老朽化したITシステムを使いづけることに警鐘を鳴らす「2025年の崖」、活用する以前にかかる人とコストで進まないDX。ビッグデータ活用できる新システムを開発し、中小企業のDX推進の課題解決へ
私たちが展開しているDATA Fabricシリーズ製品「Mashu」とは
多くのお客様から寄せられる社内にあるデータが散在していて使いづらいという課題を解決すべく、「Mashu」はリリースされました。SaaSである「Mashu」は、利用するためのサーバーなどのコンピューティング資源を用意する必要も、導入や運用・保守などの作業も発生しないため、短期間で本格的なご利用が可能です。
発売年月日:2023年8月4日
詳細URL:https://services.robon.co.jp/fabric
解決できる社会課題について
経済産業省は、2018年9月に「DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~」によって「2025年の崖」問題を提唱しました。ここで提起された大きな4つの課題、
(1)明確なビジョンと経営戦略の不足
(2)既存システムの老朽化、肥大化、複雑化、ブラックボックス化
(3)IT人材の不足と既存システムの運用・保守に割かれてしまう資金と人材
(4)ユーザー企業のベンダー企業への丸投げとベンダー企業の低位安定
は、2022年7月の「DXレポート2.2」においても変わらず、2023年3月刊行のIPAによる「DX白書2023」のサブタイトルは『進み始めた「デジタル」、進まない「トランスフォーメーション」」』となっています。
当社は、これら4つの課題の真因は(2)の既存システムのレガシー化であるととらえ、この問題を人材と資金ではなく、最新のデジタル技術によって「たとえデータがバラバラでも『欲しいデータを』『欲しい時に』『欲しい場所で』」というData Fabricのコンセプトを実現することで解決していきます。
メタデータ管理サービス「Mashu」を使えば、ユーザー企業内の全てのデータベースのデータの定義をメタデータとしてデータベースから直接取り込み、取り込んだメタデータを全文検索することで、欲しいデータが、どのデータベースのどの場所にどのような形式で格納されているか見つけることができます。
多くの企業で、データ活用をしようとしたときに、「どこに何のデータがあるのかわからない」、「データがどのような形式やルールで管理されているのかわからない」 と言った声をよく聞きます。
レガシー化、特に2020年以前からのシステムを利用している企業は、企業内にどのようなデータが存在しているかわからないために、ビジョンや経営戦略が打ち出すことが困難になっています。仮に打ち出せたとしても、DXレポートの指摘のとおり、曖昧なものになってしまっています。
企業内の全てのデータが見える状態で、具体的なデータからボトムアップの視点も取り入れながら、より明確なビジョンや経営戦略を検討することで、日本におけるこの5年間の進まないDXを推進することができると考えています。