“ サクっとチーズ ” Package制作ストーリー

お仕事インタビュー #01
阿南 佳苗／AD & anan jr／イラストレーター

2021年・秋にリリースされた、Q.B.Bの『サクッとチーズ』！
今回は、パッケージデザインを担当したお二人にお話を聞きました。

『サクッとチーズ』もう店頭に並んでいるのでしょうか？

阿南佳苗（以下、佳）：並んでいますよ〜！！
anan jr（以下、jr ）：リリースされました。嬉しいですね。

今回のお仕事は、どのような形で受注したのでしょうか。

佳：Q.B.Bさんとは、パッケージデザインで何度かお仕事させていただいていて、（最近では『チーズデザート』シリーズで、新フレーバーが追加発売となりました！）
その流れもあってか、新商品の『サクッとチーズ』のご依頼は直接いただきました。

デザインの方向性はどのように決定していったのですか？

佳：商品詳細やターゲット・狙い、販路、パッケージサイズや仕様などの情報をいただき、それをふまえて、チーム内でクリエイティブ提案を練りあげました。

具体的には、どのような提案だったのでしょうか。

佳：『サクッとチーズ』の特徴として、
① チーズを独自のフリーズドライ製法（特許取得）で仕上げた、サクッと食感
② しっかりしたチーズの味を獲得
があげられるんですが、類似品も少なく、商品名だけでは食感も味も想像しにくいのではないかと懸念しました。なので、この問題を解決するビジュアル作りが必要だねと。

jr : 『サクッとチーズ』というキャッチーな商品名を（残念ながら弊社ではなくQ.B.Bさんの考案ですが）、さらに惹き立てられるパッケージデザインを模索しました。

それでイラストを用いたキャラクター展開になったのですね。

佳：そうです。キャラだけじゃなくて商品名ロゴもインパクト強めのイラスト風でデザインしています。

jr：売り場に赴いてみると、既存のフォントと写真でさらっと仕上げているパッケージが多かったよね。

佳：シンプルで商品名だけで想像のつくものが多かったので、それはそれで適したデザインだと思いますが、『サクッとチーズ』はそれでは伝わりきらない、でも、伝えなければならない、とっても良い部分があって、それをキャラクター及びイラストの力で表現しています。
パッケージサイズは小さいほうだけど、キャラクターがいることで、アイキャッチになり印象も強くなり、売り場でも映える！と。

キャラはやっぱりFD（フリーズドライ）チーズくんが推しですか？

jr：そうですね。フリーズドライチーズは、食感としてきしみが気になるものも多いそうなんですが、Q.B.Bさんのものは独自製法で、とにかく『サクッと』なので、それが直感的に伝わって欲しいと思って考えました。

佳：実際の商品写真やフレーバーのイラストも用いて世界観を作り出し、美味しさだけじゃなく食べる楽しさも充分に伝わるパッケージに仕上がったと思っています！

まさにその通りの素敵なパッケージだと思いました！

佳：嬉しいです。サクサクチーズもフレーバーアーモンドもとっても美味しいので。

jr：美味しい。組み合わせ最高です。
チーズと黒胡椒アーモンド（ピリ辛ブラックペッパーアーモンド）、チーズと蜂蜜バターアーモンド（濃厚ハニーバターアーモンド）なんてもう…。

佳：さらに嬉しいことに、制作中に「素焼きアーモンド味」も追加になって、３フレーバー展開になったんです！
フレーバーが増えると、気分やシチュエーションに合わせた「選ぶ楽しみ」も加わって、いいな〜と思っています。

ロカボマークやロカボ糖質表示※１を、初めて見ました！

佳：「おいしく、楽しく食べて健康に！」という理念のもと、一般社団法人 食・楽・健康協会さんが作成し普及しているマークで、最近、認知度が高まってきている糖質制限に活用できるそうです。
糖質制限はちょっとしんどそうなイメージもあったのですが、美味しく楽しく健康に糖質制限！がコンセプトのようで、とても素晴らしいなと思いますね！

jr：僕も初めて知りました。もっと広がるといいなと思いますし、このような取り組みをしている仕事に携われたことも、嬉しいことでした。

どうもありがとうございました！

※１）ロカボ：「ロカボ」、「ロカボ」マークは一般社団法人 食・楽・健康協会の登録商標です。（ https://locabo.net/ ）

（インタビュー：2021.11.10）