び事業アイデアの作成(Identify)
まずはデューデリジェンスを実施し、対象資産(不動産または事業)がこれまでどのように運営されてきたかを検証のうえ、どのように不動産を有効活用し、事業の長期的価値を生み出せるかなどを考察しながら事業アイデアを作成します。不動産に対しては、小規模な設備投資から大規模な改修・開発まで資産の特性に応じて様々な選択肢が考えられます。事業に対しては、クラウドソフトウェアの導入やAPI統合などのテクノロジーソリューションで運営を効率化させたり、スペシャリスト(業界の専門家、ブランディングやマーケティング業者等)を採用するなどして事業に新しい価値を生み出します。場合によっては、Kirakuの独自のソフトウェアを開発し、新たなITソリューションを構築します。
2. 創造(Create)
まずは、自己の資金を投じ、事業アイデアを用いた事業を自ら行い、事業アイデアの検証をします。検証を進め、事業アイデアを実際の事業として創り上げると同時に、事業アイデアを確実に実現するための事業チームの構築を行います。事業によっては、機関投資家の出資や金融機関からの借入(ノンリコースローンなど)により資金調達をします。資産・ファイナンスやコーポレート・ファイナンスによる第三者資金調達、または合弁による事業の拡大など様々な選択肢から最適な手段を検討します。資産の取得後も様々な施策を実行・評価しながら事業に磨きをかけると共に、更なる事業発展のために必要な施策立案・体制構築などを行います。
3. 成長(Grow)
最終的には事業を自立させ、次のステージに向け更に展開・成長させることを目指しています。