みなさんはじめまして!!リハサクで学生インターンをしている、富永響です。
これから読者のみなさんにリハサクのメンバーや雰囲気をお伝えできるよう、週1回のペースでストーリーをお届けしていきたいと思います!
そして記念すべき1回目のストーリーは、代表取締役の近藤慎也(こんどうしんや)さんです!
元理学療法士だった近藤さんはなぜ起業しようとしたのか、どのような未来を創り上げたいのか。
近藤さんの過去・現在・未来を一緒に見ていきましょう!!
人に寄り添った仕事を!近藤慎也の仕事の流儀
(自己紹介と経歴をお願いします!
みなさんこんにちは!株式会社リハサク・代表取締役の近藤慎也です!
私は起業する前の8年間、船橋整形病院で理学療法士として働いていました。そして2018年5月に株式会社リハサクを起業し、代表取締役を務めています。
(なぜ理学療法士を目指したのですか?
これは学生時代に遡ります。私は長いことサッカーをしており、本気でプロを目指していました。しかし片足の前十字靭帯を切るケガをしてしまい1年間サッカーができなかったんです。学生では1ヶ月の離脱でも大きいのに、1年間サッカーができないのは想像を絶することでした。だけどリハビリを頑張って成し遂げ、もう1度サッカーができるって時に、もう片方の足の靭帯を切ってしまい、プロを諦めるしかなくなりました。そんな絶望の中にいた私を救ってくれたのは、理学療法士の先生でした。1回目のケガでプロになる夢を諦めそうな時に、「ケガを治してサッカーを頑張ろう!」と支えてくれたり、2回目のケガでは、「ケガで夢を諦める子どもが少なくなるように支えたい」という新しい夢に導いてくれました。そして理学療法士になってケガを治すだけではなく、夢とか新しい目標など人に寄り添いながら、人生の再スタートを支えたいと思い、理学療法士を目指すようになりました。
念願叶い、理学療法士の道へ
(前職の思い出はありますか?
学生時代に思ったことにも共通するのですが、やはり理学療法士はただケガを治すだけではないんだなと再確認しました。理学療法士は医師以上に患者さんと密に接するんで、患者さんが悩みとかを打ち明けてくれることが多かったんです。だからケガで絶望している患者さんと一緒に新しい夢とか目標を考えて、人に寄り添うことができました。
ただ働いていくうちに、大きく2つ課題に直面しました。
1つは理学療法士の社会的評価が低い点です。理学療法士は、患者さんや一緒に働く医師などからは評価していただきやりがいのある仕事ではある一方で、診療報酬やそこから導き出される収入などは高くありません。
もう1つが、リハビリの通院頻度が十分確保されないことにより、リハビリ効果が得られないケースがある点です。リハビリの通院頻度は、週に1回20分ぐらいしかありません。通院した時だけリハビリしたのでは効果が得られず、完治しないまま離脱してしまうケースが多々あります。
▲理学療法士時代の写真・中央
(この課題感が起業につながるんですか?
そうですね。特に患者さんのリハビリ効果が得られない点にならアプローチができると思いました。例えば通院と通院の間を埋めたり、自宅でも療養できたらリハビリ効果が現れるだろうと考えて、今の会社を立ち上げました。
社会課題を解く!先進性で、リハビリに変革を。
(現在の会社に話を移します。リハサクでは現在どのようなお仕事をしているのですか?
いまは会社のリソースが足りないので、垣根なくなんでもやっています。営業がメインではありますが、採用、開発、カスタマーサクセスから資金調達までいろいろです。
(今までで、1番大変だったことは何ですか?
プロダクトの初期リリースの期日が遅れてしまいそうだったことです。2018年10月25日に初めてのリリースをしようと社内で決めていたのですが、2週間前に絶対に無理だと察しました(笑)
でも、自社のサービスをぜひ使ってみたいと言ってくれた先生方にもリリース日を伝えていて、いきなり信頼を裏切るようなことはできない、またチームで達成感を味わうことを文化にしたかったので、初期メンバーと切磋琢磨してなんとか期日にリリースしました。その時は本当に大変でしたけど、チームで成し遂げたという達成感は言葉にできないほどでした。
(会社の文化をもう少し教えてください!
チームでの達成感は先ほど言った通りです。
もう1つは私の大切にしている価値観とも共通するところなのですが、「人に寄り添う」ことです。
接骨院や整骨院って人情の世界なんですよ。だから顧客から「ここまでサポートしてくれるんですか」って言われるくらい、泥臭く取り組んでいます。
(リハサクの魅力はなんですか?
これは事業とチームメンバーの2つだと考えています。
まず事業に関してなのですが、リハビリというニッチな分野で、社会的な課題を立ち向かっている点です。リハビリって誰もが人生で1回は経験することだと思うのですが、リハビリにフォーカスして事業展開をしている企業はそこまで多くありません。つまりリハビリを変革しようとするゲームチェンジャーが少ないため、リハビリ業界は全体的にIT化が遅れています。そのような業界で、リハビリに関する課題をITで解決することに挑戦しています。
また一般的なIT企業はプロダクトを使ってもらうユーザーと距離があると思うのですが、リハサクのプロダクトはユーザーとの距離感が近いため、ユーザーの声を拾いやすく、幸せにしている実感が湧きやすいです。
もう1つのチームメンバーなのですが、本当に多種多様なメンバーが揃っていると思います。
先ほども述べたように、医療従事者にしかわからない文化があるので、その文化に精通している現場出身の社員が数多くいます。そして現場社員が医療従事者の課題を拾ってきて、その課題を解くビジネス戦略の社員や、課題解決を実現するエンジニアと、レベルの高い社員が在籍しています。社員とは定期的に飲み会やBBQ、フットサルや合宿といったアクティビティもやっているので、公私ともに仲良くできています。ただ、学生企業家のようなサークル感はなく、仕事中は自分の仕事に集中して、サポートするときはサポートし合う関係です。
また投資家の方々も、スタートアップならではの問題やつまづくフェーズなどを共有してくれて、金銭面以外の観点からもサポートしてくださっています。
(今後はどのような会社にしていきたいですか?
「患者もセラピストも幸せにする」というミッションに基づいて、クライアントにしっかり使われるプロダクトをゼロから作っていきたいと思います。
現在は運動療法をメインにサービス展開しているのですが、リハビリは運動療法だけで完結しません。リハビリ現場からのニーズをしっかりとらえながら、運動療法以外の分野にも進出していきたいと思います。
これは私たちの会社だけではできないことなので、医療従事者の方々と協創し合いながら、患者とセラピストのそれぞれの課題を、テクノロジーを用いて解決していきます。
(最後に読者の方にメッセージをお願いします!
みなさん一生のうちに1回はリハビリに関わると思うんです。会社の魅力にもつながるんですけど、その時にリハサクがあったからこそ救われたなっていうものを、私たちは作っていけると信じています。本当に周りの人が困ったときに、自社プロダクトがあってよかったなと思われる経験を味わいたい人がいたら、一緒に働きましょう!!