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「挑戦」から「スローライフ」へ。フルリモートが実現した理想

こんにちは、JPYC株式会社広報部です!今回はアイルランドから働く坪さんにお話を伺いました!

ーーまずは自己紹介からお願いします!

はい、坪和樹と言います。アイルランドに5年ほど住んでいます。元々は日本で日経新聞やAWSで働いていましたが、ダブリンに開発チームの「最初のメンバーとしてどうですか」ということで、アイルランドに飛びました。そして現地のチームの立ち上げをずっとやっていましたが、2年程前に「ちょっと飽きてきたな」ということでマネジメントに転職しました。JPYCではCIOというロールで、社内基盤の調整をメインに行なっています。

プライベートな話もすると、子供が8歳と10歳で現地の学校に通っています。子供たちは日常会話も英語なので、子供たちに話しかけられると聞き取れないなんてこともしばしば発生します。それはそれで面白いですけどね。私たち両親が日本語を教えたり、子供たちと英語でディスカッションするような生活スタイルを送っています。

ビック5を断ってJPYCに入社

ーー家の中までグローバルなんですね!そんな坪さんがJPYCに入ったきっかけは何ですか?

元々現地で転職を考えていて、何社かオファーをもらったりしました。ただ、ビジネス的に面白い会社なら給料が安くてもいいと思うし、逆にビジネス的に面白みがなければいい給料をもらわないというようなバランスもあり、某大手IT企業もお断りしました。一方でJPYCは時給がどうであれ働いてみたいと思える会社だったので、という感じです。

前職のAmazonのBias for Action という文化がすごく好きでした。これは「リスクをすぐに計算して行動を起こす」といった意味があるんです。これはJPYCの文化の一つでもある「即行動」に近いところがあるじゃないですか。Amazonではチーム内外の支援といった、この文化に即した行動が出来ていたと思っていて、JPYC でも活躍できそうだと思ったんです。

あとは皆さん全体的に若い従業員が多いと聞いて、優秀で若い人から私自身が学ぶことって多いかなと思っていて。働くときに何が重要かって、他の人が尊敬できるかとか、他の人から自分が学べるかとかって話がありますよね。私は今すごくいい環境に来れてハッピーだなって思ってますね。

泣きながら英語で研究

ーーそんなバックグラウンドをお持ちの坪さんですが、苦労した経験や挫折の経験はありますか?

北海道大学に進学して、工学部で情報系の勉強をしていました。そのときは暗号について興味があって、当時北海道大学で教鞭を執っていたドイツ人の研究室に入ることができました。留学生も中国人とかイギリス人とかたくさんいるような国際的な環境で、「英語やりたかったんだっけ俺、暗号やりたくてきたのにな」と泣きながらやっていました。でも、結婚式に来てくれたときには「坪君がいないとダメだよ」と言ってくださるくらいには可愛がってもらいましたね。

あとはマネージャーになろうとしたときには一度失敗をしていて、チームのマネージャーになるためには英語で全部面接・試験を受けなければいけなかったんです。そのとき私を含めて7人がその試験を受けたんです。そして私以外の6人がパスしました。英語以外の中身は割と当時の仕事を説明したらよかったんですけど、英語ができなかったというのはトゲになって残っていますね。

他の人にいかに楽しく快適に仕事をしてもらえるか

ーー文化を大切にする坪さんが、仕事をする上で大切にしている考え方は何でしょうか?

私は前職の影響もあってマネージャーとしての視点で、他の人をサポートするフォロワーシップが強くありますね。自分の部署の仕事をしてくれる人と会話をして、信頼関係を構築した上で仕事をお願いするとか、その人の得意不得意を見極めた上でタスクを上手く割り振るとか。そして出来ないところは一緒に学んでいくし、出来ているところは私自身が教えを乞うだとか。そんなところに気をつけながら仕事をしています。

ーー坪さんとお話ししているときの安心感は、そんな素敵な考え方から来ているんですね。最後に理想の将来像を教えて下さい。

子供たちがひとり立ちする年までは、アイルランドに住んで、それからは好きにしようと思ってます。好きにしようというのは、例えばイギリスに行って金融系のプロダクトマネージャーやってみたらどうかなと思っていたり、アイルランドで個人事業主になってみたり、エストニアでIT立国の人々と絡んだりするのも面白いかな、と思ったりしてますね。
それこそフルリモートであればどこでも住めるので、住みたいところに住んだり、あちこち行ったり出来たらいいなと思っています。

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