なにをやっているのか
>>農業・流通・食の循環をめざして
私たちが扱っているのは、創業当時から一貫して、天からの恵みである野菜や果物。
49年前、店舗を持たずに、
京都のある地域をトラックで周って商売する「周りの商売」をやっていたのが、私たちの会社の始まりです。
現在は、
□流通事業:青果専門店「京都八百一」を全国に38店舗展開する中核的事業です
□農業事業:全国5か所の自社農場で作物の生産を行っています
□食事業:自社で野菜の下ごしらえ・調理を施した「クック1/2」や「お惣菜」などを扱っています
の、3つの事業を展開しています。
2022年4月には、
六次産業の実現を視野に入れた食の複合施設、「京都八百一郷蔵前」がオープンしました。
その場にある農場で生産された食材を使い、お菓子や野菜ソースを作ったり
レストラン運営を行っています。
また近い将来、自然の中でさまざまな体験学習ができる森林公園の運営も予定しています。
50年先も100年先も『八百屋さん』であり続けたいという思いを持ちながら、
時代に対応しながら新たな形へと変化し続けることも厭いません。
「農業」、「流通」、「食」の3つの事業の相乗効果で
「食」の大切さを伝え、より健康で豊かな食卓、そして生活を支えます。
なぜやるのか
>>ものの本質を伝えたい
私たちが展開する「農業」、「流通」、「食」の3つの事業全てに、
「農業…育てる心」、「流通…繋げる」、「食…思いやり」というそれぞれ使命や役割があります。
売り手や買い手優先ではなく、できるだけ自然や作り手に寄り添い
「今、おいしいもの」「今、旬のもの」を、適正・適切な価格でお届けしています。
今日、野菜や果物などの生産の過程を知る機会というのが少なくなっていますが、
我々はこの過程を知り、その価値を伝えていくことを大切にしています。
まず農場での研修により、「販売しているもの」がどのように生産されているのかを知る。
材料から自社農場で生産して加工、販売まで行うことで全ての工程を知る。
そして、研修で知ったことをお客様に伝えながら販売の仕事を行います。
栽培過程を少しでも知り、生産者の思いと消費者との間を「つなぐ」。
野菜、果物という、なくてはならないもので命を「つなぐ」。
食べる人のこと思い、本当の美味しさを味わえる食卓に「つなぐ」。
これが私たちの使命であり、役割です。
どうやっているのか
>>私たちの三大精神
三大精神とは、八百屋のお仕事をする上で八百一が大切にしている考えです。
●八百屋の精神…労をいとわず、お客様の役に立つ行動が咄嗟にとれること
●御駄賃の精神…報酬は期待以上のサービスをした対価としていただけるもの
●御用聞きの精神…お客様の想いを察し、先回りしてお役に立つこと
この考え方を仕事に活かし、店舗での業務を行っています。
・お買い物が楽しくなる店舗づくり
天候や季節、お客様との会話からヒントを得て仕入や売場レイアウトを考えていきます。
お客様が買いたくなるようなきれいな陳列や種類豊富な品揃え。
野菜のプロである私たちだから伝えられる「生きた情報」でお客様に合わせた商品選びのお手伝いしていきます。
・接客販売に特化したプロジェクト
昨今、買い物の仕方が大きな変化をしていく中で新鮮な商品だけでは生き残れません。
私たちは「人」の部分を大事にしてきました。同じ商品でも「○○さんから買いたい!」と思って頂けるような接客を目指してプロジェクトが始まりました。日々の生活の一部として八百一が必要とされるようにお客様に寄り添った接客をしていきます。
・店舗評価制度
「チームで店舗を経営すること」を目的に始まった制度です。
正しくお客様に役立つ店舗運営ができたか、店舗の売上や商品ロス削減の目標を達成したか等の観点で評価基準を定め、月ごとにきちんと結果を振り返ります。評価の良かった店舗のメンバーにはインセンティブが支給されるので、モチベーションアップにもつながります。
チームで一丸となり目標に向かって取り組むことで一人一人が今できる役割をしっかり考えて動き、店舗の意識向上やチームワークを養っています。