未経験から福祉事業の立ち上げ！飲食業界から福祉へ、新たな挑戦を選んだわけとは？

今回は就労移行支援事業「就労移行支援事業所ルーツ」の事業所責任者の服部卓也さんにお話をお伺いしたいと思います！
服部卓也 はっとりたくやさん
今年40歳。「声優になりたい！」という夢を叶えるため、愛知から上京。養成所に所属しながら、オーディションを受けたりレッスンを重ねながら挑戦し続けるも、転機があり会社員に転身。以後、飲食店で13年経験を積み、現在は、未経験ながらも福祉事業に挑戦。就労移行支援事業所ルーツの事業責任者として活躍中。

思いっきり夢に挑戦し続けたからこそ出会った新しい選択

本日は、よろしくお願いします！まず、これまでのご経歴ついてご紹介いただけますでしょうか。

よろしくお願いします！今回初めての福祉事業を経験することになったのですが、元々はずっと飲食業界に居たんです。初めは自動販売機の管理や補充をする仕事をしていて、その後、テクタードも運営に関わっている「銀のさら」という宅配寿司チェーン店で13年間社員として働いていました。

出身が愛知ということですが、東京で働くきっかけなどあったのでしょうか？

実は愛知から上京したきっかけは、声優になる夢を叶えるためだったんです。
フリーターをしながら、東京の声優養成プロダクションに所属してオーディションを受けたり、練習を重ねる日々でした。

今は声優を目指す人が結構増えてきていますが、当時は声優を目指す人が増え始めくらいの時期だったような気がします。

小さい頃から声優を目指していたんですか？

中学高校の頃は競馬のジョッキーになりたかったんです。それで高校も馬術部があるところを探して通っていました。馬術部で練習を重ねていたのですが、予定よりも背が高くなりすぎてしまって。競馬のジョッキーには体重制限もあるので、身長が伸びたことでそこも制限にかかってしまい、諦めました。

それまで競馬のジョッキーしか考えていなかったのですが、それ以外で他に自分にできることはなんだろう？とそこで初めて考えてたんです。
そのときに思い出したのが、幼稚園の頃に登録していた子役のプロダクションで積んだ経験のことでした。幼稚園の頃は月一くらいで東京にきて練習していて。
それをきっかけに、「もっと演技を磨いてみたい！」という目標が出てきたんです。さらに「自分にできること」で選択肢を絞った時に、自分で言うのはちょっと恥ずかしいのですが、自分の声が結構好きだったので、声優という選択肢になりました。

そういう経緯で声優を目指したので、アニメに詳しいと勘違いされやすいのですが、実はアニメはあまり見ないんです（笑）。

そうだったのですね！そこから、なぜ全然違う今の道を選ばれたのでしょうか？

実は、当時の彼女で今は妻なのですが……彼女も私と同じように声優になりたいという夢があり、2人で一緒に上京してきたんです。2人で夢を追って頑張っていたのですが、なかなか結果に繋がらず。将来のことを考え25歳くらいで区切りをつけて、それぞれ会社員として就職することにしました。

正直なところ、最初に就職した自動販売機の管理やジュースの補充をする会社は、給料面だけ見て就職したんです。

でも、おかげで飲食業界のことを知るきっかけとなり、経験を積むことができました。

そこで飲食業界への視野が広がったので、次の仕事は「料理が好き」ということを生かせる銀のさらを選びました。

利用したこともあり身近に感じていたのでおもしろそうだな、というところと元々お寿司好きだったこともあって。
なんとなくこれから宅配業界が伸びていきそうだな、という思いもありましたね。

そんな流れだったのですね！そこからテクタードにはどうつながったのでしょうか？

元々同じ店舗で働いていたアルバイトの子が、先にテクタードに就職していたのですが、その子に誘われて話を聞きに行ってみたところ、自分の経験が力になれそうだったのでその流れてでテクタードに入社しました。

テクタードでもずっと飲食部門で働いていましたが、テクタードが福祉事業を新しく始めることになり、全く未経験から今挑戦している「就労移行支援事業所ルーツ」で働くことになりました。

経験の中で気づいた「働きやすさ」の意味

なぜ、未経験から福祉経験の中で気づいた「働きやすさ」の意味事業に挑戦しようと思ったのですか？？

弊社の社長が福祉事業に参入する想いに共感したのが一番のきっかけです。
「環境や仕事のやり方が原因となってしまい、力を発揮できていない人たちが夢や目標を実現するためのお手伝いをする」という部分に共感しました。

銀のさらで働いている時に、様々なアルバイトの方と接したのですが、お寿司を作る作業は上手いけど、人とコミュニケーションはとても苦手、など様々な個性がある方に出会いました。どんな人も働きやすい職場にするにはどうしたらいいのか？というのは、私の中でもずっと思いがあったんです。
社長の話を聞いて、それなら僕もやりたい！と手を上げました。

未経験だからこそ、新鮮な気持ちで日々挑戦！

今、まさにルーツは立ち上げの時期だと思いますが、今主にどんな仕事をされているのですか？

今は、3月オープンに向けて主に環境の整備や営業回り、挨拶回りをしています。出来上がったばかりのリーフレットなどを持って同業者の方や役所に挨拶に行ったりして。営業自体するのが初めてのことだったので、自分でも新鮮な気持ちで日々仕事をしています。

今後、ルーツをどんな事業所にしていきたいですか？

利用者さんが気持ちよく利用できる環境にしていくのはもちろん、働いているクルーも気持よく働ける場にしたいと思っています。
風通し良く、利用者さんやクルー関係なく、仲良くできる場所になればと。

ルーツで一緒に働くメンバーはどんな人にきて欲しいですか？メッセージをお願いします！

人と話すのが好きな人や、和気藹々と仲良くやっていける人にぜひ来て欲しいです。

未経験のメンバーが多い中で「就労移行支援事業」という新しい取組みをしているので、みんなで協力しあって、気持よく利用でき、働ける環境作りをしていきたいと思っています。

そして、誰もが働きやすい就職のサポートをしていきたいです。
みんなで協力しあって、ルーツを大きくしていきましょう！