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【創業ストーリー】店舗SaaSの社員が原宿で着物ビジネスを始めた理由とは

株式会社SHIBUI 代表取締役社長 荒井あき斗
2018年:東京理科大学卒業後、新卒でNTTデータに入社。

2020年:株式会社カンリーに入社。店舗マーケティングSaaS立ち上げを担当。プロダクトマネージャーとしてプロダクト開発に従事。(現任)

2023年:株式会社SHIBUIを創業。(現任)

外国人旅行者向けの着物レンタル&撮影の店舗を原宿にオープン。(https://kimono.shibui-jp.com/)

日本文化の素晴らしさを世界に広めることをミッションに活動中。

これまでのご経歴を簡単に教えてください!


東京理科大学工学部を卒業後、新卒でシステムエンジニアとしてNTTデータに入社しました。
入社後は、大規模システム開発のプロジェクトにアサインされ、ビックプロジェクトに参画できることによるやりがいももちろんありました。一方、あくまで大きなプロジェクトの一員で、何かの意思決定をするような機会は少なく、プロジェクトは大きくても、プロジュクトに自分が与えるインパクトの小ささに物足りなさを感じていました。

NTTデータへ決めた理由は、今振り返ると、
海外事業比率が大きければ海外駐在の機会があるかも』『ITが今後は世界の中心になる』
『新卒切符は大手で』だった気がします(笑)。
入社してみてどれも大きくは間違っていなかったと思いますし、新卒入社ゆえに得られた経験や仲間も数多いです。とはいえ、仕事に対するやりがいに不足を感じていた私は、自身の業務が縦割りにされる大企業の働き方ではなく、自身の役割や目標を自分自身で決め、一定の裁量権を持った仕事ができるベンチャー企業の働き方や考え方の方が、自分には合っているのではないかと感じていました。
学生時代から志していた起業に向けた学びが得られる環境で働くことを決意し、転職を決めました。

起業を見据えて選んだのが創業したてのカンリー
どんなところに惹かれて入社を決めたのですか?

転職活動を行う前からカンリーの共同代表2人のTwitterをフォローしていたこともあり、そこからカンリー(当時の社名はLeretto)という会社を知りました。総合商社や大手銀行出身のCEOらが「幹事代行サービス」という今まで聞いたことがないサービスを行っていることも知っていたので当時から面白そうな会社だなと感じていました。そんな転職活動中の最中に「新規事業立ち上げに伴う正社員募集」 の投稿を見かけ、思い立つや否やDMで応募したのを今でも覚えています。

カンリー入社の決め手は、代表の人柄、会社のフェーズ、企業としての成長スピード、でした。
特に魅力に感じたのは代表の人柄の良さでしたね。印象的だったのは代表2人が自身のWILL(将来どのような自分になりたいか)や会社の未来を熱く語られる姿に心を打たれ、カンリーへのジョインを決めました。

当時社員は5名ほどでしたが、現在(2024/5)は90名ほどまで成長しているため、あの時の選択は正しかったです!

カンリーではどのようなお仕事をされていたのですか?

カンリーは自社プロダクトを用いて、チェーン店を運営する企業様の集客支援をさせていただくサービスを提供しており、店舗SaaSビジネスをメイン事業としています。入社後からSHIBUI起業に至る2024年2月末までは、プロダクトマネージャーとしてSaaSプロダクトの開発に携わっていました。

プロダクトマネージャーの主な業務は、顧客の現状把握→課題設定→打ち手実装の一連の流れを、デザイナー・エンジニア・セールス・カスタマーサクセスなど様々な職種の方と協力して、課題解決を行うお仕事になります。5人目の社員として2019年10月からカンリーで働き始め、気がつくともう4年以上お世話になっています。私にしてはめちゃめちゃ長続きしてる方です。笑

会社経営は幼い頃から考えていたそうですね。
創業の背景や、ここまでの道のりを教えてください。

経営者であった両親や祖父母の影響もあり、幼い頃から会社経営に対する興味は強かったと思います。
高校生の頃には、「将来いつか経営者になりたいな」、「というかなるんだろうな」と思っていました。
(父方→電気設備業、母方→漬物と定食屋
幼いながらにも、会社経営は苦もあるけど、やりがいの大きい仕事なんだろうなということは感じていました。仕事は忙しそうでしたが、何よりも毎日が楽しそうで、休みの日なんかもみんな活発で!

