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なにをやっているのか

企業間取引のサプライチェーン全体をDXする統合型クラウドプロダクトとして、カルテ・デリバリーの2サービスを展開。
「現場の一次データ」を取得し情報値化することを見据えて、この事業フェーズからサービスづくりをしています。
私たち株式会社knewit(ニューイット)は、サプライチェーンにおける統合型クラウドサービスを運営している企業です。 企業間物流における統合ビジネスプランニング(IBP)とソフトウェアをかけ合わせ、アナログな物流業界の改革を目指しています。 ◆ ニューイットカルテ 運び手が配送時に必要な情報を可視化した、納入先情報のクラウド型一括管理サービスです。 配送現場では住所以外の情報(例えば、広大な配送先の敷地内の地図、細かな納入の手順、待機場所、制約が多い荷扱の方法など)が非常に重要ですが、これらは一部のドライバーしか知り得ないような暗黙知になっています。これらをカルテとして常に閲覧可能な形でDB化しておくことで、ドライバーが初めてその案件を担当するときや納入内容の変更時も、ミスなく業務を遂行することが可能です。 また、契約時の情報と現場実態の乖離を把握する「実態把握」機能も付随して存在。これにより、例えば「荷待時間が30分以下の契約だが3時間以上かかっている」等の実態乖離を把握・分析することで、現場のBPR(業務プロセス改善)を推進することができます。 ◆ ニューイットデリバリー 荷主×協力会社の、企業間連携プラットフォームシステムです。 配送手配のやり取りは未だFAX・電話のやり取りがスタンダードになっており、それ故に現場の作業工数の圧迫や、関係者間の情報共有が困難になっています。配送手配時の案件情報をデリバリー上で一元管理し、システムを介してコミュニケーションを取ることで、業務効率化と属人化撤廃を同時に実現します。 同時に、プロダクト上で最適な配送計画立案のサポートが可能になる機能や、配送案件の分析機能も備えており、熟練の経験者以外も業務を遂行することができます。 ◇ 今後の展望 ◇ 導入企業の業務改善に貢献するだけではなく、得たデータを活用したソリューションも開発したいと考えています。データがあれば、それを応用して自動運転技術の元になる土台づくりや、積み下ろしのロボットの製作、トラックの走るルートを決めるアルゴリズムなどを手掛けることも可能。地道な営業活動の先には、このような未来が待っています。「整理されていない情報」をデジタル化し、ものを運ぶプロセスの技術革新につなげていく所存です。 ▼ 資金調達を実施および正式サービス開始日を発表  https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000112491.html ▼ 企業間物流管理システムが浜松市のサポート事業に採択  https://www.lnews.jp/2023/03/p0328502.html

なぜやるのか

「住所の先にある情報」は、担い手の中でブラックボックス化されており、属人化された領域。
次世代のサプライチェーンの構築を目指して日々事業に向き合っています。
ー ビジョン 「みんなで届ける世界を作る」 現代の物流業界は、頼み手(生産者)と担い手(運送/保管/加工等)の連携性が乖離しています。高度経済成長期に企業がものづくりに集中するなか、物流が外部委託された経緯があるからです。本来は仕事を頼む企業も、物流の効率化を一緒に考えることが理想的です。 連携が難しい原因の一つは、配送ノウハウが属人化されてしまっていることです。 企業間物流では制約条件や細かなニーズがあり、「住所の先」にある「行先詳細情報(個別納入先毎の情報)」を把握しないと安全・正確に納品することができません。しかしながら、そのような重要情報は暗黙知化されていたり、アナログな方法で管理されているのが現状です。 その結果、『伝える手間』『教える手間』『まとめる手間』が発生しており、他社連携どころか、自社内の物流網にもドライバーと納品先の紐付きが固定される属人化が進んでいます。 私たちの事業を通じて、「プライベートな情報」を「パブリックな情報」に変え、頼み手と担い手が相互に連携し合う世界を作り、強い物流網を構築していきます。 ◇ 起業に至る経緯 ◇ 代表の小川は、大手総合商社で働きながら、日本を代表する企業のサプライチェーンに関わるプロジェクトに従事していました。データを活用した顧客の受発注オペレーションの見直しや物流改善プロジェクトに参加する中で、十分なデータがないと抜本的な改善が難しいと感じるようになりました。 しかしながら、サプライチェーンが複雑化・巨大化する現代において、その全ての情報をデータとしてシームレスに結びつけることは非常に困難です。また、実際には、サプライチェーンを支える各人のノウハウや経験に依存していることが多く、この人しか「知らない」情報がサプライチェーンの鍵となることも少なくありません。 サプライチェーンは、どのような形であれ、私たちの生活を支える偉大な存在です。 労働人口が減少する現代において、より強靭なサプライチェーンを築くことは避けて通れない課題です。 一方で、課題の根深さや事業ドメインの深さ故に、2024年問題を迎えた中でも、未だ抜本的な業界変革は生み出せずにいます。 解くのが難しい課題だからこそ、その課題に挑戦し、サプライチェーンに真に向き合い、サプライチェーンを支えていく存在でありたいと思い、knewitを創業しました。

どうやっているのか

商社、IT、SaaS、BPRコンサル、食品系など多様なバックグラウンドのチームで組成されています!
5兆円マーケットの調達物流領域を起点に、中長期では多角的なサービス展開を目指しています。
ー 領域特化で勝つ。 私たちの強みは、24兆円の物流業界の中でも、5兆円市場の「調達物流領域」に特化している点です。 この調達物流領域は「原材料が完成品メーカーに届くまで」であり、商社がサプライチェーンを管轄しています。非常に専門的な知見が必要とされる領域のため、参入障壁が高く、競合プレイヤーが少ない領域です。 しかしながら、当社は商社バックグラウンドを持ったサプライチェーンの知識が豊富な社員で多く構成されており、事業ドメインに明るい創業メンバーでプロダクトを開発・展開しています。 ◇ 多様性あるチームで ◇ 現在は業務委託も合わせて16名。商社以外にも、ITバックグラウンドを中心に多様性ある社員が在籍しています。 最も大事にしていることは「現場主義」。サプライチェーンに詳しい人も詳しくない人も、全員で現場の一次情報から事業をつくるという強い気持ちで、日々取り組んでいます。 カルチャーは、仕事をやるときはやる、ふざけるときはふざける!とメリハリを効かせて仕事に向き合っています!