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なにをやっているのか

老舗の多いきもの小売業界のなかで新進企業としてスタートした当社は、独自の流通ラインや新しい生産システムの構築に取り組み、きもの業界のリーディングカンパニーとして発展してきました。 当社は、産地とのダイレクト・コミュニケーションが図れる体制の確立に向けた取り組みを進め、その結果、従来の固定化・複雑化した流通ラインをシンプルにすることができました。これにより、商品の調達コストの低減化を図るとともに、店頭で吸い上げた「お客様の声」をスピーディーに商品開発に反映させ、お客様に適正な価格でお値打ちな商品を提供することを可能にしました。 当社は、こうした流通革新から生まれたさまざまなメリットは、すべてお客様に還元することにより、お客様からの信頼と支持をいただきながら成長を遂げてきました。現在、きもの事業の店舗は全国に120店舗を展開するショップブランドとなっています。

なぜやるのか

みなさんは、「きもの」に対して、どんなイメージをお持ちですか? おそらく、「日本らしい」「気品がある」「粋な感じがする」というプラスイメージをお持ちである一方で、「自分で着るのが難しい」「帯が苦しい」「着ていく機会や場所がない」など、ハードルが高いイメージをお持ちであるのもまた事実かと思います。 きものは、「着てみたいけど着られない衣服」である。これが現実でした。 だからこそ、これまでのきもの業界は、「きものが好きな人」「すでに持っている人」に向けたサービスを展開してきました。結果、きもの業界の市場規模は縮小しました。 あるアンケートでは、「きものを着たい」と答えた方が9割にも上った一方、「きものを持っている」と答えた方は4割弱という結果が出ています。 つまり、世の中には、きものを求めているけれど、手に入れられていない方が数多くいらっしゃいます。 私たちは、きものを「着てみたいけど着られない衣服」で終わらせたくありません。 そこで、きものを求めているけれど、まだ持っていない方に向けた戦略を実行しています。「きものでお出かけ会」や、「着付け体験」、ショッピングモールへの出店、和雑貨販売など、きものを身近に感じていただく機会を増やしています。 この戦略を実現するには、これから入ってくる人達の発想が必要です。まだきものを着たことがない方に、きものを通じた経験価値を伝え、きものを当たり前の衣服にする。 きものにすでに慣れ親しんでいる私たちではなく、何色にも染まっていない人達の意見が、業界を、きものへのイメージを変えると信じています。 私たちの理念と方向性に共感してくれる人達と一緒に、前へ進んでいきたいです。

どうやっているのか

きものの専門店【さが美】では、お客様のニーズに合った商品を開発するとともに、きものを着る機会の提供、着付け、お手入れ、リメイクなど、お客様のきものライフに関するさまざまな商品・サービスを提供しています。 きものの専門店【東京ますいわ屋】では、「真物ーほんものー」にこだわり、 きもの文化の継承・発展を守っています。 百貨店を中心に上級者向けのステップとして幅広く商品・サービスを提供しています。 ベルーナグループの一員として、アパレルを超えて、きものを新成長産業にすべく、邁進しています!