店長経験者のホンネ、「元気寿司の店長って、思っていたよりも……」

元気寿司・採用担当の大貫です。

今日は私もかつて担当した“元気寿司の店長職”をご紹介。私自身の店舗運営管理・マネジメントといった店長業務経験を通じて、店長職の魅力や面白さを知って頂ければと思います。

――「元気寿司の店長」へとなる“道”は？

いくら経験が豊富であったり、スキルに長けていたりしたとしても、入社初日から店長というわけにはいきません。一般社員、チーフ、そして店長と段階を踏んで“店舗をまとめる仕事”に挑むこととなります。

私の場合、入社しておよそ1年でチーフに昇格。そこで店舗オペレーションに加えて、シフト作成や食材管理にも取り組み、店長になったのは入社5年目、27歳の時でした。

急に店長になったのではなく、チーフ時代に人員や食材の管理といった“店長になるための準備”ができたため、戸惑いはなかったですし、「提供する商品のクオリティを上げる」「接客力を向上させる」など、自分のやりたい事をより主体的に進められることへのワクワクが大きかった気がします。

――「店長」になって率直に感じたこと。

いざ、店長の仕事に取り組んでみて――。

チーフ時代も店舗運営に携わっていたとはいえ、やはり“多くの人を束ねる”難しさは改めて感じましたね。

当時のエリアマネージャーに相談したり、近隣店舗の店長とも意見交換をしたり、試行錯誤の連続でしたが、一番に心がけていたのは「店舗スタッフの声をしっかり聞いて、吸い上げる」ということ。やはり人対人、話してみない事にはわからないというのが、シンプルな結論でした。

と、ここまで読んで「飲食店の店長って、板挟みになる場面も多そうだし、何だか辛そう」という感想を持った方はいませんか？　もちろん全てが簡単とは言いませんが、「誰もが初めて経験することだし、決して難しく考える必要はないよ」というのが、店長を経験した私の偽らざる気持ちです。

店舗スタッフとのコミュニケーションも決して理屈だけではなく、時間をかけることで良くなる部分もありますし、頭で考える以上に“行動を増やす”ことも必要だと思います。

――「店長」にしかできない事は数多くある！

簡単ではない部分を感じた一方、「こんなところを改善したい」と以前から考えていた店舗運営のアイデアを形にできる面白さも実感できました。私の場合、「提供時間を早くするために、食材のレイアウトを変更しよう」「お持ち帰り商品の“見た目のクオリティ”を向上させよう」など、普段から考えていたことを実行に移せたのは満足度が大きかったです。

また売上予測を立て、運営計画を組み立てることができるのは、店舗では店長のみ。

立地に加え、季節にも天候にも周辺エリアの催しにも売上は左右されます。自ら予測を立て、スタッフの配置を決めるといった施策が“ハマって”大きな売上や利益を達成した時には、今まで大変だったことを忘れてしまうほどの喜びを得られました。私の場合、繁忙期間のお持ち帰り販売数で全国一位を獲得して表彰された時には、言葉にできないくらいの充実感がありました。スタッフ達とも喜びを分かち合えましたね。

――自分だけの“武器”を見つける事が大切！

また、店長がキャリアのゴールではない点も元気寿司の特徴といえます。

私の場合は採用担当へと進みましたが、複数店舗を統括して営業部長へのつなぎ役となるスーパーバイザーを目指すことだってできますし、トレーナーや商品部だって目指せます。

「ずっと店長を続ける」という選択肢も含め、先を考えられるからこそ、今を充実させられる部分もきっとあると思います。

そこで一つアドバイスしたのは、「自分自身の芯となる譲れないこだわりを見つけて欲しい」ということでしょうか？　決して入社初日から目標が具体化していなくても大丈夫です。勤務を重ねる中で「この作業は楽しいな」、「店長みたいにシフトを組んで、店舗全体をマネジメントしてみたいな」など、見えてくるものがあるはずです。

そして生まれた“こだわり”こそ、あなたがキャリアを重ねていく際の“武器”となってくれるはずです。

――やってみれば、想像を超える体験ができる！

私の事でいえば、アルバイトとして『元気寿司』に入り、当時の店長に「社員になってみたら？」と声がけしてもらい、まさに人生が変わりました。店長には、そんな誰かを支え、導くチカラだってあるものなんです。

「責任者って大変そう」といった誤解だけで、魅力ある店長という仕事を避けないでもらいたいです。

働き方もいろいろですし、時にはチーフを入れ替わって店長が早くに帰宅することも。当社も年間休日が108日から115日にまで増えるなど、労働環境は劇的に改善しています。

「自分に店長なんて務まるんだろうか？」という不安を感じる必要はありません。元気寿司の店長はその大半が未経験スタート。段階的に店舗運営に携わることもありますし、初めて挑む気持ちに寄り添える先輩もたくさんいます。

「いざやってみたら、思っていた以上に面白い――」

それが、元気寿司の店長職です。