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ヒガノの縁の下の力持ち「経営管理部」とは?一品一葉のものづくりを可能にしている理由がこの部署にあった。

ヒガノは2021年の社長交代を機に第二創業を掲げ、上場企業のような高いレベルとスタートアップのようなスピード感のある経営を目指しています。能動的にスピード感を持って活動できる組織に変革するべく、積極的に中途採用も行っています。今回は、経営管理部・部長の野尻さんにインタビューしました。

◆野尻隼平 経営管理部・部長

——はじめに、経営管理部の主な業務内容についておしえてください。

経営管理部は、製造を補助する「管理部」と「経営企画」が合わさってできた部署になります。一般的な生産管理部と購買部が持っている機能を担っていると想像していただければと思いますが、少し特殊な面もあります。

ヒガノは一品一葉のものづくりをしているため、物件毎ごとに手配内容が異なります。例えば、元々「管理部」が行っていた製造を補助する業務は、図面から必要な材料や、自社工場で加工できない部品を拾い出し、適切な協力業者様へ発注や出荷手配等が挙げられます。一見、単純な業務に思えるかもしれませんが、同じ穴あけや曲げでも板の厚みが1㎜変わるだけで加工方法が変わりますし、発注した材料の納品が早過ぎた場合、金属が錆びてしまったり保管場所に困ることもあります。当然、発注が遅過ぎると製造部が予定していた作業工程を組み替えることになります。

なので、私たちはいつも

  • 何をどう加工したらいいか?
  • 何がどれくらい必要か?
  • 何をいつまでに発注すれば製造部がスムーズに生産に取り組めるか?

などといったディテールに日々真剣に向き合う必要あります。製造部のような手先の器用さは必要ありませんが、これも一種の「職人技」だと思っております。

また、今期からはQCD(Quality・Cost・Delivery)の追求も行っております。「顧客志向(高品質・短納期)」や「持続可能なものづくり(利益の追求・環境への配慮)」を実現すべく品質監査対応、製品品質向上を目的としたアクション、粗利改善、生産管理システム導入による生産計画の見える化など業務は多岐に渡ります。ヒガノが創業から70年かけて培ってきたものづくりノウハウを活かしつつ、より大きな価値を全ステークホルダーへの還元を実現していきます。

——「職人技」という言葉がぴったりです。ヒガノの今と未来を左右するような重要な取り組みを日々行っているということが凄く理解できました。また、経営管理部主導でDX化を進め、生産計画の見える化などに尽力していただいていますが、部署内やメンバーについて是非教えてください。

経営管理部は総勢6名おり、年齢構成としては50代2名、40代1名、30代3名でバランスのいい部署です。50代のメンバーの一人が率先していじられキャラを買って出てくれており、それだけで場が和らいでいるのではないかと感じております。業務でわからないことがあれば、先輩方はいつでも手を止めて相談に乗ってくれますし、必要であれば1~2時間説明+実践演習をしてくれます。

——6人全員個性強めのチームですが、協調性に優れているせいか凄くまとまっている印象があります。チーム内はとても良い雰囲気ですが他部署との関りなどいかがでしょうか。

受注~出荷手配を受ける関係上、営業部・技術部・製造部と主に関わりが多いです。

営業部から受注になった製品の製作依頼を受け納期の調整を行います。そして、技術部から受け取った図面を元に発注手配を行い、一番密に連携する製造部とは製造工程の指示や外注手配の時期のやり取りなど行っています。

——ヒガノ製品がスムーズに世に出ていくためには、部署の垣根を超えた卓越したチームプレーが如何に重要かということですね。会社全体を巻き込みながら3年前から様々な改革を行われていて大変なこともあるかと思いますが、野尻さんのモチベーションは何でしょうか?

月並みですが、仕事をすることによって成長できることでしょうか。これまで向き合ってこなかった状況・シーンと対峙し、判断を重ねてきたことによって、この1年という長いようで短いスパンで比較しても、自分の価値観は大きく変わったと思っております。3年前の自分なんかと比べてしまうと全く別人になっているはずです。

——かっこいい・・・!自分の成長を実感できるのは日々誠実に仕事に取り組まれている証拠ですね。成長する上で修羅場も多くくぐってきたとお察ししますが、仕事を通して得た教訓などあれば教えてください。

理想と現実の差に目を向けるだけでなく、過去から現在への成長に目を向けることも大事。ですかね(笑)

——野尻節・・・ありがとうございます(笑)。成長過程に目を向け、そこをしっかり評価することは理想を追い求める上でも大切ですよね。 ヒガノでの仕事を通して日々バージョンアップされている野尻さんですが、ヒガノの最大の魅力は一言で表すと何でしょうか?

最大の魅力は、「望めば経験できる環境がある」という点に尽きるのではないでしょうか。ベンチャーがどうかは正直わかりませんが、大企業なら40代にならないとできないようなことを、ヒガノなら20代で経験できます。

——確かにそんな成長機会を提供してくれる会社って実際は多くないですよね。ヒガノは「興味・やる気」を尊重して仕事を任せてくれるので想像以上の経験が積める環境ですし、野尻さんはまさに体現されているので説得力があります。レベルアップできるチャンスが多い環境ですが、どういう方がヒガノにマッチすると思いますか?

  • 自責で考えられる方
  • メンタルをコントロールできる方
  • ポジティブな方

第二創業のヒガノには必要不可欠な要素であり、仕事はチームで行うものなので、お互い良い刺激を与えながら切磋琢磨できるような方に来ていただけると嬉しいです。

——ありがとうございました。ここまでお読みいただいた読者の方もありがとうございます。


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