miupは東大と共同研究でAIを活用した遠隔医療の普及を目指しています。
そして、それ以外にも自社のクリニックと臨床検査センターの運営をバングラデシュで行っています。
今日は、
「なぜ医療AIスタートアップが自社でクリニックや臨床検査センターを持っているのか?」
について説明していきます。
1、miupが目指す社会
2、miupが現在行っている事業について
3、なぜクリニックや臨床検査センターを運営しているのか
1、miupが目指す社会
「世界の隅々にまで、
人に、まっすぐな医療を届ける。
それも最短で最速な方法で」
これはmiupが掲げているビジョンです。
医療をほとんど受けることができない人は、途上国を中心になんと40億人以上います。
miupは医療領域に革新を起こし、誰もが医療にアクセスできる世界を作っていきます。
2、miupが現在行っている事業
miupが現在行っている事業を3つに分けて説明します。
①クリニック、遠隔医療 (B2C事業)
自社のクリニック運営と、都会で人々への健診の宅配やチャットや電話を活用した遠隔での医療相談等をバングラデシュで行っています。
②検査センターの運営、他病院へのシステム導入(B2B事業について)
自社の臨床検査センターの運営、医療施設からの検査の受託、医療施設へのIT導入など運営システム提供をバングラデシュで行っています。
③AI医療について
③-1 AIによる健康リスク診断や健康アドバイス
ビッグデータを活用し、健康状態のリスクを可視化するシステムや自動で健康アドバイスできるシステムを東京大学と共同開発しています。
③-2 AIによる医師の診断支援
医師の思考プロセスをモデル化し、医療知識をAIに学習させることで、症状や値から疾患を推定するエンジンを開発し、診療のコスト削減を実現させます。
また、誤診や見落としの予防にも繋がることも期待されています。
3、なぜ自社でクリニックや臨床検査センターを運営しているのか?
では、なぜAI医療を目指すスタートアップがわざわざ自社でクリニックや臨床検査センターを作って運営しているのか?
理由は3つあります。
①現地の人に向けて医療サービスを届ける中で、医療従事者として信頼して貰えるようになるから
医療サービスを現地の人に使って貰うためには、現地の人からの信頼が必要になります。
全く知らない海外の企業提供する医療サービスは警戒を持たれやすく、いきなり医療AIサービスを展開しても全く使って貰えません。
②医療AIサービスを届ける上で必要なビッグデータを自社で蓄積できるから
AIサービスを展開するには、ビッグデータが確実に必要です。
そのビッグデータを自社で蓄積するノウハウはAI医療サービスにおいて重要な鍵となります。
③AI医療を展開する上での主なターゲットは貧困層だが、それだけだとビジネスとして成り立たたないから
AI医療サービスでmiupが掲げる目標は上記の通り、
”医療を受けることができない世界の隅々にまで医療を届けること”です。
そのため、このサービスでの主なターゲットは貧困層となります。
しかし、これだけでは持続可能なビジネスとして成り立たせることができません。
そのため、都市部の富裕層向けに個人訪問型健診、遠隔医療クリニックの検査受託や新設病院のラボ運営など収益が出やすい医療サービスで会社の基盤を支えることで、医療アクセスを改善する貧困層がターゲットの取り組みを持続的なものにしています。
以上、miupがバングラデシュに自社クリニックや検査センターを所持している理由でした!
miupでは不十分な医療アクセスという社会課題に対し、AIなどのテクノロジーを駆使して解決することに挑戦したい仲間を募集しています。
ご興味ある方は、是非ともお声かけください!
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