なにをやっているのか
「日英バイリンガルの探究学習を通して、創造力と責任感を持って国際社会に貢献するリーダーの育成」
関西国際学園で行われるすべてのプログラム、アクティビティ、学習体験、イベント、新企画、その他すべてのことは、この理念に基づいています。「これをすることで、国際社会で貢献できる人材となることにつながるのか。」いつもそこに戻って考え、常に新しい取り組みにチャレンジしています。
なぜやるのか
教育の役割は、大人が必要だと思っている知識を押し付けるのではなく、先を見据えて必要なスキルを習得させ、どのような時代の変化にも対応できる力を身に付けさせること です。それは自分で考える力、自分に足りないものを理解して自分でそれを獲得する力、目標を持って自分でそれに向かう計画を立てる力、自分で生涯学び続ける力です。
今、教育は変わらないといけない時期に来ています。教育者が固定観念から離れ、教育の本来の目的を見つめ直し、学校のあるべき姿を一から創り直す時です。
子どもたちが社会に出た時に本当に必要なスキルを身につけることを徹底したプログラム作りが必要です。
例えば、テストは本当に必要なのでしょうか。本や資料を何も見ず、他人にも聞かずに自分の記憶力だけで解決する仕事はどれだけあるでしょうか。仕事はチームで行い、あらゆる情報を駆使して解決したり何かを作り上げたりするものです。 ということは学習もそうあるべきです。
今や世界の共通語になりつつある英語、そしてアイデンティティーの中心である母国語・日本語を高いレベルで習得するのは勿論ですが、国際社会で貢献できる人材を育成するために新たなアプローチや学習方法をどんどん入れていきます。 行っていることのひとつひとつが本当に国際社会で活躍する人材の育成につながるのか…。この学校の決断はすべてそこに戻ります。
私たち教師も、そして保護者の方も受けたことのない教育です。毎日が新たな冒険です。
どうやっているのか
◆教師評価と教師研修◆
子どもたちはもとより、教師も生涯の学習者でなければなりません。生徒数の増加と共に、学園の拡大とスタッフの増加もしています。関西国際学園には世界中から異なる経験をもった20ヵ国以上の国籍から成る、教育に対して真剣に取り組んでいる教師陣が集まっています。誰も受けたことのない世界初の日英バイリンガルPYPスクールとして、新しいマルチリンガル教育を提供するために、常に挑戦を続けています。
教育の質をより高めるため、全体研修を年に2回行い、新人研修、ロボティックス研修、First Aid講習、遊びの大切さ、算数の取り組み、などさまざまな研修を行っています。また、積極的に他の学校で行われる研修に参加したり、カリキュラムラボ顧問の茂木 健一郎氏や各分野で活躍されている方々をお招きしてのスペシャルゲストワークショップも行っています。
子どもたち一人ひとりのさまざまな形の自己表現の機会を見逃さないよう、子どもたちの作品や日々の行動観察の重要性を再認識し、スタッフ研修にも取り入れています。
また、IBスクールとして定期的なIBワークショップへの参加と園内開催のIBワークショップも行っています。探究学習についての理解を深め、子どもたちの評価の仕方、読み書き、探究を通しての算数の取り組みについてなどさまざまなテーマの研修から得たものを共有し、クラスでの指導に活用します。
スタッフ研修の機会や、定期的なミーティング、スタッフ間の協力体制作りなど、関西国際学園の教師として常に子どもたちのために最高の教育環境を提供できるよう日々取り組んでいます。