現在行っている事業についていくつか教えてください!

なぜ着物の店舗事業を始めたのでしょう?



SHIBUIは外国人旅行者向けの着物事業であり、店舗を構えて着物のレンタルと写真撮影をセットにしたサービスを提供する店舗ビジネスを運営しています。

「なぜ着物?」

きっかけはYouTubeのある動画でした。

彼らは「着物ジプシーズ」という 海外を着物で放浪するカップルです。
この動画ではイタリアを着物で観光しているのですが、街中で大勢の人に写真を撮られたり、どこで買えるのか尋ねられたりと着物の海外での人気ぶりに驚きました。

それから着物について調べ始め、実際に浴衣や甚兵衛を買って来てみると、なんだか特別な気分になれて、着心地も良くて、素晴らしいものだなと思い始めました。

調べているうちにふと気が付いたのですが、私の母、父方母方の祖父母は普段からなぜか和服を着ており、余計に親近感が湧いたというのもあります。



「なぜ店舗型ビジネス?」

今となって正直にお伝えすると、私自身も起業するなら当初は「固定費と原価がなるべくかからない=ネットビジネスしかないだろうな。」と考えてました。

ただ、カンリーで4年間ずっと店舗事業者様のご支援をしていく中で、知れば知るほど店舗ビジネスの楽しさを私自身も感じていました。支援させていただく側ではありましたが、お客様の笑顔を間近で見たり、「ありがとう」の言葉を直接いただけた時にめちゃくちゃ喜びを感じました

加えて、そういったお客様とリアルを通じて感じる喜びが自分にとっての働くモチベーションにもなってるんだなという実感もあり、企業するなら店舗ビジネスだ、と決断できた背景があります。

業界全体をどのように捉えていらっしゃいますか?
そしてなぜ原宿という地を選んだのですか?

一方で、店舗ビジネスにはまだまだ課題も多いです。特に、着物業界は良くも悪くも古い慣習が根強く残っており、DX化やマーケティング導入が遅れているのが現状です。SHIBUIの事業運営を進めていく中で、多彩な経験やスキルを併せ持つ優秀人材を登用したり、引いてはWEBマーケティング活用で集客効率化、低コスト化実現、にもトライしていくことで収益性向上の白地は十二分にあると考えています。

また、今回SHIBUIの起業に原宿の地を選びました。原宿と聞くとサブカルチャーや若者の印象が強いと思いますが、外国人旅行者にも大人気の観光地になっています。実際竹下通りを歩いている人の半分は外国人です。近くに明治神宮、代々木公園の桜、東郷神社など和を感じれるスポットも多数あり、新しい若者文化と日本の伝統文化が交わる素晴らしい場所です。当然、日本文化の発信地として、浅草も視野に入れましたが競合が多すぎる故、原宿に絞りました。

最後に。
現在、採用強化中とお伺いしました。
どんな人材を募集していますか?

創業から間もないですがオープン日以降、とってもありがたいことに、GoogleMapやSNS経由でのインバウンド流入、街頭での宣伝経由のアウトバウンド流入の両面でお客様が来店いただける機会が増えてきております。今後、よりお客様からサービスを安定的にご購入いただくためにも、お客様ニーズの分析、競合情報の収集を通してマーケティング戦略立案、など多岐にわたって当社の事業運営を一緒に支えてくれる、そして一緒に事業成長を楽しめる仲間の募集を行っております。

ぜひ当社または、私に興味を持っていただけました方は、皆様の画面下部にございますWantedly求人情報からご連絡をいただけましたら嬉しい限りでございます。
明治神宮前駅徒歩3分の場所で店舗を運営しています!
ほぼ毎日店舗にいますので、ぜひ遊びに来てください!



株式会社SHIBUIでは一緒に働く仲間を募集しています
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